こんな試合もあるさ・・・(^。^) 全米本戦デビュー戦は完敗

全米オープン1回戦終了後、記事のアップが随分遅くなってしまいましたが、敗戦ショックにうちひしがれて何も書く気分になれなかったのではなく、ライブスコアを自宅で見ておらず、今日はそのまま仕事に行っていたので、単純に更新することができませんでした。

初の全米本戦1回戦 vs ケビン・アンダーソン(34位/南アフリカ)は、ご存知の通り、1-6 3-6 0-6 と、完敗に終わりました。



3セットで7度もブレイクを許してしまいましたが、それ以上にスコア以上の完敗ぶりを象徴するのが、そしてリターンゲームでのポイントの極端な少なさ。はじめの2セットで取れたリターンポイントはわずか3つで、時々上位選手に食らう大敗もここまでひどくはなく、もう悲惨としか言いようがありません。。
アンダーソンはサーブがいいという話を聞きますが、今季誰もが認めるノリノリ街道驀進中のジョコビッチ相手でも、ここまでひどくはないんじゃないかと思います。

試合を見られていないのであくまでも推測になりますが、添田くんにとっての一年で一度とかいうレベルの「救いようのないダメダメな試合」と、アンダーソンにとっての「何しても決まっちゃうキレキレの試合」が不幸にも見事にかみ合ってしまった結果ではないかという・・・。

WOWOWで今朝放送していた試合後のインタビューでも「今日に限って言えば何かがかみ合わなかった」と語っていました。



今大会でグランドスラム4大会全てで本戦入りを果たし、今年はローランギャロスから3大会連続。今度こそ本戦で勝利を!と意気込んでいたであろう気持ちを見事に打ち砕かれた格好になってしまいました。
今日はたまたまこういう結果になってしまったけど、このスコアがそのまま30位台選手との差だという風には私は思っていません。「1年何十大会にも出ていれば、たまにはこんな試合もあるさ」と逆にポジティブに捉えています。

それよりもむしろ、昨日先行して試合をしていた錦織圭選手、土居美咲選手、森田あゆみ選手が全員途中棄権という日本人選手には悪夢のような1日になってしまい、無事試合を終えてくれたという安堵もどこかあありました。

そして、スコアだけを見たら言い逃れのしようもない大敗ですが、第3セット0-4からのリターンゲーム。
完全に一方的な展開となっていたそれまでの状況から、もう負けは覚悟していましたが、このゲームでブレイクポイントこそ握れませんでしたが、30-40とゲームポイントを握られてからこの試合初めてデュースに追いつき、その度にアドバンテージを握られながらも4度それをしのぎ「このままでは終われない」という粘りを見ることができました。

もう少し早くそれができていれば・・・という思いもありますが、まぁ、今日はそれだけでも充分かな。

パパっと切り替えて、自分のテニスにまた磨きをかけていって欲しいし、ファンとしても前に進んでいこうと思います。



例年夏は長くアメリカの試合に出ていましたが、今年はスケジュールやカットの兼ね合いもあり、この全米のみ。
大会自体はまだ始まったばかりですが、負けてしまえば、今シーズンもいよいよ終盤に差し掛かってきます。

添田くんの今後のスケジュールは来週の上海チャレンジャーを皮切りに、デ杯、アジアシーズン、そしてジャパンオープン・・・。

日本にはテニスの秋が近づいています。



試合について余り詳しく伝えられないので、詳しい状況は分かりませんが、試合の内容について少しながらイメージできる記事が書かれているのが

>>JTA オフィシャルメールマガジン(webベースで読めます)

>>スマッシュブログ



この2つですかね。


全米本戦1回戦は日本時間明日深夜 / 添田豪特別講義!?

全米オープン1回戦 vs ケビン・アンダーソン(34位/南アフリカ)は、大会初日の月曜日、コート8の11:00(日本時間月曜深夜0:00)スタートの第2試合に入りました。
第1試合目は女子が入ったので、早ければ深夜1時過ぎには始まります。
【訂正】オーダーオブプレイを見間違えていました。失礼しました・・・正しくは、1試合目は男子。早くても2時以降といったところでしょうか。


オーダーオブプレイには選手の地元の時間(地元のファンがライブで応援できるように、選手の地元との時差を考慮して試合時間を設定するという意味)がある程度反映されている可能性があり、加えて今回は日本人が男女合わせて6人も本戦に出場しているので、同じ時間帯に何人もの試合が行われるのは避けられないのではないかと思っていました。

