【追記しました】デルポトロから1セット取る善戦!(2012ウィンブルドン2回戦)

更新遅くなりましたがウィンブルドン本戦2回戦。

vs フアン・マルティン・デルポトロ(9位/アルゼンチン) 2-6 3-6 6-1 4-6

最終的にはやっぱり悔しいのですが、全米タイトル保持者相手に思い切ったテニスができたと思います。
そして、1セット取ることができました!


今回は少しじっくり書きたいのですが、書いているうちに寝落ちしてしまい、朝起きたら添田くんが早々とブログをアップしていました。増田健太郎コーチのブログと合わせて、ひとまずリンクを貼っておきます。

Wimbledon終了しました
http://www.tennis-navi.jp/blog/go_soeda//034783.php

圭と豪
http://www.tennis-navi.jp/blog/masuken//034786.php


夜、じっくり時間をかけて加筆したいと思います。


とか言いながら、随分時間がかかってしまいました。
今週は深夜観戦に加えて仕事がピークで、添田くんの試合がない日は必死に働き、試合がある日は帰って見るために必死に働き(笑)で、疲れ果ててしまったのです・・・。

という前置きはいいとして、本戦ワイルドカードを得て初めてグランドスラム出場を果たした2007年の全豪(アンチッチ戦)を除くと、初めてとなるWOWOWでの放送カード入りを果たし、端折られつつもNHKで深夜放送があったので、この試合を観た方は多いのではないでしょうか。
でも、備忘録としてこの試合のことは少し細かく書き残しておきたいと思います。


試合の立ち上がりは素晴らしかったのですが、第1セット中盤以降、デルポトロがギアを上げてきてからパワーかつスピードのあるフォアに押され気味となり、持ち味を発揮できずに第2セット中盤までキープができない苦しい時間帯が続きました。
が、第2セット0-3からのサービスゲームで4ゲーム振りにサービスゲームをキープできたところから、ラリーに変化を付けたり、こちらから相手を左右に振ったりとプレイに積極さが見られるようになってきました。

第3セットは第2セット中盤からの添田くんの攻めが少し利いてきた部分もあったと思います。デルポトロにミスが増え始め、少し集中を欠いてきて、完全に添田くんの時間帯となりました。第3セット第2ゲームでこの試合初めてブレイクポイントを握ると、それを活かし初めてのブレイク。あわやベーグルの5-0まで行き、6-1でセットを取ることができました!


初めてのキープをきっかけに流れが変わっていったWTCのベルディヒ戦もそうでしたが、ひとつキープをしたことで、気持ちの切り替えができたのかもしれないし、それを境にプレイの質がグッと上がりました。
添田くんも第2セット中盤以降気持ちのありようが変わったことをブログで書いていますが、改めてテニスはメンタルのスポーツであることを思い知らされます。

そして、たとえ相手のテニスに慣れるまでに2セットかかったとしても、そこから逆転勝利できるのがグランドスラム。相手が気持ちを切り替えてワンサイドゲームになったらどうしよう・・・という私の不安をよそに(笑)第4セットは全くの互角。
このセットをもしも取ることができれば・・・とほのかな期待感を抱きながら迎えた4-5からのサービスゲームをブレイクされてしまい、試合終了となりました。

この最後のゲームは1本目がダブルフォルトでしたが、あくまでも攻めて打っていった結果で、長いラリーとなった最後のポイントも、添田くんが攻めて打ったボールがわずかにアウトしたというもの。本人も内容には納得をしているようです。


大会2週間前から試し始めたというグリップを薄くしてのサーブが好調でだったようです。
確率がこれまでと比べて高くなっている訳ではありませんが、ファーストサーブが入った時のポイント取得率の高さがそれを顕著に表しています。
中盤以降、ブレイクされなかったゲームはサービスゲームでポイントをほとんど与えていないのではという印象がありましたが、スタッツをみると、新グリップの効果は覿面であったことが一目瞭然です。


4-4や4-5からのサービスゲームはホントに要警戒で、それまで拮抗していた試合で一瞬にして差が付いてあっという間に決着が付いてしまうことは多々ありますが、仮に最後のゲームをキープしていれば5-5になって、その後は分からなかったかもしれないし、もしもこのセットを取ることが出来ていれば、セットカウント2-2のイーブンで、ここまで来ればどちらが勝ちたいか勝負のようなもの。まぁたらればの話なのですが、ひょっとしてひょっとすることがあったかもしれません。
この試合はわずか2時間ほどだったので、まだまだ体力的にも余力はあったと思います。


