2015シーズン終了。本当にお疲れさまでした!
2015年11月27日
更新遅くなってしまいましたが、豊田チャレンジャー昨日のシングルス2回戦は、3-6で落としたところで突然のリタイア。。
予想外の形で2015シーズンが終了となりました。
相手のTucker VORSTERは198センチの超長身で、予想通りというかビッグサーバーでした。ワイドに打ってきたサーブに添田くんは一歩も動けないことが多く、リターンさえできないことが多かったのですが、それ以前にストロークで信じられないような簡単なボールをネットしてしまうことが多く、ライブストリーミングで見ている印象でどこか気持ちが入っていないように見られました。
時々思い出したようないいボールを打つこともあるのですが、それも続かない。。
そして、相手がサービングフォーザマッチをほぼサーブだけでキープし、ベンチに戻った添田くんは飲みものを少し飲んだところで突然主審台に歩み寄り、何か話をしていると事情に気づいた相手選手がやってきて握手。
それまでにメディカルタイムアウトも取っていなかったので、その時はただただ茫然・・・といった感じでしたが、現地で試合を見ていた観戦仲間さんによると、最初から覇気がなく体調が悪そうに見えたということでした。
このところ急に気温も下がったこともあるし、体調を崩してしまったのかもしれません。
相手選手はサーブはとてもいいものの、ストロークは昨日の添田くん並み(こういったら失礼ですが)で、いつもであればそこからでも巻き返しを狙ったのかもしれませんが、昨日はとてもそこまでやりきれる自信がなかったのかもしれないですね。。
4連戦、そして12週を振り返って
全日本から兵庫、慶應、豊田と戦い終えて、シーズン最後の心身一番タフな時期に本当に4週間よく戦い切ったと思います。
一番最初に気持ちの一番のピークを合わせたであろう添田くんが、その後3週間どこまで戦うことができるのか、内心余り期待はしないでおこうと思いながら観ていました。
全日本では決勝で内山選手の覚醒したかのような素晴らしいプレイに屈しましたが、それまで選手達のMAXのテニスをひたすら受け止め続けて準優勝。
全日本の直後で最も反動の大きそうな兵庫チャレンジャーは、準々決勝で後半失速してしまったもののベスト8。
地元の慶應ではエブデンに嬉しいリベンジ勝利も果たしてしっかり準優勝。
そして、決勝での全身全霊のプレイの末競り負けてしまったことで、ここで緊張の糸が切れてもおかしくなかった今週は1回戦で内山選手にしっかりリベンジ勝利を果たしました。
今思えばですが、内山選手との試合も簡単なミスが多く、どこか波に乗れていないような印象があり、すでに体調はよくなかったのかもしれません。それでも勝利を収めました。
このチャレンジャー3連戦では、エブデン、ダニエル選手、西岡選手、内山選手といった絶対に負けたくない選手と繰り返し対戦し、何度もピークを作ってはまた作り直すことの繰り返しだったと思います。
そして、どういう理由かは分かりませんが、今年はこれまでと遠征の仕方を変え、3週遠征に出て1~2週休むというペースを一貫して貫いてきましたが、今調べ直したら、実は、全米予選の次に出場した9/7週の上海チャレンジャーから今週までの12週、試合に出なかったのは9/21週と10/26週のたった2週だけなんです。
体力の回復の早い若い選手でさえこの移動と試合を繰り返す過密スケジュールは心身本当にタフなんじゃないかと思います。全米以外はアジアだけでしたが、それでも喘息の不安を抱える選手として、繰り返す長距離移動、空気の悪い中国などリスクと不安は少なくなかったはずです。
その中で、特にケガもなく10大会を戦い抜きました。
31歳という選手にとって、このこと自体がとても大事なことだと思うんです。
そして、100位台前半にいる選手として本来目指すべきであろう全豪オープンの本戦ダイレクトインへの可能性を厳しくするリスク承知で決めた最後の4連戦。結果、それを叶えることはできませんでしたが、全日本を含めてこの4大会、そして11週の連戦で得たものは少なくないと思うし、これからそれを振り返って自分で見つけてほしいとも思います。
来年また気持ちを新たに、今までと同じことを繰り返すツアー生活であったとしても、そこに何か感じながら戦っていくことができるんじゃないか・・・そう信じてやみません。
締めくくり、豊田チャレンジャー8強
ということで、これからはイベントやスポンサーまわりなど、日頃できない仕事も多くあると思いますが、ひとまず待ちに待ったオフシーズン!
