自分自身との戦い
2014年3月27日
グアダラハラチャレンジャー1回戦、Ante Pavic(229位/クロアチア)と対戦し、 4-6 4-6 で敗れました。
高度1654メートルというボールコントロールの非常に難しい環境で、他の試合もエースを量産しまくる選手がいる一方、異常にダブルフォルトが多い選手もちらほらいて、その影響が大きいのはライブスコアからだけでも分かるものがあります。
という中で、相手選手は15本ものエースを打ち込み、添田くんはこのところでは多い5本ものダブルフォルトを出してしまいました。
相手のエースはもう仕方がないにしても、そういう環境へのフィット力も勝つためには必要なことなので、添田くんには何か足りないものがあったのかもしれませんね。
今日の試合は、第1セット4-5からのサーブでこの試合初めて招いたピンチでブレイクを許しセットを落とし、1ブレイクダウンからの相手のサービングフォーザマッチで初めてブレイクに成功し、4-4と追いついたものの、次のゲームで30-30という重要な局面でダブルフォルトを打ってしまいキープすることができませんでした。
敗戦の時に度々感じる時がありますが、添田くんのテニスとは相手云々ではなく、いかに自分のテニスをきちんとできるかが課題なのかもしれません。実際そういうことは本人もよく言及していますしね。
ブレイクをするのが非常に難しい劣勢の状況でも試合を諦めずに最後まで気持ちを切らさず食らいついていけたのはよかったと思います。それができて初めて勝利への道が開けるのだろうし、これは想像の域を出ませんが、それができたということは、メンタル的にはきっといい状況で試合に臨めていたんだろうなぁ、と。
それまで少ないチャンスを全く生かせなかった中で、相手に勢いに任せて一気に行かれてもおかしくないサービングフォーザマッチで初めてブレイクというのは素直にすごいと思います!
でも、土壇場でブレイクに成功しても、自分のゲームをキープできなければ勝つことはできません。
高度とかコンディションとかそういうことは関係なく、結局は自分自身との戦いなのです。
出勤前ギリギリの時間なので、今日はこのへんで。
次は来週金曜からのデ杯チェコ戦になります。日本もいよいよ春になろうとしています。暖かくなってきた日本でしっかり調子を整えて、目標とする大会に向けていい準備をしてほしいと思います!
グアダラハラチャレンジャー!
2014年3月26日
遠征2週目は、メキシコの10万ドル+H、グアダラハラチャレンジャーに出場します。
1回戦の相手はAnte Pavic(229位/クロアチア)です。
先週の勝ち上がりにより予選出場を免除された選手で、先週のリモウスキチャレンジャーではボビー・レイノルズ、西岡選手、杉田選手などを破って準優勝。2月のマルセイユでも予選を突破しており、現在がキャリアハイ。
25歳と年齢的に中堅ではありますが、長くフューチャーズが主戦場だったものがここにきて上昇気流にあるようです。
イヤな選手ではありますが、この大会で添田くんはシードが付いていないので、とにかく一戦一戦思い切って行くだけでしょう。
会場のあるメキシコ第2の都市グアダラハラは非常に高いところにあり、会場は高度1654メートルものところにあるそうです。
このところ喘息の症状に度々悩まされている添田くんにはかなりやりにくいところではないかと思いますが、大会のセレクトも含めてダビデコーチと相談して自分で決めているはず。出来る限りのケアを入念に行っていいコンディションで試合に臨めたらと思います。
そして、グアダラハラはメキシコいち美しいと言われる観光地です。遠征中ではとても余裕もないでしょうが、添田くんにとっては久しぶりに南米での大会。少しは異国情緒でも味わえたりできればいいのですが(^^
マイアミ開催の兼ね合いでしょうか、シングルス本戦は火曜日からとなり、添田くんの試合は火曜日には入らなかったので、1回戦は水曜日になると思われます。
その他、日本人選手は伊藤選手、杉田選手、守屋選手が出場します。
自分向け記事:ブレるの禁止!
2014年3月23日
今日はどちらかというと自分自身に向けて書くものかもしれません。
私がこの数年、座右の銘にしている言葉に「挫折禁止」というものがありまして、それを文字ってタイトルにしてみました。
添田くんが今日アップしていたブログを読んで、アチャーとならずにはおれませんでした。
というのも、私自身がこのところ少し雑音に囚われてしまっていると思ったからです。
添田くんが書いた「勝てない時は嫌でも周りの声が入って来てしまいます」という状況は、選手本人の比ではありませんが、応援している人間も同じで、色んなものが気になったり、何かとネガティブに捉えてしまいがちです。
それは、結果になかなか恵まれない近頃、試合に関する情報がライブスコア以外何もなく、何か手がかりなどを求めて意識が外に向いてしまっているから他ならないのでしょう。でも、それに囚われすぎて、本質(添田くん自身の調子や現状)から知らず知らず離れてしまっているところもあったかもしれません。。
このところ添田くんの心技体がなかなか揃って整うことが少なくなっている近頃、あれこれと気がかりになることや心配に思うことを挙げていくとキリがありません。
ただ、それを整えられるように最善を尽くすのは添田くん本人がすべきなことであって、我々ファンがそれを考えたところで仕方がない。我々がすべきなのは、どんな時も選手本人を信じてブレずに応援していくことです。
同じことの繰り返しになりますが、まともに情報が入ってこない現状ではそれはとても難しいことではあるし、入ってくる雑音で気が散ってしまうことも少なくはありません。
添田くんが書いている、「雑音を無音に変える」のは不可能だと私は思っています。
ただ、雑音を応援もしくは期待の裏返しに置き換えることならできなくもないような気はする。
長いテニス人生の中で思うような結果が出る時ばかりではないはず。今はあえて無神経になって愚直にやるべきことをやるだけ・・・それは選手もファンも同じなんだなぁ、と。その継続の先にきっといい結果は待っているはず。その保証はどこにもありませんが、それを信じるしかない。
添田くんがマイアミの予選1回戦で負けた月曜の夜、たまたまこの曲を聴いて妙にしっくり来るものがありました。
WAY UPとは「向上・改良・途中」みたいな意味でしょうかね。
目の前に突きつけられた結果だけを目の当たりにして、それをどう受け止めたらいいのか分からなくなることは多々あります。
その時は自分の中の雑音を取っ払って、選手が歩んでいる道を少し後ろから愚直に応援していきたいと思います。
添田くんが難しい名前の街と書いた(笑)Guadalajara、グアダラハラと読みますが、マイアミとの兼ね合いでしょうか、本戦は25日火曜日からとなり、まだ予選ドローも発表になっていません。
この大会はデ杯前最後の大会で上位6選手がランキング2ケタという、$100,000 +Hにふさわしいかなりのハイレベルな大会です。シードが付く可能性は極めて低く、マイアミ同様厳しい戦いにはなるでしょうが、とにかく思い切って今できるプレイに徹して戦ってきてほしいと思います。
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