特徴的な敗退(2012サラソタチャレンジャー)

先ほど、サラソタチャレンジャー2回戦が終わりました。

vs マイケル・ヤニ(178位/アメリカ) 3-6 4-6

2回戦敗退です。。


しり上がりに調子を上げる相手選手に対して、苦労しながらキープを続けていた添田くんは、第1セット後半からキープができなくなり、結局この試合10度のサービスゲームで4度しかキープができませんでした。もちろんブレイクもしているのですが、サービスゲームでのスタッツが全体的によくなく、ブレイクポイントを与えたゲームは1度もキープできませんでした。
これで勝つのは難しかったと思います。


常にベストのプレイができる訳でもないし、こういう日もあるでしょう。
さあ、切り替えて次へ!!! ・・・と行きたいところなんですが、添田くんの戦歴をチェックしていて、勝敗を左右する大きな傾向があることに気がつきました。

3セットマッチに限定して調べてみたのですが、

今季、第1セットを取った時の勝率 100% (25戦25勝)
今季、第1セットを落とした時の勝率 0% (7戦7敗)

もう少し細かく書いてみると、第1セットを取った試合全25試合のうち、2セットで勝った試合は20回、フルセットを制して勝ったのが5回。つまり、第1セットを取った試合では今年1度も負けていないんです。
逆に、第1セットを落とした試合は7試合あるのですが、その全てでフルセットに持ち込むことなく2セットで負けています。

ちなみに去年は、第1セットを落とした試合は20回ありましたが、そのうち2セット負けが13回、フルセット負けが2回、逆転勝利が5回。負けは多いですが、全く勝っていない訳ではない。

もちろん、その日の調子にも寄る部分はもちろんあるでしょう。でも、調子がよくないから必ず負けるかというとそんなことはないだろうし、セットの中でなんとか立て直して勝ちに繋げてきた試合も沢山あると思います。
でも、ここまではっきりした数字として見ると、何か原因があるのではないかと思わずにはいれません。


今季の好調の理由を考えると、プレイスタイルの変化に尽きると思いますが、ライブストリーミングを見ていて、それにはまだ波があるようにも見えます。
細かな違いはもちろん分かりませんが、ストロークで相手を追い詰めてどんどんネットを取ったりする攻撃的プレイに精密性が加わって初めて成立するリスクの高いテニス、あるいは脆さのあるテニスであるようにも思えます。日々によって微妙に異なる調子やそれを支える積極性(逆に消極性)の影響も大きく受けるでしょう。
去年と今年の数字を比較すると、今季の好調の影の部分を垣間見れるような気がします。

逆に言うとそれが克服できたら、もうとんでもないことになるでしょうけどね(笑)


こういうのを分析する言葉を持っている人が説明すると、とても納得できるようなものが出てくるのでしょうが、どうもそういうのは得意でないのですが、ともかく今日の負けにそんなことを考えてしまいました。

来週はまたハードコードに戻って、台湾の高雄チャレンジャーに出場です。


フルセットのシーソーゲームを制して2回戦進出!(2012サラソタCH)

先ほど、サラソタチャレンジャー1回戦が終わりました。

VS ジェシー・レヴィン(131位/アメリカ) 7-6(4) 2-6 7-6(5)

流れが双方に行き交う激しい試合展開となりましたが、なんとか逃げ切り勝利です!!!!!


各セットのゲーム推移と簡単なトピックで振り返ります。

【第1セット】

ジ 0-1
添 0-2 先にブレイクを許す
ジ 0-3
添 1-3 ゲームポイントからデュースに並ばれるもブレイクポイントは与えず
ジ 1-4
添 2-4 2ブレイクポイントからストレートでキープ
ジ 2-5
添 3-5 この試合初めてのストレートキープ
ジ 4-5 相手のサービングフォーザセット。3ブレイクポイントの2本目でブレイクバックに成功!
添 5-5 エース2本をからめてストレートでキープ
ジ 5-6 3度のブレイクポイントを活かせず
添 6-6 0-30からストレートでキープ

タイブレーク(ジェシーからサーブ) ×○○○××○×○○○
2セットポイントで迎えたサービスの2本目をエースで決めて7-4!


