負け試合の共通点(今日は荒めですみません)




ローランギャロス1回戦 対ドミトリー・ツルスノフ、先ほど試合が終わり、

1-6 4-6 4-6 で敗れました。スコアしか見られなかった上でもはっきりと分かるぐらいの完敗だったと思います。


いい試合になればWOWOWで少しでもライブ放送をしてくれるだろうと期待していましたが、見せ場らしい見せ場もほとんどなかったように思います。第2セットは流れが来かけた局面もありましたが、重要なポイントはことごとく相手に取られてしまいました。
ただでさえ長年酷い扱いを受け続けている添田くんがそんな試合をやっていては放送などしてもらえるはずもなく、試合終了後に結果映像でたった10秒ぐらい流れただけでした。


試合後の談話がいくつかのサイトに出ていたので、集めてみました。

・序盤からもっと仕掛ければよかった
・もう少しネットを絡めたり、思い切りよくやれていれば良かった
・相手は思ったよりも強打してきた
・流れが変わりそうなところで取り切れず、波に乗れなかった
・自分から仕掛けていかないとこのレベルでは勝てない

言葉は悪いですが、典型的な負け試合のコメントになっています。。


続いて各セットのスタッツを見てみます。

【第1セット】

【第2セット】

【第3セット】


3セット通じて見ると、ネットプレーのポイント取得率が素晴らしいです。

ただ、最近の添田くんの追い込んで前で決めるプレイスタイルを考えると、本数自体が少ないと言わざるを得ないし、劣勢だったからこそ、リズムを変えるために無理にでももっとネットに出てもよかったのではないかと思います。アンフォーストエラーの数はツルスノフの半分ですが、ウィナーの数も半分です。先日のベルロク戦は、負けたにも関わらずウィナーは相手の倍取っていました。

スコア以外に内容が一切分からない中でも、今の添田くんのテニスの支えになっている“ミスを恐れない思い切りのよさ”をほとんど発揮できず、良くも悪くも淡々としたプレイになっていたのだろうということが伺えるスタッツになっています。
デュッセルドルフでツルスノフのプレイを見る機会もあったかもしれません。それで描いたイメージよりも「相手が思ったより打ってきた」のかもしれないし、ケガからの復帰直後とは思えないアグレッシブなプレイをしてきたのかもしれません。

それから、添田くん側としては、先週のデュッセルドルフでベルディヒからセットを取り、最終戦にロディックにいい形に勝利をすることができました。そこでひとつの成果を出したことが逆に、燃え尽きるというか気持ちが切れるといった影響を及ぼした部分もあるのかもしれません。


試合前のインタビューでものすごく気になるコメントがありました。
去年よりも自信がありますし、今のテニスをしていれば勝つチャンスは十分にあるので、勝つところをお見せできると思います

これまで、添田くんがこんな勝気なコメントをしたのを見たことがありません。でも現実はというと、これまでグランドスラム本戦でただの1セットさえ取ったことがないのです。
グランドスラムに出る選手は誰だってその大会にピークを合わせてくるでしょう。

ランキングや相手の状態や印象など関係なく、常に挑戦者の気持ちを持っていて欲しいと思います。


他の選手と比較したことがないので一概には言えませんが、添田くんは勝たなければならない試合/勝って当然と思われるような試合に限って勝てていない印象があります。勝利を意識することは、逆に勝たなければならないというプレッシャーや硬さを生んでしまう部分もあるのではないでしょうか。

テニスマガジン最新号で、高雄チャレンジャーでのメンタルについて「いい意味で大会だけに集中しないというか、やらなければいけないことをまずやることで、変に勝ちを意識しすぎたりすることがなく」と振り返っています。
チャレンジャーとツアーレベルやグランドスラムは選手のレベルも全く違いますが、気持ちのありようなど、勝つために必要なことは全く変わらない気がします。


・・・とつらつらと書いてしまいましたが、勝つ時はそういうものが自然と出来ているのだろうし、負ける時はひとつのミスをいつまでも引きずったり・・・と、その時々は反省点として胸に刻もうと思っても、何度も繰り返してしまうものですよね。テニスに限らず何事も。。

来月にはすぐウィンブルドンもあるし、全米、来年の全豪と、そこまでは現時点で本戦ダイレクトインできることが決まっています。添田くんが現役であり続ける限り、何度も何度もそれはやってきます。

