ダブルスは2回戦で敗退/この一歩を次の一歩へ

更新すっかり遅くなりましたが、昨日行われたローランギャロスのダブルス2回戦

vs ロドラ・ジモニッチ組 3-6 3-6


相手がそれぞれグランドスラムダブルス優勝経験のあるペアで第3シード、さらにロドラの地元ということで大きな2番コートで行われ、ライブストリーミングでも試合を見ることができました。

昨日の添田くんはボレーがとにかく素晴らしく、前衛同士でボレー合戦になっても全く負けてなかったですね。
とはいえ、相手ペアはダブルスにおけるスキルの全てにおいて圧倒的で、こちらのミスや隙をついてポイントで先行するとプレイの質を上げて確実にブレイクを狙ってくるとでも言うのか、とにかくさすがの一言でした。


これでローランギャロスの全日程は終了です。

今回ペアを組んだルー選手とは多くのチャレンジャーや古くは日本リーグで何と11回も対戦しているそうで、ともに出場した大会の数はその倍には及ぶかもしれません。
今でこそ添田くんがランクの上ではほんの少し上回っていますが、ひとつしか年が違わず、自分と背格好も同じぐらい(昨日はウェアまで全く同じで、遠くからだと見分けも付かなかったほど・・・笑)という中で、21歳で100位を突破し、この4年間ランキング2ケタ台に定着、そしてなんといってもウィンブルドンベスト8という大きな実績があります。
連載コラムにも何度か彼の名前が登場したこともあることからも分かるように、添田くんにとってのルー選手は、最も身近な目標選手ではないかと思います。


という中で、今回、ペアを組もうと声をかけたのはルー選手なんだそうです。
シングルスのランキングが上がったことで、グランドスラムのダブルスに初めて出場できましたが、グランドスラムでの初勝利をこういった形で得ることができたのは、紛れもなくルー選手が声をかけてくれたおかげだろうし、添田くんにとってはグランドスラムで単複通して初勝利、ルー選手はローランギャロスでの初勝利、とふたりそれぞれにとって記念すべき結果になりました。

ダブルスとは言え強敵を倒し、大会7日まで試合でグランドスラムの会場にいられたのは、これからの活動にとって大きな意味を持つと思います。
シングルスでの勝利はなかなか遠いですが、まずはダブルスで勝てたことで、気持ちの上では少し楽になる部分もあるでしょう。

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ということで、来週からは早くもグラスシーズンがスタートします。

今日早速イギリスに移動し、ノッティンガムチャレンジャー、ロンドン(ツアー250)、イーストボーン(ツアー250)、ウィンブルドン、そしてアメリカのニューポートにもエントリーしている模様。
出場圏内は間違いないであろうロンドンオリンピックも含めると、6大会という過去最長のグラスシーズンを迎えることになります。

赤土から芝へのサーフェイス転向が一番難しいと言われているそうです。日曜日に移動してすぐ試合になるので、満足に調整できる時間もないだろうし、来週は肩慣らしといった感じでいいと思います。ツアーでの芝最終戦となると思われるニューポートは上から8番目のランキングでエントリーしており、もしかするとツアー大会では初となるシード入りへの期待もかかります。

近いうちに成し遂げてくれるであろうグランドスラムシングルスでの初勝利に向けて、また気持ちを新たに応援していこうと思います。


【参考記事】
テニスナビ 全仏オープン、添田豪/盧彦勳組、ともに全仏初の勝利を収める


ダブルスでひと足お先にグランドスラム初勝利!

今日行われたローランギャロスのダブルス1回戦、

添田/ルー組 def. ジェイミー・マレー/カースティン・ボール組
 7-6(5) 4-6 6-3

添田くんにとってはこれがグランドスラムでの初勝利!!!!!

意外にもルー選手とダブルスを組んだのは今回が初めてだそう。
お互いダブルスはそれほど経験達者という訳ではないので、ストロークでプレッシャーをかけていく展開になったようです。

シングルスより先にダブルスで勝利を挙げた格好になりました。
この舞台での1勝という意味では、気持ちの部分で少しはつっかえが取れたのではないでしょうか(^^

対戦相手を決める試合は明日行われると思われ、まだ決まっていませんが、順当にいけば第3シードのロドラ(フランス)/ジモニッチ(セルビア)組になると思われます。

クレーでの大会は今季これが最後になると思いますが、ダブルスはボレーの練習にもなるし、なんといってもシングルスとは全くスピード感が違うので、シングルスに還元できる部分は必ずあると思います。
グランドスラムで金曜日まで試合があるというのは添田くんにとってはもちろん初めての体験。

2回戦も頑張って欲しいと思います!

