今季2度目のCH決勝進出!明日はダニエル太郎選手と日本人対決

先ほど、慶應チャレンジャー準決勝が行われ、7-6(2) 6-4 のストレートでマシュー・エブデン(107位/オーストラリア)を下し、今シーズン2度目となるチャレンジャー決勝進出を決めました!!!!!

個人的には決勝云々というよりも天敵エブデンについに勝てたことが何より嬉しい(T▽T)(T▽T)(T▽T)

映像や現地でご覧になった方も多いと思いますが、まだの方はぜひこちらを!


第1セットでは、第3ゲームでエブデンが2本のダブルフォルトを含め簡単なミスでゲームを落とし、添田くんはほとんど何もしないままリードをもらう格好となりました。
今日は今週の中で際立ってボールコントロールが素晴らしかったように思います。ラリーの中から厳しいところにどんどん自分から仕掛け、そのボールがコートの中に見事に収まるし、粘って粘って相手のミスを引き出したりと攻守ともに本当に素晴らしかったです。
簡単なミスもほとんどありませんでした。
このセットはスコアの上では競っていますが、スタッツを確認するとファーストサーブの確率68%でそこからのポイントは70%、セカンドサーブからも64%のポイントを取ることができました。
エブデンは相変わらずのサーブで、エースの数は6本と多いですが、それ以外の全てのスタッツで大きく上回り、総ポイントも添田くん45に対してエブデン35としっかり優位に立つことができました。


しかし、ダブルフォルトがサービングフォーザセットで迎えた5-4の15-30という大事な局面で出てしまいます。
エブデンには2年前の今大会決勝と先月のジャパンオープン決勝で過去2連敗していますが、その負け方というのが本当に後を引く悔しすぎるものばかり。。
そのことを本人が忘れているはずないし、大きなプレッシャーもあったのでしょう。

2ブレイクポイントをしのぐことができず、ブレイクバックされそのままタイブレークへ。

タイブレークはエブデンのダブルフォルトから始まりますが、次の2ポイントで彼の猛襲に合い、サービスを続けて落としてしまいました。しかし、ここからが圧巻でした!!!
エブデンのサービスが4本、自分のサービスが2本ありましたが、なんとこれを6本連続で取ったのです!
タイブレークは01:04:30ぐらいから始まりますので、ここからだけでもぜひ映像を!)


セカンドサーブはしっかりセンターに返し、ファーストサーブにはブロックリターンで対応。
パッシングショットを狙ったストレートのバックハンドがネットをかすめ、イレギュラーしたボールがふんわりと飛んでいきベースライン前に見事に落ちたのにはエブデンも思わず手まで上げて呆然と立ち尽くします・・・
方や、自身はファーストサーブを2本とも入れ、エブデンを徹底して左右に振ってミスを誘いました。
セットポイントはまたしてもエブデンのダブルフォルト。リターンポイントでの徹底した攻めがプレッシャーとなりさせたダブルフォルトではないかと思っています。

第2セットでも攻めの姿勢は失われません。
エブデンは第1セットでのファーストサーブの確率57%からこのセットでは46%と大きく下げていましたが、添田くんはセカンドリターンを堅実に真ん中に返し、ファーストサーブを体を折りながらでもなんとか返球したり、とにかくラリーに持ち込もうとしていました。
随所にスーパーショットやリターンも飛び出し、ポイントは行き交いつつも大きなピンチもなく迎えた4-3からのリターンゲームでブレイクに成功!

そして5-3からのサーブに。エブデン戦に関してはもうトラウマのようなものがあり、ここはとサービングフォーザマッチではなくただのサーブゲームだ!ともう半ば祈りながら映像を見ていました。
後がなくなったエブデンはギアを上げ激しいラリーとなり、添田くんはダブルフォルトを出したこともあり、2ブレイクポイントをしのぐことができず・・・。
ただ、弱気なプレイになっていた訳ではなく、次の5-4からのリターンゲームでも気落ちした様子はありませんでした。


エブデンは試合の後半で足にきているようでしたが、とにかくセカンドサーブのほとんどでラリーを強いられ、その主導権を添田くんが握ることも多く、それによりかなりの消耗があったのではないかと思います。

添田くんにとって、この試合に期するところも多かったろうと思います。
その中で、今大会最高のプレイを出せたことが本当に素晴らしい!