まずは少しの間だけでもテニスから離れて気持ちと体をゆっくりと休めてほしいと思います。
2015シーズン、本当にお疲れさまでした!!!!!
そして、豊田チャレンジャーは今日準々決勝が行われますが、伊藤選手、杉田選手、西岡選手、そして本戦ワイルドカードの片山選手が勝ち残っています。
ここまでの兵庫、慶應では日本人選手が決勝まで残り、大会側・観客にとってもとても嬉しい展開になりました。
今週もそれが実現するといいですね!
【今季最終戦】豊田チャレンジャー、初戦は明日NB16:30より
2015年11月23日
色んなことがあった2015シーズンも今週でいよいよ最終戦。
豊田チャレンジャーの本戦が今日からスタートしています。
昨日の決勝後の夕方、慶應大学庭球部監督の坂井利彰氏のTwitterでご本人と学生たち、そして添田くんが一緒に写っている写真がアップされていました。
interview with go soeda pic.twitter.com/XASIIm1vOZ
— 坂井利彰 (@sakai_toshiaki) 2015, 11月 22
どういう形でなのかは分からないですが、外部でもインタビューを読める機会があるといいなぁ。
そして、豊田現地に入っている観戦仲間さんが、今日会場で元気に練習している映像をシェアしてくれました。
豪くん豊田で慎ちゃんと練習中! pic.twitter.com/O8MPrFydtk
— アユミ☆Ayumi (@ayumingo1014) 2015, 11月 23
昨日の決勝戦は、3日連続でのタフなカードの最後力尽きるような恰好で崩れて敗れてしまいました。
精神的にガックリきてしまっていたとしても仕方ないかな・・と思いつつ、泣いても笑ってもこの大会が終わればオフに突入。
あと1週間、どうか力を振り絞って頑張ってほしい!
試合情報
1回戦は明日組まれ、相手は内山選手(234位)になりました。
全日本決勝カードの再現です。実は慶應チャレンジャーでも両者が1回戦を勝てば2回戦で当たることになっていたのですが、内山選手がLEE Duckhee選手に敗れこのカードは実現しませんでした。
豊田はインドアカーペットで非常にコートが早く、初戦で当たるにはなかなかイヤな選手だと思いますが、添田くんは兵庫チャレンジャーで敗れた翌週の慶應で、高い集中力をキープして西岡選手にすぐさまきっちりリベンジ勝利を収めました。
今回もリベンジを期待しています!
試合は明日のコート2で16:30以降開始に組まれていますが、前の試合の進行具合でずれ込む可能性もあります。
他の日本勢ですが、なんと全ドローの約半数にも及ぶ15人が本戦に名を連ねました。
伊藤選手(第2シード)、杉田選手(第5シード)、西岡選手(第7シード)、守屋選手、関口選手、竹内選手、
綿貫(裕)選手(本戦WC)、吉備選手(予選突破)、綿貫(敬)選手(予選突破)。
そして、本戦WCの片山選手と予選を突破した明治大学の諱五貴選手が今日の1回戦に勝ち2回戦に進出しています!
(本戦WCの越智選手と福田選手は本日1回戦で敗れています)
>>コート1とセンターコート(コート2)のみ、ライブストリーミングあり
===おまけ===
絶賛添田グルメ探訪 第2回: うなぎ料理 吉野屋(愛知県安城市)
豊田チャレンジャーに観戦に行かれる方、よろしければついでに行ってみてはいかがでしょうか?(^^
出し切った準優勝!