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今大会に関して、嬉しいことに沢山の熱いコメントをいただいています。

昨日の敗戦によるショックというか憮然はとにかく大きく、今日になってもその気配が消えることは全くありませんでしたが、コメントを読んでファンとしても励まされたり、なんだか仕事に追われているうちに気が付いたらダブルスが始まっていて、接戦に一喜一憂しながら応援していたらなんというかスーッとよどんでいたものが落ちて、気持ちを切り替えることができました。

大きな大会への出場も続くし、ダブルスもある。
いつまでもブツブツ思っていてもな、という(笑)


負け試合の共通点(今日は荒めですみません)

ローランギャロス1回戦 対ドミトリー・ツルスノフ、先ほど試合が終わり、

1-6 4-6 4-6 で敗れました。スコアしか見られなかった上でもはっきりと分かるぐらいの完敗だったと思います。


いい試合になればWOWOWで少しでもライブ放送をしてくれるだろうと期待していましたが、見せ場らしい見せ場もほとんどなかったように思います。第2セットは流れが来かけた局面もありましたが、重要なポイントはことごとく相手に取られてしまいました。
ただでさえ長年酷い扱いを受け続けている添田くんがそんな試合をやっていては放送などしてもらえるはずもなく、試合終了後に結果映像でたった10秒ぐらい流れただけでした。


試合後の談話がいくつかのサイトに出ていたので、集めてみました。

・序盤からもっと仕掛ければよかった
・もう少しネットを絡めたり、思い切りよくやれていれば良かった
・相手は思ったよりも強打してきた
・流れが変わりそうなところで取り切れず、波に乗れなかった
・自分から仕掛けていかないとこのレベルでは勝てない

言葉は悪いですが、典型的な負け試合のコメントになっています。。


続いて各セットのスタッツを見てみます。

【第1セット】

【第2セット】

【第3セット】


3セット通じて見ると、ネットプレーのポイント取得率が素晴らしいです。

ただ、最近の添田くんの追い込んで前で決めるプレイスタイルを考えると、本数自体が少ないと言わざるを得ないし、劣勢だったからこそ、リズムを変えるために無理にでももっとネットに出てもよかったのではないかと思います。アンフォーストエラーの数はツルスノフの半分ですが、ウィナーの数も半分です。先日のベルロク戦は、負けたにも関わらずウィナーは相手の倍取っていました。

スコア以外に内容が一切分からない中でも、今の添田くんのテニスの支えになっている“ミスを恐れない思い切りのよさ”をほとんど発揮できず、良くも悪くも淡々としたプレイになっていたのだろうということが伺えるスタッツになっています。
デュッセルドルフでツルスノフのプレイを見る機会もあったかもしれません。それで描いたイメージよりも「相手が思ったより打ってきた」のかもしれないし、ケガからの復帰直後とは思えないアグレッシブなプレイをしてきたのかもしれません。

それから、添田くん側としては、先週のデュッセルドルフでベルディヒからセットを取り、最終戦にロディックにいい形に勝利をすることができました。そこでひとつの成果を出したことが逆に、燃え尽きるというか気持ちが切れるといった影響を及ぼした部分もあるのかもしれません。


試合前のインタビューでものすごく気になるコメントがありました。
去年よりも自信がありますし、今のテニスをしていれば勝つチャンスは十分にあるので、勝つところをお見せできると思います

これまで、添田くんがこんな勝気なコメントをしたのを見たことがありません。でも現実はというと、これまでグランドスラム本戦でただの1セットさえ取ったことがないのです。
グランドスラムに出る選手は誰だってその大会にピークを合わせてくるでしょう。

ランキングや相手の状態や印象など関係なく、常に挑戦者の気持ちを持っていて欲しいと思います。


他の選手と比較したことがないので一概には言えませんが、添田くんは勝たなければならない試合/勝って当然と思われるような試合に限って勝てていない印象があります。勝利を意識することは、逆に勝たなければならないというプレッシャーや硬さを生んでしまう部分もあるのではないでしょうか。

テニスマガジン最新号で、高雄チャレンジャーでのメンタルについて「いい意味で大会だけに集中しないというか、やらなければいけないことをまずやることで、変に勝ちを意識しすぎたりすることがなく」と振り返っています。
チャレンジャーとツアーレベルやグランドスラムは選手のレベルも全く違いますが、気持ちのありようなど、勝つために必要なことは全く変わらない気がします。


・・・とつらつらと書いてしまいましたが、勝つ時はそういうものが自然と出来ているのだろうし、負ける時はひとつのミスをいつまでも引きずったり・・・と、その時々は反省点として胸に刻もうと思っても、何度も繰り返してしまうものですよね。テニスに限らず何事も。。

来月にはすぐウィンブルドンもあるし、全米、来年の全豪と、そこまでは現時点で本戦ダイレクトインできることが決まっています。添田くんが現役であり続ける限り、何度も何度もそれはやってきます。

何度負けたっていいじゃないか!(いや、もちろん早く勝って欲しいですけどw)

そんな気持ちでいいんじゃないかな、と思ったりするのです。

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という訳で、シングルスは負けてしまいましたが、まだ今大会が終わった訳ではありません。
グランドスラムでは、初めてダブルスにも出場しているのです。

台湾のルー選手とペアを組んでいます。
ルー選手は今日ファイナル9-11で惜しくも敗れましたね・・・(T T)

1回戦では、ジェイミー・マレー(アンディ・マレーの兄)&カースティン・ボールという長身ビッグサーバーペアと対戦です。
なかなか厳しい戦いになりそうですが、ルー選手とは今後のグランドスラムも見据えてのペアリングということもあるかもしれません。楽しみつつも、シングルスに先んじてのグランドスラム初勝利を目指して頑張って欲しいと思います!

ダブルスは今日から始まっていますが、試合は明日以降となります。



【参考記事】
時事ドットコム 添田、消極性を反省=全仏テニス
MSN産経ニュース 「波に乗れなかった」と添田
MSN産経ニュース 反省しきりの添田
tennis.365 添田豪「もっと上へ行くためにも大会で勝ちたい」


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