【追記しました】悔しさは力になる!(はず)

本日行われた全日本決勝、ご覧になった方も多いと思いますが、6-7(6) 4-6 で内山選手が勝利し、初優勝を果たしました。

この試合をひとことで言うと、先輩の選手を倒して全日本のタイトルを獲りたい内山選手と、それを退けて勝とうとした添田くんとの戦いだったように思います。
負け惜しみかもしれませんが、そのモチベーションの差が結果として現れたような気がします。


この試合のカギは添田くんのファーストサーブになるだろうと思っていましたが、今週そうだったように今日も確率は余りよくなく、サービスゲームでは激しいラリー戦となりました。第1セットは添田くんの方が明らかに押している感じでした。第1セットは双方ピンチもありましたが、ブレイクなしのタイブレーク。ここで添田くんが絶えず先行し、一時リターンながら6-2と大きく引き離しましたが、ここからの内山選手は本当に素晴らしかった。
内山選手はディフェンスが本当に素晴らしく、添田くんのいいショットに対しても本当に諦めずに返球。そのボールが尻上がりによくなってきて、あれが入るかー!というボールがどんどん決まり、頭上も含めてコートを広く使って本当に全身全霊といったプレイをしていました。
対して、添田くんはテニス自体は悪くないものの、よくも悪くもいつも通りというか・・・このセットポイントで少し守りに入ってしまったのかもしれません。

不思議なもので、試合というのはいいプレイをしている選手に運も見方するんですよね。。
ネットをかすめてイレギュラーしたボールは内山選手は入っても添田くんは入らない。。

第2セット1-1のサービスゲームで先にブレイクを許してしまい、サーブが好調の内山選手相手にこれは逆転は難しいかと思っていましたが、3-4からのリターンゲームで見事にブレイクバック!次のゲームをキープできれば試合はまだまだ分からないと思っていましたが、これを落としてしまいました。
内山選手は本当に素晴らしく優勝にふさわしいテニスを見せてくれました。


表彰式でのインタビューで、添田くんはまず悔しいと言っていました。
それは本当にそうだろうな・・・と思います。第1セットはほとんど取れていたセットだったので、そうなっていたら試合展開は全く違っていたと思います。

今回出場したのは、全日本のタイトルを獲るためではなく、強い気持ちを取り戻すため。
今週、とても楽しんで試合に臨めていると語っていました。もちろん全ての試合で発揮することはできないでしょうが、その悔しさを一過性のものではなく、日常の戦いにどうか持ち続けてほしいと思います。
それが今回出場した意味なんでしょうから。
(もし勝っていたら、この「悔しさ」が「その前向きな気持ち」とかに差し代わるだけですw)

【追記】
これから試合後のインタビューもどんどん出てくると思いますが、試合後、「出るか出ないか迷った。出るからには、この決断は正しいものにしようと考えていた。出て、正解だった。」と語ったようです。
出て正解だったと心から思えるのであれば、これからの添田くんには本当に期待できると思う!(tennis365 全日本 準V添田「悔しいです」より)


ということで、全日本モードはこれで終了!

明日から始まる兵庫チャレンジャーに向けて今日移動するのでしょうか?
今週は心身かなり上げての戦いになっただろうから、とにかく無理せずに次に臨んでほしいと思います。


明日は内山選手と頂上決戦!試合は11時から

全日本、明日は第2シードの内山選手と頂上決戦です!


[男子シングルス準決勝]添田豪 6-4,6-2 片山翔添田豪「第1シードとして負けられない気持ちは強く持っている。それをプラスにとらえてやりたい。プレッシャーのかからない全日本はない」

Posted by 日本テニス協会 広報 on 2015年11月7日


これまたテニスデイリーの記事なんですが、添田くんが全日本で戦うことの意味について書かれていました。

TENNIS DAILY -2015.11.06 強烈なプレッシャーを自分にかけて戦う添田豪 [全日本テニス選手権]

これまでシングルス4試合を戦ってきましたが、今日対戦した片山選手は今日の試合を前に「今年やってきたことの全てをぶつける」と語ったようです。

すでに2度優勝をしており、今更全日本で優勝したくて出場を決めた訳でもないでしょう。
大事なのは試合に向けての取り組み、気持ちの整え方・作り方、プレッシャーとの向き合い方などで、そういったものをこの後のATPで活かすためのはずです。

来週からは国内でチャレンジャー3連戦もあり、そのことを考えるとフィジカル的にもリスクは少なくないと思います。
これまでの試合では、上のことをしっかりクリアできていたんだと思います。それならば、最も大事な決勝でそれができてこそ全日本に出場した意味が出てくるのです。


明日はNHK Eテレで15時から放送がありますが、これは録画放送。
決勝戦は11時からで、その影響でJTAテニスオンラインによるライブストリーミングもありません。

東京近郊にお住まいの方で、体が空いている方はぜひ会場に駆け付けましょう!

今日、明後日から始まる兵庫チャレンジャーの本戦ドローが出ていますが、今は全日本モードで!!!


全日本出場がプラスとなるように・・・

全日本、添田くんは今日のダブルス2回戦に勝ってベスト8に、シングルスは明日が3回戦です。

今日はとてもいい天気で、休日ということでどのコートにも沢山の観客がいました。そういえば毎年1日は全日本に行っていますが、こんなに早いラウンドに足を運んだのは初めてな気がします。
色々書きたいこともあるのですが、10時過ぎに会場に行き、NotBefore12:30の試合が終わったのは18時前・・・猛烈に眠い(笑)ので、またそのうち・・・


明日の対戦相手は、今年の全日本ジュニアで優勝した小林雅哉選手。
来年早稲田大学に入学することが決まっている高校3年生ですが、来年からのライバルとなる慶應大学の上杉海斗選手を1回戦で下し、波に乗り今日奥選手をストレートで下して上がってきました。


初戦となった2回戦の杉本椋亮選手(予選勝者/法政大学)に続いて若い選手との対戦が続きます。
その杉本選手との試合後、とても印象深い記事が出ていました。

TENNIS DAILY -「プレッシャーの中で情熱を取り戻したい」という添田が臨む全日本 [全日本テニス選手権]


全日本で戦う選手の大半は日本でテニス選手として歩みを進める選手達です。それぞれ目標や憧れとしている存在がいて、その頂点にいるのが添田豪という存在なのかもしれません。
日本テニス界(特に海外ではなくこの国を拠点にする選手達)にとっての「道しるべ」とでも言うのか・・・長年に渡ってそういう存在であり続けてきましたが、結果的にそうなったのは最後の全日本出場となった2009年よりもずっと後のことです。

「モティベーションが上がらなくなってきているのを感じていた」という明確な言葉はファンにとってはなかなかショッキングなものでもありますが、その打開策として決めた大会出場なのでしょう。
「長い目で見たときに、この大会に出たことがプラスになる」と後に思えるためには、結果をしっかり出す以外にありません。

この大会期間中も、他の選手が受けたくても受けられないナショナルチームの手厚いサポートをデ杯選手として受けているのです。ダブルスも同じ。
おそらく観客や選手関係者達から、試合に限らず大会中のあらゆる一挙一投足について、最大の注目を集め続けることになります。
勝って当たり前だけど、負けたら大汚名を食らい兼ねません。


それを承知で戦うことはとても勇気のいることですが、逆に得られるものも少なくないような気がします(そうであってほしい)。

そんな訳で、今週はできる限り有明に通いたいなと思っています。


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