デ杯ワールドグループ2回戦 日本対チェコ。
本日2日目のダブルスが行われ、添田くんは結局出場しませんでした。
日本チームは予定通り伊藤選手内山選手ペア、かたやチェコは今日で決着を付けるべくステパネク・ロソルペアに変更。日本は大健闘したものの3セットで敗れ、日本の敗退は決定しました。
それでも、昨日の2試合含めて、本当にいい試合ばかりでした!
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今日の試合開始前、「Davis Cup Commitment Award」の表彰式が行われ、添田くんが表彰されました!
今日はそのことについて書きたいと思います。
1月下旬にデ杯のニュースページ(日本のではなく公式の方)でそのことが紹介されていたのですが、それについて書くタイミングを失い、結局今日になってしまいました。
この賞はチームのレベルに関係なく、長年に渡ってデ杯チームに貢献してきた選手を称える賞で、今年は、ワールドグループの選手だけではなくアジア・オセアニアグループ2のクウェートの選手などもラインナップされていました。
具体的には今回対戦中のチェコチームから長年チームの要として活躍しているステパネク、2月に対戦したカナダのダンセビッチ、スイスチームからはバブリンカなど、今年選ばれたのはわずか7人。
添田くんはこれまでシングルスで23勝を挙げていて、これは日本では鈴木貴男選手、福井烈氏に続く歴代3位なんだそうです。
プロ転向3年目の2005年にデ杯メンバーに初めて選出されて以降、翌2006年から1月のカナダ戦まで日本チームが戦ってきた20ラウンドのうち、欠場したのは2009年のアジアオセアニアゾーン2回戦・ウズベキスタン戦のただ1度だけ。今年含めると9年間、ほとんど欠かさずチームの一員であり続けたのです。
もちろん、結果ではチームに貢献できなかったこともありました。それでも、近年の日本チームには実力面も含めてこれだけ継続してデ杯に貢献してきた選手は他にいないし、スタッフも含めて、ここまで長きに渡ってメンバーであり続ける人はそういないのではないでしょうか。
そして、おそらく日本から選出される選手も当分は出ないのではないかという気がします。
トロフィー授与に続いて行われたスピーチでは、数日前までこの賞を受けたことを知らなかったことなどを語っていました。(すみません、少し感極まっていて内容を全く覚えておらず・・・)
それならば、もっと早くそのことを書けばよかった・・と少し後悔しています(笑)
でも、少しというかとても悲しいことに、この賞のことを未だにどのテニスメディアも取り上げていません。
もちろん試合期間中は出場する選手や試合が優先なのは頭では分かっているのですが、例えばFacebookやTwitterで紹介してもいいのにな・・と思うんです。それなりの数のカメラが撮影していたので。。
でも、デ杯の公式(日本ではなく世界の方)はギャラリーにとても素敵な集合写真を上げていました!
だからこのブログでは、他でいくらでも読める試合のことではなく、この賞のことを書こうと思います。
ちなみに、観戦仲間さんに聞いたところによると、表彰式の最中、錦織選手やダニエル太郎選手が添田くんのことをiPhoneで激写していたそうです(笑) そして添田くんのことを見守るチームのみんなが嬉しそうだったとも。。
そのことを聞いてチーム中での信頼の熱さを少し垣間見ることができて、すごく温かな気持ちになることができました。
日本チームは今日で破れてしまいましたが、初戦を突破しているので、来年もワールドグループとして戦うことが決定しています。
もちろん添田くんにはこれからもチームの柱そしてシングルス2として活躍し続けてほしいと思う一方、今回のチェコ戦はトップ2選手が稼動できないという予期せぬ事態があったものの、若手選手などの思い切った起用はある程度の手ごたえを感じられたのではないかと思うし、近い将来、チーム力向上のために布陣も変わっていくんだろうと思います。
でも、この賞はお疲れ様賞では決してない。
私はそう思っています。
こういうことを書くとものすごく悲しくなってくるので、来年もチームの柱としての活躍を期待したいと思います!で締めくくりたいと思います。
Davis Cup Commitment Award受賞おめでとうございます!
昨日、有明で受賞式を観てきました^ ^
スピーチを聞きながら、長い長いデビスカップの戦いを思い出しました。アウエーの大変さも語ってましたよ。
今回、サポートするのもしんどかったのではないかと思うほど、顔色が悪かったですね。確かにむくんでました。
しっかり体調を整えて、次の戦いに向かって欲しいです。
のるのる
2014年4月6日 11:01 AM