トップハーフでは伊藤選手とダニエル選手が対戦し、ダニエル選手が6-4 6-1で勝利。
明日は日本勢による決勝進出となります!

ダニエル選手は、先週の兵庫チャレンジャーに続いての2大会連続決勝進出で、今日の勝利により来週のランキングは最低でも99位になることが決まっており、初のトップ100入りを決めました!
来年の全豪オープン本戦ダイレクトインはほぼ確実だと思われます。
錦織選手、添田くん、伊藤選手に続いての日本人現役プレイヤーでのトップ100プレイヤー誕生です。めでたいですね!!!

本人も嬉しいことだらけで気分よく明日の試合に臨んでくるだろうと思います。

今年は徹底してチャレンジャーを回っている印象がありましたが、戦歴を見てみると優勝2回、準優勝1回、ベスト4が2回、ベスト8が5回で、ツアーとグランドスラムは5つの大会で予選を突破しています。
ダニエル選手といえばクレーのイメージがありますが、ハードコートで2大会連続決勝だし、先週の兵庫で練習のサーブだけ見ることができたのですが、以前と比べて格段にスピードと重さが加わっていると感じました。
ウィークポイントという印象のあったサーブが進化してきたことで、自信を深め、来年は大きく飛躍する予感がします。

両者は初対戦です。
非常に勢いのある厄介な相手ですが、添田くんがやるべきことは今日と同じで、それをひたむきに追求してほしいです。


【最後に・・・】

最近Twitterにできた投票機能。
慶應での日本人同士による決勝は初めてでは?と思い、投票機能を使って明日の試合に関する投票を募ってみました。(このツイートのところをクリックしないと投票経過は表示されないようです、すみません。。)


デ杯コロンビア戦効果もあるのでしょうか、会場ではダニエル選手人気がすごいらしいですが、絶賛添田的には少し悲しい途中経過です・・・涙
私は願望は言うまでもなく添田くんですが、客観的に見てどっちが勝つかは全く予想ができず(というか、どっちが勝ってもおかしくないと思っている)、作っておいてなんですが投票していません!w
Twitterをやっている方はよろしければぜひご参加ください!


慶應CH準決勝!エブデンに再挑戦!

たびたび記事を飛ばしていますがすみません。

慶應チャレンジャーシングルスの初戦となった火曜日、普通に現地観戦をしていたのですが、その夜、全く予期せぬことに生まれて初めて救急車を呼ぶ事態に襲われておりました・・・汗
体調は大分落ち着いてきましたが、しばらくは無理せずに自宅療養に努めることにし、残念ですが当面生観戦も自粛です。。
体調を見ながら家でライスト応援したいと思います!

ということで、今日の準々決勝で先週同じラウンドで敗れてしまった西岡選手に7-6(6) 6-0とリベンジに成功!
このところ本数の多さが気になっていたダブルフォルトも今日はゼロに抑え(これは地味に重要なことですよね)、冷静かつ安定したプレイで勝利することができました!


明日は、sabumasa的天敵ナンバーワンのマシュー・エブデン(107位/オーストラリア)と、先月のジャパンオープン予選決勝に続いての対戦となります。
エブデンとはなぜか日本での対戦ばかりですが。

添田くんの生真面目そうな性格と直近2試合の負け方を考えると、エブデンに対して苦手意識を持っているのではないか、どこかで硬くなったり・・ということは避けられない気がします。
でも、とにかくひたむきに、チャレンジの気持ちで臨んでほしい!

そして、今季チャレンジャーでなかなかモチベーションを見いだせないという本人の状況は結果にも見事に表れ、優勝した5月のソウルチャレンジャー以外で1度もベスト4にさえ勝ち上がったことがありませんでした。
本人がそれを認識しているかは分かりませんが、今日の勝利はひとつ壁を破ったことにもなるんじゃないかと思うんです。
この大会は添田くんにとっても地元の中の地元の大会。例年成績も安定していいですし、明日こそは!!!!!


