【フル動画あり】アトランタ準決勝進出で松岡修造氏のランキングと並んだ!
2012年7月21日
先ほどアトランタ準々決勝が終わりました。
vs 錦織圭 6-2 6-1
添田くんは終始プレイが攻撃的でミスも本当になかったです。隙を見てネットをすかさず取る積極性も素晴らしく、ピンチの時にいいサーブが出て7本のブレイクポイントを全て凌ぐ完璧な出来だったと思います。
錦織選手は、なんだか体調が余りよくなさそうで、ミスも多く精彩を欠いていたように見えました。
上から目線のつもりは全くないのですが、錦織選手のコンディションがいい時に、もう1度対戦して、その上でもう1度勝って欲しい!
なんというか、そう感じずにはいられない試合でした。
ともかく、添田くんは完璧なテニスでした。
今週1回戦から感じていたのですが、しばらく振りに得意なハードコートに戻ってきて、クレーや芝で得た経験値が全てここに集約され、さらに一皮むけたような気がします。
これで今季2度目のツアー準決勝進出です!
YouTubeにフル動画がアップされていたので、追加しておきます。
準決勝の相手はジレ・ミュラー(63位/ルクセンブルグ)になりました。
その次は順当に行けば、イズナーかロディックでしょうか。
ここまで来たら、ツアー初優勝を狙って欲しいと思います!
来週のランキングですが、今日勝った時点で暫定ランキングですが松岡修造氏の46位と並びます。
下のランキング選手にまだ勝ち残っている選手がおり、それ次第ですが、最低でも49位は確保できそうです。
プロジェクト「45」ではなく、プロジェクト「38」なんだが・・・
2012年7月17日
タイミング的には今更ではあるのですが、ウィンブルドン後のつかの間の帰国時に添田くんが参加した各種イベントについてまとめてアップしておきたいと思います。
■7月2日 藤沢市役所へオリンピック出場報告/母校・藤沢翔陵高校のオリンピック壮行会に出席
ロンドン五輪:男子テニス出場の添田選手が藤沢市長に報告 母校・藤沢翔陵高では壮行会/神奈川
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20120703ddlk14050290000c.html
添田選手 ロンドンへGO
http://www.townnews.co.jp/0601/2012/07/13/151487.html
■7月4日 YONEX新商品発表会に出席
添田 豪「目標は38位以内になることです!」
http://ameblo.jp/tennis-classic/entry-11294342534.html
■7月5日 伊藤選手とともにオリンピック記者会見に出席
添田、伊藤の五輪記者会見
http://sp.plus-blog.sportsnavi.com/tennistm/article/502
この他に確認できたものとしては、支援者によるオリンピック壮行会もあったようですね。
ただでさえ短い日本滞在、なかなかハードスケジュールで休む間もなかったと思います。オリンピックはやはり違うなーと思いつつ、ファンとしては少し休ませてあげて欲しかった・・・。
そして今日の本題は、絶賛添田豪としての最近の課題?である「プロジェクト45」について。
ファンとしてはここまで来たからには松岡修造氏を上回る45位を記録して欲しいと思う一方、添田くんがそれを意識しているようにも見えないし、名実ともにツアー選手として今のレベルに定着できるだけの力を付けた結果としてそのランキングは自ずと付いてくるものだろうという考え方に変わってきました。
と言いつつそれについて書くのは、こういうブログをやっている身としては書いてはおかねば・・・という意味合いの方が強いですかね。
という中、出席したYONEX新商品発表会で、今後の抱負として「今後は、まずは50位以内が目標です。その後はコーチであるサンギネッティの39位を抜くことを目指しています」と発言したようです。
つまり、添田豪的には【プロジェクト45】ではなくて【プロジェクト38】な訳ですね。なんとも中途半端な数字ですが・・・(笑)
ウィンブルドンでグランドスラム初勝利を挙げた後での記者会見でもサンギネッティ氏への感謝の言葉を述べたようです。
一時期、大人の事情?で別離を迎え、添田くんにとって辛い時期もありましたが、添田くんの今の飛躍は今年のチェンナイ(ツアー初のベスト4)からではなく、思えばサンギネッティ氏が戻ってきた去年のバンコク(ツアー初のベスト8)から始まっていたように思います。
今週のアトランタ初戦を火曜日に控え、二人三脚で試合に向けて準備をしているようです。
春、「自分の闘争心を添田に与えていきたい」と語った(詳しくはこちら)コーチとの信頼関係は良好のようだし、勝手な妄想の部分もありますが、だからこそ、コーチを超えたい/コーチが叶えられなかった目標を果たしたい と思うのはとても自然な感情だと思います。
でも、その発表会の記事を読んだ時、どこか腑に落ちないものがありました。その時はその理由が分からず・・・。
で、この記事を書こうとあれこれと振り返っていて気付いたのが、サンギネッティ氏のキャリアハイがそもそも39位ではないということなんです(爆)
>>ATPプロフィールページ Davide Sanguinetti
これによると42位で、wikiでもそうなっています。
となると、目指すのは38位ではなく41位でなくてはならない。一体どこがどうなってなぜ間違えてしまったのか・・・(笑)