2015年11月22日
先ほど慶應チャレンジャーの決勝戦が終わりました。
4-6 6-3 6-3 でダニエル選手が逆転で勝利をおさめ、慶應チャレンジャー初優勝です。
おめでとうございます!
ダニエル選手はこれで明日付けのランキングで93位か94位に。まだ来週の試合もありますが、これで来年の全豪オープン本戦ダイレクトインは決定です。
試合内容
初対戦となった今日の試合は、攻める添田くんと守るダニエル選手との根くらべのような展開で、添田くんは昨日のエブデン戦を上回るようなアグレッシブなテニスで、ベースラインからコート奥深くに打ち続けるということができていました。すごいスピン量のボール相手にそれをやり続けるのは本当に難しいことだと思います。
ファーストサーブも第1セットから順に68%、74%、71%とこんなこと今まであっただろうかというほどの安定感。
ダニエル選手のリーチを生かした鉄壁な守りと、チャンスと見るや繰り出す早い強打のバランスは本当に素晴らしく、ミスになったとしても自分から仕掛ける姿勢を貫いた添田くんも本当に素晴らしかった。
決勝戦にふさわしい、両者の持ち味を出し切った本当に面白くいい試合でした!
試合は負けてしまいましたが、自分のやるべきことを一貫して、諦めることなく最後までやり続けました。
もちろん惜しさはあるものの、これで勝てないなら仕方ない・・・と、どこか納得できる内容でもありました。
個人的な予想ですが、添田くんは、昨日のエブデン戦にひとつのピークを合わせていたのではないかと思います。そして、その前にはすでに先週の兵庫で敗れていた西岡選手へのリベンジというミッションも果たしました。
決勝という舞台であったこと、同じナショナルチームの後輩選手への意地もあったかもしれませんが、その上で、翌日にまた同じレベルで試合をすることができました。
結果は本当に残念だけど、最近の大きな問題として立ちはだかるチャレンジャーにおけるモチベーション問題に答えがあるとするならば、一戦一戦、目の前にいる選手に全力で立ち向かうこと。
なんとなくですが、ようやく光が見えてきたような気がします。
気になる全豪オープン本戦入りは?
これまであえてポイントのことには一切触れてきませんでしたが、今日の負けをもって来年の全豪オープンは予選からの出場となることが決まりました。
明日付けのランキングは131位(今週から急落しますが、去年の豊田優勝ポイントが今年はここで失効になるようです)、来週仮に優勝できたとしても115位近辺までしか上げられないので、これではさすがに難しい。。
先週の兵庫でベスト8で敗れたことで、ダイレクトインのための唯一の可能性は、今週と来週の豊田で両方優勝することのみ(それでも前後選手のランキング変動、上位選手の欠場次第というかなり際どい条件はあったのですが・・・)でしたが、全日本から4週連続出場でさすがにそんなことできるわけがないと思っていたのと、大切なのは目先のポイントのことではなく、来年も続いていく戦いの中で、どうすれば浮上のきっかけをつかむことができるか。
添田くんが全日本に出場した時点で、そういう考えを本人が持っているのだろうと思ったので、私も全豪のことは考えずにいようと思いながら応援していました。
そういう意味で、今週の慶應チャレンジャーは、連戦の中でもテニスと試合への臨み方、そして結果が全て伴った大きな意味のある大会になったような気がします。
試合後のコメントなど出て来たら、この記事に追って追記します。
今季も残すところあと1大会!
今シーズンも明日からはじまる豊田チャレンジャーを残すのみとなりました!
全日本から3週間休みなく、これまでダブルスも含めると15試合以上こなしています。心身的にはギリギリのところにあるかもしれませんが、とにかく無理なく、元気にあと1週間頑張ってほしいと思います。
豊田チャレンジャーは去年優勝した相性のいい大会だし、自分がどういうテニスをすればいいのかは明確に分かっているはずです。
豊田の本戦ドローはすでに出ていますが、別の記事でまた書きたいと思います。
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