ということで、ただでさえこれまで一度も事前に告知される放送カードに試合が一度も入ったことのない添田くんの試合が今回カードに入る可能性は極めて低いだろうとはなからどこか諦めの気持ちというか、これっぽっちも期待をしていませんでしたが、予想通り、WOWOWの放送カードには今回も入りませんでした。
でもまぁ、錦織圭選手と森田あゆみ選手の試合が同じ時間帯にあるなら、彼らの試合を放送するのは当然のことです。


いくら絶賛添田ファンとはいえ、同じ時間帯に錦織選手の試合があったとして、それなのに添田くんの試合を!!!ムチャ振りみたいなことは考えませんが、せめて同じ時間帯に入らないで欲しいなぁ・・・とは思う訳で。
まぁもし違っていたとしても、センターコートの試合をしたりするんでしょうが・・・。
これまではそういう現状について相当怒りを覚えたりしていたのですが、ここ数日、ちょっと考えが変わってきました。


言うまでもなく1回戦は日本人選手の試合が最も多く、パズルのように複雑に構成されるOOPから自分にとって都合のいい進行になるのを望むこと自体ない可能性を信じているだけなのかもしれないし、他力本願的思考なのかも・・・と。

言い換えると、TVで見たければ添田くんに勝ち進んでもらうしかないのです。

具体的な例として、6月のウィンブルドンで日本人選手で最も勝ち進んだのは錦織選手でも森田選手でもなく、予選勝者の土居美咲選手(3回戦敗退)でした。
2回戦はどうだったかちょっと覚えてないですが、3回戦は生で放送してましたね。
自分がその選手をよく知っているかどうかということは関係なく、やはり日本人が勝ち進んでいると興味も沸くし、「試合を見たい!」と思う人は増えていくでしょう。

もうね、それを狙うしかないと思うんですよ(笑)


こういう書き方をするとほとんどやけくそのようにも取られるかもしれませんが、これは至極正当な考えなんだろうと今更にして思うのです。

もちろんそれが簡単なことではないことは重々承知しているし、アンダーソンはノーシード選手の中では最もランクが高く(ランクがあとひとつ上だったらシードが付いていました)、もし勝てたとしても2回戦は順当に行けば30位のロドラ、はっきり言ってとんでもなく厳しい相手で、その中例えば2つも勝つなんてホントに至難の業だと思います・・・。

でも、勝つしかない。


現実的なところでは、明日WOWOWの放送カードには錦織・森田戦しか発表されておらず、それが終わった後は状況に合わせての試合セレクトになります。
なので、ふたりには最少セットで速やかに勝っていただき、添田くんの前試合には3セット5セット全てタイブレークの勢いでもつれていただけば、添田くんの試合がまるまる放送されるかも(笑)
そして、放送うんぬんとは関係なく添田くんにはホントに頑張ってほしい。トップ40の選手と4セット5セットなんていう試合をぜひ見てみたいし、その先にもしも勝ちが待っていたら、これほど嬉しいことはありません。


ちなみにライブストリーミングは今のところ全米本戦分がまだ出てきておらず、その有無がまだ分からないのですが、相手はノーシードだし、余り期待しない方がいいかもしれません。。


>>月曜日オーダーオブプレイ
>>男子本戦ドロー(4ページに分割されているうち添田くんのところのみ)
>>大会公式サイト

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ちなみに、全米オープンの運営に影響を及ぼすのではないかと懸念されていた巨大ハリケーン「アイリーン」は、予測ほどの規模ではなく無事通過したみたいですね。


ついさっき添田くんがTwitterにつぶやいたところによると、寝ていた間に通り過ぎていったんだそうです(笑)

そういう状況をことわざで何と表現するのか?・・・とフォロアーに問いかけていましたが、しっくり来る返答がなかったのか、自分で調べた結果、「寝る間が極楽」にすることにした、と。

その意味を調べてみたところ、「この世を生きていくということは実に大変なことであり、苦労の絶えるときがないが、寝ている間だけは何もかも忘れていられるので、極楽にいるようなものだ」という意味だそうです。