まぁ38位と41位なんて実際そうであるようにほとんど何も変わりません。ポイントで言うと30ぐらいのものだし、どちらのランキングだろうとグランドスラムではノーシードであることに変わりはない。
いずれにしても今のランキングから上がって行くにはツアーで結果を出す以外にないんです。
たとえ間違えていたとしても(笑)、選手本人が38位を目指すという以上、このブログもそれに準じますが、なんというかちょっとツボだったので、記事として書いてみることにしました。
【添田版 プロジェクト45】について考察する 第2回
2012年7月2日
増田健太郎コーチのブログによると、昨日無事帰国をしたようです。
7月9日週から次なる遠征がスタートするので日本滞在はわずか数日でしょうが、つかの間のオフを満喫して欲しいと思います。
ウィンブルドンで念願のグランドスラム本戦初勝利を挙げ、大会終了後には自身初となる800ポイント台に突入し、ランキングも54位あたりに浮上します。
松岡修造氏が打ち立てたかつての日本人歴代最高ランキング46位を超える【プロジェクト45】の達成まで、いよいよあと10位ほどに近づいてきました。
現在45位の選手のポイントは923なので、その差は115ポイントですが、ウィンブルドン終了後は、全体的にポイント数が下がるようで、その差は80ポイント弱ほどになりそうです。
これまでであれば「チャレンジャー優勝わずか1回分」なんて表現したところですが、オリンピック出場を確実のものにした4月の高雄チャレンジャー以降、ウィンブルドンを含めて7大会に出場しましたが、チャレンジャーへの出場は、芝への調整を兼ねて出場したノッティンガムただ1回だけ。
テニスマガジンの連載記事で、7月号では「チャレンジャーで勝つことへの喜びの気持ちは薄れ始め、ツアーで勝つことへの渇望」について、8月号では「ツアーレベルで戦い続けるために、より成長していかなければならない」といったことが書かれています。
つまり、オリンピック出場のためにあえてチャレンジャーに出続けてランキングが上がった結果、ツアーで存分に戦えている現状から、そこで生き残っていくという新たなモチベーションを見出しているのでしょう。
ということは、このブログでの換算マインド(笑)ももう改めなければなりません。
これからは、ツアー250大会であれば、ベスト4で90ポイント/ベスト8で45ポイント。グランドスラムであれば、1回戦突破で45ポイント・・・という考え方になっていく訳ですね。
なぜこういうことを改めて書こうと思ったかというと、数日前にあるコーチのテニスブログを読んで、その知ったか極まりない記事にものすごく腹が立ったからです。
年始にランキングを一気に上げ、マスターズの予選に出場できるランキングになったにも関わらず、添田くんはオリンピックを目指してアジアのチャレンジャーに出続けたことでかなり批判を浴びたようです。私もブログ主として、何度その訳を聞かれたことか・・・。
でも、こうしてオリンピック出場を決めた今、戦うステージをツアーにシフトさせ、初めての本格的なツアー転戦となった今回のヨーロッパ遠征では、ロディックに勝利、ベルディヒやデルポトロに善戦、グランドスラム本戦初勝利・・・と成長の証や結果を見せることができています。
そして、エントリーリストが出ている範囲ですが、7月いっぱいはオリンピックも含めて全てツアーへの出場です。
>>今後のエントリーリスト(6月30日更新)
ファンには色々な考えを持った人がいるだろうし、人によって好きな選手も違えば、興味のない選手の日々の活動まで追ったりはしないでしょう。そういう立場でたとえ無理解な認識などが出たとしても仕方がない部分はあると思います。でも、発言に影響力があるテニスコーチは違います。ましてや、試合の解説をしたりするような人が言うこととしてその言葉を鵜呑みにする人も少なくない中、実際と異なったことを書かれては、選手やファンはたまったものではありません。
こういう場所ですし、私も子どもではないのでオブラートに包みますが、内心「そんなヤツは○○にひっこんでろ!」とか思う訳です(笑)
話が逸れてきましたが、このブログも立ち上げてから2年が経過しました。
仕事の都合で、以前のように海外のサイトであれこれ情報収集したり、鮮度あるブログ記事を書くことができなくなってきました。ピンポイントでそれができる時期もあったりするかもしれないけど、なんとかリアルタイムで試合をチェックして、ブログを更新するのが精一杯というスタンスはこれからも大きく変わることはないと思います。
でも、そんな中でも、テニスプレイヤーとしての添田くんが置かれた環境はつい半年前とは大きく様変わりしています。そして、新たな戦場となったツアーで勝利を挙げることによってそこにい続けることが目標に変わってきているのでしょう。
周囲はどうしても松岡氏の46位超えとか、何か分かりやすい記録を求めたりしがちですが、おそらく添田くん自身がそのことを特に意識している訳でもないだろうし、あくまでもツアーで勝ち星を重ねた結果、そのランキングを超えていけばいいんじゃないかと思います。
このブログも基本的にはそういうスタンスなんですが、アイキャッチとして、引き続きゆるやかに考察を続けていこうかと思います。
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