何度負けたっていいじゃないか!(いや、もちろん早く勝って欲しいですけどw)

そんな気持ちでいいんじゃないかな、と思ったりするのです。

------------------------------

という訳で、シングルスは負けてしまいましたが、まだ今大会が終わった訳ではありません。
グランドスラムでは、初めてダブルスにも出場しているのです。

台湾のルー選手とペアを組んでいます。
ルー選手は今日ファイナル9-11で惜しくも敗れましたね・・・(T T)

1回戦では、ジェイミー・マレー(アンディ・マレーの兄)&カースティン・ボールという長身ビッグサーバーペアと対戦です。
なかなか厳しい戦いになりそうですが、ルー選手とは今後のグランドスラムも見据えてのペアリングということもあるかもしれません。楽しみつつも、シングルスに先んじてのグランドスラム初勝利を目指して頑張って欲しいと思います!

ダブルスは今日から始まっていますが、試合は明日以降となります。



【参考記事】
時事ドットコム 添田、消極性を反省=全仏テニス
MSN産経ニュース 「波に乗れなかった」と添田
MSN産経ニュース 反省しきりの添田
tennis.365 添田豪「もっと上へ行くためにも大会で勝ちたい」




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コメント(4)

  1. グランドスラムは目立つので頑張って欲しかったですが、仕方ないですね。これからもっと出場機会が増えることでしょうし。他の大会同様、活躍してくれることと思います。

    どこで爆発するかは、うーん、、、得意なサーフェースで、かつ、やっぱり暑さを味方にできそうな。全米オープンか全豪オープンでないかと思いますが。

    ウィンブルドンで爆発したら、それはそれで良かったということで許してください。笑

    あたごやま

  2. たった今、試合後のインタビューを見ました。
    これ以上ない程、負のオーラを放っていて、困ったもんだ…と言うのが正直な感想です。

    伊藤選手にも思ったのですが、切り替え下手に思います。

    錦織選手はバッサバッサと切り替えて行く。

    ポテンシャルにはそんなに違いを感じないし、3人とも持ち味がある。

    切り替えて次にしっかり向かって欲しいです!

    のるのる

  3. >あたごやまさん

    力も付いてきて、添田くん的に、そろそろGSで勝利を・・・という欲も出てきてると思います。いい時はそれがいい効果も及ぼすんでしょうが、昨日はそれが裏目に出たのかもしれませんね。。
    ウィンブルドンを迎える頃にはすっかり忘れるのかもしれませんが、グランドスラムはまずは1セット取ろう!という気持ちで応援していこうかと・・・

    >のるのるさん
    昨日の伊達さんの試合後インタビューも、全く同じで負けのメンタルの中戦っていたことが丸出しでした。。
    ジョコナダフェデでもない限り、定期的に訪れるそういうものからは逃れられないんでしょうね。。
    まだダブルスが残っています。勝ったらもうけもん!の気持ちで頑張って欲しいと思います!

    sabumasa

  4. 初めてコメントさせていただきます。
    非常に残念な結果ではありますが、
    本人もファンも関係者もこの事実を受け入れないといけないのかもしれませんね。僕も試合を見れていないので、なんとも言えませんが
    メンタルで押されてしまった時、跳ね返す術的な引き出しを
    見つける必要があるのかもしれません。
    ベルディヒ、ロディック戦などでかなり自信もつけていると思いますが、
    試合の入り方、特にファーストセットで、優位にたてるかどうか、
    劣勢になってしまった時に、ひっくり返す強いメンタルが
    今後のGS、ツアーレベルの試合には求められる気がします。

    ギリギリではなく、安心してダイレクトインできる
    ランキングになって初めてのGSで、かなりのプレッシャーを
    自身にかけていたと思うので、今後はそんなプレッシャーとも
    上手く付き合える選手になってほしいと思っています。

    でも、上手くいく時もあれば、上手く行かない時もあります。
    2012年のシーズン、ここまでかなり上出来のシーズンですので
    こんな日もあると思っています。
    必ず、添田選手が輝ける日が来ると思っています。
    もしかしたらそれがウィンブルドンかもしれないし、
    オリンピックかもしれない。

    なので、その喜びをかみしめることができるように、
    ファンとしても、その日を待っていたいと思います。

    今日の敗戦を添田選手は必ず
    活かしてくれるはず!!!だと思っています。

    でも、確実に
    知名度、ファンは増えていますよね。
    嬉しい限りです。

    kasa

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