うーん・・・余り深く考えていないかもしれないですが、なんというかセレクトが妙にリアルですね。。

そんな色々な苦労が一時でも報われる瞬間が、明日、訪れて欲しいと思います。


全米1回戦の相手はアンダーソン / 記録とか快挙のこと

全米予選終了後、16人の予選勝者がメインドローに組み込まれ、添田くんの1回戦の相手はケビン・アンダーソン(34位/南アフリカ)となりました。


これまでアンダーソンのプレイは見たことないのですが、去年のバトンルージュチャレンジャーで対戦しており、3-6 3-6で敗れています。
2セットで3度ブレイクをされていますが、試合後、添田くんはブログで「今日はなかなか試合に入り込めなかったです。集中力が上手く行かなかったというか。サービスの確率も良くなかった」と振り返っています。

アンダーソンは対戦当時103位でしたが、この大会で優勝して初めて100位を突破した後、ゆるやかにランクを上げ、今年1月の地元ヨハネスブルグでツアー初優勝を果たしてキャリアハイ40位をマーク。以降、ランキング30位台をキープし続けています。
今月行われたマスターズ1000のモントリオールではマレーにストレートで勝利。

またしても厳しい相手です。


でも、これまでテニス選手として一歩一歩着実にステップアップし、今年は念願の100位突破と初のグランドスラム本戦ダイレクトインを果たしました。そして、今回の初の予選自力突破は、自身の成長を目に見える結果として実感できるものになったのではないでしょうか。

主戦場が違うと言ってしまえばそれまでですが、本戦初勝利、そしてさらにその先の上昇へのステップは、予選勝者やワイルドカードといったラッキードローを待つのではなく、自分の力で掴む以外にありません。
そして、これまでの歩みの中で身に付けた様々な力が具体的に実を結ぶスイッチとは、結果が与える“自信”以外にないのではないかと思っています。彼らほどテニスを極めた選手たちがある日突然さらに上手くなったりする訳もないし、アンダーソン自身おそらくそうだったはずです。


今大会がそうなるかは分かりませんが、そうであって欲しいと思います。

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ちなみに、予選を突破した添田くんに加え、本戦ダイレクトインしている錦織圭選手、伊藤竜馬選手とで日本人男子は3人が本戦に出場することになりました。

去年のウィンブルドンの2人同時でさえ30何年振りだったので、言うまでもなく3人なんてそれ以上なかったことで、各所で見かける文字によると、どうも戦前以来の快挙になるようです。
戦前の情報なんてネットで調べられるはずもなく、国会図書館とかに行かないと正確な記録は分からないのではないでしょうか・・・ということで調べるつもりもありません(笑)


こういった快挙は、多くの人に“日本人男子テニス界に新時代到来か”と大きなインパクトを与えると思います。

でも、こういったことはある日突然振って沸いてくるものではありません。
現在の日本男子テニス界にはランキング2ケタの錦織選手を筆頭に、100位台に3人もの選手が名を連ねていますが、このことがすでに何十年振りの快挙だし、去年のウィンブルドンもしかり。26年振り(らしいです)のワールドグループ復帰が現実のものとして見えてきたデ杯もそうです。

選手たちは、注目の有無に関わらず日々お互い切磋琢磨しながら、それぞれがステップアップしています。そういった土壌は徐々に作り上げられていて、今回たまたまそれが目に見える形で現れたにすぎないのではないかと思います。
今回は敗れてしまいましたが、杉田選手にだって本戦に勝ち上がるチャンスは充分ある訳です。

そうなると、例えば日本人男子4人がグランドスラム本戦出場!!!!!

2人で30年数年振り、3人は戦前・・・となると、4人なんて大正とか明治時代になっちゃうんでしょうか?(爆 ・・・というか、そんな頃にテニスの世界トーナメントなんてあったのか知りませんが)



つまり、これは私自身の考えですが、日本人選手を日常的に応援していて、上昇気流を着実に感じてきた身としては、こういう状況になる予感は以前からあって、これからどんどん塗り替えられていくであろう“記録”や“快挙”には余り興味がなくなってきました。

ただ、おそらく往年のテニスファンたちさえ経験したことのないであろうこの状況をとにかく素晴らしいと思うし、自分がテニスファンになった頃には全く想像すらできなかった事態に興奮も覚えつつ、彼らと、それ以外の選手がひとりでも多く彼らに続いて欲しいし、その結果、記録とかにいちいち反応しなくなる、“それが当たり前”の状況が生まれればいいと思っています。

そして、いずれは日本テニス界がスペインとかフランスみたいにテニス強豪国になればいいのにな・・・とか結構真面目に思っているのです(笑)


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