全米1回戦の相手はアンダーソン / 記録とか快挙のこと




全米予選終了後、16人の予選勝者がメインドローに組み込まれ、添田くんの1回戦の相手はケビン・アンダーソン(34位/南アフリカ)となりました。


これまでアンダーソンのプレイは見たことないのですが、去年のバトンルージュチャレンジャーで対戦しており、3-6 3-6で敗れています。
2セットで3度ブレイクをされていますが、試合後、添田くんはブログで「今日はなかなか試合に入り込めなかったです。集中力が上手く行かなかったというか。サービスの確率も良くなかった」と振り返っています。

アンダーソンは対戦当時103位でしたが、この大会で優勝して初めて100位を突破した後、ゆるやかにランクを上げ、今年1月の地元ヨハネスブルグでツアー初優勝を果たしてキャリアハイ40位をマーク。以降、ランキング30位台をキープし続けています。
今月行われたマスターズ1000のモントリオールではマレーにストレートで勝利。

またしても厳しい相手です。


でも、これまでテニス選手として一歩一歩着実にステップアップし、今年は念願の100位突破と初のグランドスラム本戦ダイレクトインを果たしました。そして、今回の初の予選自力突破は、自身の成長を目に見える結果として実感できるものになったのではないでしょうか。

主戦場が違うと言ってしまえばそれまでですが、本戦初勝利、そしてさらにその先の上昇へのステップは、予選勝者やワイルドカードといったラッキードローを待つのではなく、自分の力で掴む以外にありません。
そして、これまでの歩みの中で身に付けた様々な力が具体的に実を結ぶスイッチとは、結果が与える“自信”以外にないのではないかと思っています。彼らほどテニスを極めた選手たちがある日突然さらに上手くなったりする訳もないし、アンダーソン自身おそらくそうだったはずです。


今大会がそうなるかは分かりませんが、そうであって欲しいと思います。

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ちなみに、予選を突破した添田くんに加え、本戦ダイレクトインしている錦織圭選手、伊藤竜馬選手とで日本人男子は3人が本戦に出場することになりました。

去年のウィンブルドンの2人同時でさえ30何年振りだったので、言うまでもなく3人なんてそれ以上なかったことで、各所で見かける文字によると、どうも戦前以来の快挙になるようです。
戦前の情報なんてネットで調べられるはずもなく、国会図書館とかに行かないと正確な記録は分からないのではないでしょうか・・・ということで調べるつもりもありません(笑)


こういった快挙は、多くの人に“日本人男子テニス界に新時代到来か”と大きなインパクトを与えると思います。

でも、こういったことはある日突然振って沸いてくるものではありません。
現在の日本男子テニス界にはランキング2ケタの錦織選手を筆頭に、100位台に3人もの選手が名を連ねていますが、このことがすでに何十年振りの快挙だし、去年のウィンブルドンもしかり。26年振り(らしいです)のワールドグループ復帰が現実のものとして見えてきたデ杯もそうです。

選手たちは、注目の有無に関わらず日々お互い切磋琢磨しながら、それぞれがステップアップしています。そういった土壌は徐々に作り上げられていて、今回たまたまそれが目に見える形で現れたにすぎないのではないかと思います。
今回は敗れてしまいましたが、杉田選手にだって本戦に勝ち上がるチャンスは充分ある訳です。

そうなると、例えば日本人男子4人がグランドスラム本戦出場!!!!!

2人で30年数年振り、3人は戦前・・・となると、4人なんて大正とか明治時代になっちゃうんでしょうか?(爆 ・・・というか、そんな頃にテニスの世界トーナメントなんてあったのか知りませんが)



つまり、これは私自身の考えですが、日本人選手を日常的に応援していて、上昇気流を着実に感じてきた身としては、こういう状況になる予感は以前からあって、これからどんどん塗り替えられていくであろう“記録”や“快挙”には余り興味がなくなってきました。

ただ、おそらく往年のテニスファンたちさえ経験したことのないであろうこの状況をとにかく素晴らしいと思うし、自分がテニスファンになった頃には全く想像すらできなかった事態に興奮も覚えつつ、彼らと、それ以外の選手がひとりでも多く彼らに続いて欲しいし、その結果、記録とかにいちいち反応しなくなる、“それが当たり前”の状況が生まれればいいと思っています。

そして、いずれは日本テニス界がスペインとかフランスみたいにテニス強豪国になればいいのにな・・・とか結構真面目に思っているのです(笑)




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コメント(2)

  1. さきほどWOWOWのUSオープンの前宣伝で、初の日本人男子3人本戦出場として映像が出てましたよ、他の2人は練習風景、添田君は予選突破の瞬間の映像でした。まぁ数秒ですが、またくりかえされるのではないでしょうか。sabumasaさんのいう日本テニス界ですがあながち夢ではないように思えてきました。はっきりいって松岡が46位になったころは松岡の特殊な環境・フィデカルあってこそのものと思えていました。しかし今はジュニアは世界中を転戦してますし、底辺も徐々に底上げ出来つつあります。特に長くJAPANで1位でも4大大会に本戦入りさえ出来ない状況が続いた中、長く日本で戦い1位だった添田君がグランドスラム本戦に自力で出れたことは、後に続く国内で頑張っているジュニアたちをどれだけ勇気づけることでしょう。私は特に添田君を応援していたというわけではありませんが、1プレーヤーのはしくれとして本当に彼に敬意を表します。このあとデビスカップまで、全力で応援したいと思います。

    さかなや

  2. すごいですよね!!
    予選を勝ち抜いての本戦は本当に意味がありますよね。
    ただいきなりアンダーソンとは・・・

    きんた

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