今日は勝たせてあげたかった

今日はなんというか、とにかく何か書き残そう・・という義務感のみな感じです。。
とても読みにくい記事だと思いますが予めご了承ください。


全米予選2回戦、終わったのは現地時間深夜1時でした・・・

Axel Michon(231位/フランス)と対戦して結果は2-6 7-6(3) 4-6 だった訳ですが、試合は現地時間11時間スタートの5ラウンド目。
順調に行けば夕方には始まるはずの試合でしたが、何度も雨で中断があり、試合が始まった時には23時になろうとしていました。
そして、前の試合の進行が遅く、直前になって急きょコート移動があったのですが、なんと移動した先は会場の敷地外のコートだったようです。

予選は日数が限られており、明日には予選決勝が行われるので、こんな時間から試合があっても明日の試合はNot Before14:00と設定されているようでした。
試合が終わるのはどんなに早くても0時を回り、クールダウンや体のケアなどをして眠りに付けるのはきっと3時とかそんな時間になったでしょう。それにも関わらず14時試合開始と想定するときっと朝は普通に起きねばならないはず。

試合開始がこれよりもまだ遅くなってしまうカードもあったようで、これはさすがに酷いと思いました。
だからといって、夜遅くまで散々待たされて結局試合はなし/翌日1試合目に試合が入って勝てばダブルヘッダー・・・というのも余りにも酷すぎる・・・

自分だけな訳ではないし、たまたま試合のスケジュールが後ろに組まれてしまった運のなさもあるでしょう。
ただ、それこそがトーナメントの過酷さでそれでも勝ち上がっていかねばならないのでしょうが、そこにピークを合わせるような大事な大会でこんなムチャクチャな環境でも結果を出さねばならないということなんでしょうね。

試合は第2セットで先にブレイクをされて一時2-4となった時点で、「ああ、今日はダメな日なのかな・・」と思いながら席を外し、結果を見にパソコンに戻ったらタイブレークに持ち込み、しかもリードしていました。
そしてファイナルセットも先にブレイクしてリードし、ブレイクバックされた後にさらにブレイクをし、スコア上では優位に立っていたのですが、スコアからとにかくキープにてこずっていることが伺えました。
そして3-2からのサービスゲームでブレイクポイントを握られ、5度ぐらいアドバンテージが行き交う中で結局キープすることができず、3-3と並ばれ、4-5からのサービスゲームをキープすることができずに負けてしまいました。

プレイを見ていないので何も分かりませんが、ファイナルセットに入った時点でおそらくかなりギリギリのプレイだったことは想像に難くなく、日頃そういうことを思うことは余りないのですが、上のようなとんでもない悪条件の中で、今日ばかりは勝たせてあげたいと思わずにはおれませんでした。
ただ、それを理由に負けることは全く難しいことではなく、リードされてもリードされても食らいつき逆転で勝利を掴んだ相手の粘りを讃えなければなりません。
明日の予選決勝は彼にとっても厳しい試合になるかもしれません・・・それでも、その場に進むことができた訳です。
添田くんは、下位ではありますがシード選手なので、明日の予選決勝に進出ができていれば、たとえ明日勝てなかったとしてもラッキールーザーのチャンスがあったかもしれません。でも、勝つことはできませんでした。

先日まで行われていたリオデジャネイロオリンピックの報道で散々出てきた言葉に「メダルを取ると取らないでは大違い」というものがありました。ちょっと話はそれますが、勝つのと負けるのとでは大違いなんだ・・・今日は改めてそのことを思い知らされました。

昨日の試合後にスマッシュのFacebookアカウントにアップされていた予選1回戦のレポートを読んで本当に胸が熱くなりました。

試合のことにはそれほど多く言及されていませんが、春先からの大スランプの時にどんなことを考え、何をしていたかということが克明に紹介されています。

昨日の相手だったコピルはどちらかと元々苦手なタイプの選手だと思います。
それを素晴らしい勝ち方で勝利してからの今日の試合・・・今日は勝ってほしかった。

色々なものが上手くいかないなあと思うし、なかなかうまくかみ合わないなあとも思います。
これで今年のグランドスラムは最高が予選2回戦という結果に終わってしまいました。なんというか、今日は悔しさよりも悲しさの方が大きい気がしています。


【速報】難敵コピルから1ブレイクを守りストレート勝利!/全米予選1回戦

現地時間火曜日から全米オープン予選が始まっています。

予選第30シードで出場している添田くんの1回戦が先ほど終わり、Marius Copil(173位/ルーマニア)相手に7-6(3) 6-3 でストレート勝利!
予選2回戦に駒を進めました。

Copilとは今年のローランギャロス予選1回戦に続いての対戦で、この試合私はほとんどスコアを見られなかったのですが、フルセットの末敗れています。
長身でとてもサーブがいい選手のようなので、条件的には今回の方が相手には有利な部分もあったはず。

接戦のスコアの通り、第1セットは双方ブレイクなしの本当に拮抗した展開になりました。
相手選手のファーストサーブの確率が50%を切り、ポイントは取れるし何ゲームもデュースに持ち込み、このセット6度のブレイクポイントを握りましたが一度もブレイクはできず。一方、こちらはセット後半でキープが簡単にできなくなり、3度のブレイクポイントを握られましたが全てしのいでなかなかしびれる展開の中タイブレークへ。
最初のポイントをミニブレイクした後、一時4-0*まで大量リードをつかみ、終始優位を崩さないまましっかり取り切りました。

大接戦でセットを取った後の最初のサービスゲームは、特にこういうブレイクが簡単ではない選手相手には実に重要なものですが、しっかりキープでき、2-1からのリターンゲームで今日初めてのブレイク!!!!!
3-1からのサービスゲームではブレイクポイントのピンチもありましたが、ここをしっかりしのいでそのままストレート勝利です。

こういう選手が相手だとプレイの質を一貫して落とさないことが重要になります。
前回の試合、青島チャレンジャー1回戦(対Ante Pavic)がまさにその好例(というのか?)です。試合を通してプレイ自体はとてもよくても、たった1度のブレイクが取り返しのつかない結果になることがあり、今日もそういう集中力が求められる試合だったのではないかと思います。

ああーーー、この試合は映像で見たかった!!!

予選2回戦の相手はまだ決まっていませんが、予選2日目に試合が入ったので、天候さえ問題なければ2回戦は明日行われると思われます。

他の日本勢はリオオリンピックから好調の杉田選手(予選第1シード)が2回戦進出、守屋選手は残念ながら予選1回戦敗退です。
ダニエル選手と伊藤選手は全米予選には出場しておらず、このふたりで本戦勝ち上がりを目指します。

>>全米予選ドロー


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