ノーコメント・・・といいつつ、ちょこっと速報結果
2011年11月16日
ザルツブルグチャレンジャー1回戦
vs マーティン・フィッシャー(223位/オーストリア) 3-6 1-6
今大会はライブストリーミングがあるので、試合をフルで見ることができましたが、厳しいところに打とう打とうという戦略が明らかに分かる中で、今日はそれが余りフィットしていなかったように見えました。
こんな日もあるさ、という考え方もできるけど、持ち味である粘りのテニスはすっかり影をひそめ、率直に言うと、覇気が感じられないというか。。
(試合を通じて5回ブレイクされましたが、そのほとんどがブレイクポイント1回目で決められたものです)
日曜に更新されたブログは、気持ちを上げるのに苦労していると思われる内容でした。
シーズン終盤、心身の疲労は最高潮に達しているでしょう。でも、その上で出場することを決めたのなら、もう少しそれをプレイに込めて欲しかったです。
それで初めて勝利を手繰り寄せることができるのです。
来週は今季最終戦、豊田チャレンジャーです。
全豪本戦ダイレクトインへの道は、ここで優勝する以外になくなりました。
でも、今日のようなテニスをしているようでは、優勝どころか去年のポイント防衛もままならないと思います。
正直、結果はどうでもいいのです。
添田豪らしいテニスをして欲しいと思います。
ザルツブルグCHドロー発表/添田豪に関するとある傾向
2011年11月13日
ヨーロッパ遠征最終週、第6シードとして出場するザルツブルグチャレンジャーのドローが発表になりました。
1回戦はワイルドカード選手か・・・とホッとしたのもつかの間、相手を見て驚いたのですが、マーティン・フィッシャー(223位/オーストリア)です。
この選手とは、2009年の慶応チャレンジャー準決勝、2010年のウィンブルドンの本戦1回戦で対戦しており、いずれも添田くんが敗れています。
慶応は観戦をしたのでよく覚えているのですが、直前の1ヶ月に渡る連戦とその勝利で疲労が極限に達していたところで出場した大会。添田くんは先にブレイクに成功したものの、明らかに疲れを隠せないようで、2セットで敗れてしまいました。(翌週の豊田CH は1回戦途中でリタイア)
去年のウィンブルドンは、緊張から自分のテニスができなかったとインタビューなどで答えています。
本来の自分のプレイができなかったところでの2連敗ではありますが、もしかしたら苦手意識を持っているということがないとも言えません。
全豪本戦ダイレクトインを目指しての遠征で、いい結果が残せていないところでの最終週。
ファンとしては正直イヤな相手です。相手にとってはホームだし・・・。
でも、今季のフィッシャーも、今季の最高成績はチャレンジャーベスト8、グランドスラム予選突破1回、ツアー予選突破はなし・・・とそれほど振るってはおらず、去年のウィンブルドンから随分ランクを下げています。
せっかくポイントを取りにヨーロッパにまで行ったのだから、なんとかここで結果を出して欲しい!と思う中で、添田くん観戦仲間とTwitterでやりとりをしていて、ひとつ気づいたことがありました。
改めて調べてみると、やはりその通りだったので、今回はそれを書くことにします。
「アウェイでの添田豪は強い!」というものです。
ATPのサイトで今季のアウェイでの戦歴を数えて見たら、今季なんと8勝1敗でした!
ちなみに、今季は43勝27敗なので、勝率から言っても圧倒的にいいと言えます。
アウェイでの対戦ということは、相手にとってはホームで、実力ではその大会に出場できないワイルドカード選手も含まれますが、そういう選手が地元観客の応援を背に本来以上の力を発揮して上位進出するのはよくある話。
そういう中で、この結果はすごいと思います!
ちなみに去年は10勝6敗で、今年去年の対戦を通じて共通しているのは、7敗した選手全てのキャリアハイが2ケタ(もしくは対戦後2ケタ入り)という共通点があり、対戦相手が悪かったという、よく言うとポジティブな考え方(悪く言うと言い訳)もできます。
いずれにしても、これはポジティブな気持ちで応援をしたいという自分自身を納得させるためのデータという意味合いもあるのですが、実際問題フィッシャーは、エントリーしていなかったのを急遽召集された目玉ワイルドカード選手ではなく、ランキングの上で本戦ダイレクトインできなかった選手。
自信を持って戦って欲しいと思います!
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