試合は明日午前10:30からの1試合目です。
映像はこちらから。
http://livestream.com/ATP/yokohama2015centrecourt


他の日本勢は伊藤選手、ダニエル選手が準決勝に進んでおり、明日両者が対決します。
体調のこともあるので、今日はさくっとこのへんで!


【兵庫現地プチレポ】言い訳めいてるのですが、これは書いておきたい

兵庫チャレンジャーに関する記事を全然書かずにすみません。
実は前日遅くに思い立ち、金曜日の準々決勝を現地で観戦してきました。帰宅したのが昨晩遅くですぐ寝てしまったので結構今更なのですが。。

その準々決勝は西岡選手に5-7 6-3 1-6で敗れました。


ファイナルセット序盤、左足に異変が出たようで(特に症状の詳細は情報が出ていないのですが、しぐさから私には痙攣のように見えました)、ほとんど足の踏ん張りがきかなくなってしまいました。
方や、西岡選手は前回の敗戦(去年の慶應チャレンジャーで添田くんがストレート勝利しています)を踏まえて、そのスタイルに対してしっかり対策を練ってきたことが明確に分かるものでした。
一方の添田くんは、西岡選手の持ち味である長すぎるラリーに持ち込ませないために必須となる安定したファーストサーブの入りが余りにも不安定すぎましたね。。連戦続きでのロングラリーマッチは余りにもリスクがありすぎますが、大事なところでダブルフォルトを連発してしまったもそれがプレッシャーとなってしまったのかもしれません。


それとは別に、率直に言うとこの試合色んな意味でとても気分の悪いものでした。
なぜかというと、このレポート記事が書いていることは明らかに誇張だからです。
tennis365 -兵庫ノア 添田、最後力尽きる

添田くんは「ラケットを自身のベンチに叩きつける」なんてことしていません。
ただ、コートチェンジでベンチに戻ってきた時、ラケットバッグにラケットをそっと置かずほいっと放っただけ。そんな程度で叩きつけたことにされたら、皆叩きつけてることになりますよwwwww


ただ、添田くんはこの試合における敗者です。
全日本決勝とこの大会と、2大会続けてナショナルチームの若手選手に敗れたことも事実。

テニスに限らずとかくニューヒーローを求めがちな我々にとって、こういう“世代交代”を予感させる展開はある意味またとない好材料でもあります。
逆に勝てば官軍で、実際コートでどんな悪態をついていたとしても、そんなことはまるでなかったのように扱われます。
そして試合を見ていない人は、添田くんが若手に苦戦を強いられ荒れた試合だったんだなと受け止め、世代交代が進んでいることが既成事実とでもいうような印象を持つかもしれない。
勝てていればそういうことも起きないのですが、実際はそうならなかったので、仕方がない。

しかし、どうももやもやしたものはぬぐえないし、前向きな言葉もなかなか思い浮かばないですが、これはおそらく小さく音声もあまり鮮明ではない映像で見ていただけでは分からないことだと思うので、そういう意味でも、この試合を自分の目で見ることができてよかったです。


連戦3大会目となる地元神奈川での慶應チャレンジャーは、2回戦で内山選手、準々決勝で西岡選手との対戦が見込まれます。
持ち味を充分出せないまま直近に負けた2試合の相手そのままとあまりよくないドローになってしまいました。

ただ彼らではなくても、守屋選手かもしれないし杉田選手かもしれないし、彼らは彼らでがむしゃらに向かってきます。
日本の大会に出る以上、対戦相手が日本人だらけになるのは最初から分かっていることですからね(笑)

昨日にはもう練習を始めたようなので、足は大したことないのでしょう。
とにかくあとシーズン2大会、あまりいい流れにはないかもしれませんが、目の前の一戦一戦に集中して試合に臨んでいくしかないんだと思います。

>>大会公式サイト

1回戦は、Gavin VANPEPERZEEL(281位/オーストラリア)と対戦します。
ダブルスは佐藤文平選手とペアで出場、明日1回戦が組まれています。

例年通りであれば、今年も一部のコートでATP公式によるライブストリーミングがあるはずですが、関東近辺で添田くんの試合はこれが最後です。可能な方はぜひ会場で生で応援しましょう!


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