【第2セット】

添 0-1 3度のブレイクポイントを凌げず
ジ 0-2
添 1-2 デュースに並ばれるもブレイクポイントは与えず
ジ 2-2 相手のゲームポイントから追いついてブレイク
添 2-3 ストレートでブレイクされる
ジ 2-4 ストレートでキープされる
添 2-5 ストレートでブレイクされる
ジ 2-6

1-2からのリターンゲームでブレイクバックに成功した後、13ポイント連続で相手に取られてしまい、流れを一気に明け渡してしまいます。


【ファイナルセット】

添 0-1 1ポイントを取った後、ストレートでブレイクを許す
ジ 0-2 ストレートでキープされる
添 1-2 ストレートでキープ
ジ 1-3 ストレートでキープされる
添 2-3 ストレートでキープ
ジ 2-4 
添 3-4
ジ 4-4 1ブレイクポイント一発でブレイク
添 5-4 3ブレイクポイントの絶体絶命をストレートで切り抜ける
ジ 5-5 デュースに追いつくもブレイクポイントは握れず
添 6-5 ストレートでキープ
ジ 6-6 デュースに追いつくもブレイクポイントは握れず

タイブレーク(添田くんから) ○××○○○○×○××○


ライブスコアを追っているだけなので、調子は全く分からないのですが、3セット通じていずれも最初のサービスゲームでブレイクを許す劣勢での立ち上がりとなりました。

第1セット、第3セットはセット終盤のいいところで追いついてタイブレークに持ち込みましたが、第2セットは早めに追いつくも、そこからキープができないどころかポイントが一切取れなくなり、ここまで極端だとまさかケガか何か・・・といった心配がよぎりつつも、そういったことは滅多にない選手だと信じられる分、逆に応援意欲が一気に減退してしまい。。(苦笑)
ファイナルセット添田くんがキープして3-4とした辺りから久しぶりにポイントが行き交うようになり、眠気もあってなくなっていたテンションも戻ってきました(笑)


繰り返しになりますが、調子は分からないものの、緊張もあるだろう大会の初戦、課題の残る部分もあるかもしれまん。
(スタッツを見ると、第2セットは急に失速してしまったことが分かります。あるいは中だるみというのか。。)
でも、クレーで尚やりにくいであろうレフティー相手にいい形で勝利を収めることができて、ホントによかった!

2回戦の相手はマイケル・ヤニ(178位/アメリカ)に決まりました。

両者はこれまで5度対戦があり、ヤニが4勝とリードしていますが、最後の対戦から3年近く経っています。
成長ぶりを見せつけたいところです!

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ちなみに、昨日ローランギャロスの本戦エントリーが締め切られました。

この大会はすでにダイレクトイン圏内にあったので、間違いなく出場できることは分かっていたのですが、明日にはエントリーリストの確認もできると思います。
オリンピックという大きな目標への道程も大事にしつつ、目下のクレーシーズン、初めてのグランドスラム本戦勝利を目指して、クレーでの1戦1戦大事な経験を積んでいって欲しいと思います!


サラソタチャレンジャーは第2シードで出場

今季クレー2戦目は、サラソタチャレンジャーです。
第2シードとなりました。

今週のヒューストンに出場した選手たちがそのままスライドして出場しているのでしょう、チャレンジャーでは最高レベルの10万ドル大会ということもあいまって、ブレーク、クエリー、ラッセル、スウィーティング、ハースなど強豪選手が多く出場しています。

1回戦は、レフティーのジェシー・レヴィン(133位/アメリカ)と対戦です。

アメリカは時差で時間帯が真反対なので、これだけでも書いておかないと明日の今頃は試合をしている可能性もあるしな~ということで、まだ日程も出てはいないのですが、とり急ぎ。。


>>大会公式サイト


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