ともかく、デルポトロから1セットを取ることができたというのは大きな大きな自信になったと思います。
私がファンになってから去年まで、トップ選手相手に力を出し切れた試合は何度もあったし、かつて対戦したモンフィスやツォンガとはタイブレークにまでもつれ込みました。でも、一度もセットを取ったことはありませんでした。
試合に勝つための最低条件は、セットを取らなければならないということです。この「セットの壁」をついに超えたことが、さらなる自信を与えてくれるのでしょう。


なんかきりがなくなってきたので、このへんにしておこうと思います(笑)

ローマ予選 → デュッセルドルフ → ローランギャロス →ノッティンガムCH → ロンドン → イーストボーン→ ウィンブルドン と、7大会にも及んだ長い長い遠征がようやく終わりました。
もう日本に戻ってきている頃だと思います。来週の今頃はもうアメリカに向かわなければなりませんが、つかの間の日本でのオフを思う存分満喫して欲しいと思います(^^

ブログの方も、つかの間の試合がない時期を迎えるので、来週末まで自分のペースで余談?のあれこれをアップしていこうと思います。


最後に、2回戦についての詳細が読める記事をまとめてリンクを貼っておきます。

添田に勝利したデルポトロ、次戦の錦織に警戒 ウィンブルドン選手権 -Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120629-00000031-jij_afp-spo

添田はデルポトロに敗退、錦織との対戦は実現せず/ウィンブルドン -テニスナビ
http://www.tennis-navi.jp/news/world_tour/wimbledon/034790.php

添田豪「思い切って自分のテニスをするだけ」 -テニス365
http://news.tennis365.net/news/today/201206/89784.html


さんにーいちで、グランドスラムシングルス本戦初勝利!!!!!

ウワァァ—–。゚(゚´Д`゚)゚。—–ン!!!!

ついに、ついに、ついに、グランドスラムで勝ちましたよ・・・・・。



ウィンブルドン本戦男子シングルス1回戦
VS イゴール・クニツィン(115位/ロシア) 6-3 6-2 6-1

相手がラリーやネット前でのプレーに非常にミスが多く、乗り切れていない部分もあったと思います。
でも、それをさし引いても、私が見始めた第1セット終盤以降、添田くんは全くミスをしない持ち前の正確なショットに加えて、積極的にラリーを支配し、ラリーを主体にしながら思い切った攻めを見せていたと思います。
一旦ラリーに入れば、ポイントさえ与えないのではと思わせるような圧倒的な安定感と自信を感じることができました。


また、いつのタイミングからか、コートチェンジ間にはめずらしくタオルを頭からかぶり(すっぽりではなくかける程度でしたが)、集中して試合に臨もうとする姿も見られました。
この1回戦は、自分のテニスを貫くことができれば勝てる。きっと本人もそう思っていたのでしょう。相手と同時に、添田くんは自分とも戦っていたのではないでしょうか。
まぁ、その割にはかぶったままうなだれる訳でもなく、バナナを食べたり水やドリンクを飲んだりとそわそわしていて、どれだけ効果があるんかしら?と思ったり(笑)

部分的にではありますが、WOWOWで放送もあったようですし、日本からは比較的見やすい時間帯だったので、たくさんの人が試合を見たと思います。


ともかく、これでグランドスラム本戦7回目にしてついにシングルスで初勝利です!!!!!

2回戦の相手はまだ決まっていませんが、順当に行けば現在9位のデルポトロとの対戦になるでしょう。

思い切ってやって勝てる相手ではないかもしれません。
でも、ついに大きな大きな壁を乗り越えたと思います。その自信を胸に、誰が相手だろうと思い切って自分のテニスを出し切るだけです!

2回戦もがんばれ!!!!!


明日、ウィンブルドン1回戦!ライブストリーミングあり!

今日開幕したウィンブルドン、火曜日のオーダーオブプレイが発表されました。

添田くんの試合は、16番コートの第2試合です。
試合開始は現地時間11:30(日本時間火曜日19:30)スタートで、第1試合は男子なので、早ければ日本時間21:30前に試合開始となる可能性があります。

調べてみると、16番コートは据え置きのTVカメラが入るコートなので、映像の期待ができます。
ライブストリーミングの編成に添田くんの試合もしっかり入っています。同タイミングで行われるほかの試合の状況次第ですが、WOWOWで放送される可能性ももしかしたらあるのかも。

それにはもちろん、試合を優位に進めていることが前提です。

頑張って今度こその初戦突破を!とにかく1セットを!!!!!


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