近藤大生選手、現役引退/フアヒンCH大会キャンセル
2016年10月30日
今日は全日本選手権の女子シングルス以外の決勝が行われました。
そして、私のお気に入り選手のひとりである近藤大生選手の現役最後の日でもありました。最後となったミックスダブルスは準優勝。
自分は2009年以降のプレイしか観たことがありませんが、スマートかつ冷静なプレイ、徹底してサーブ&ボレーにこだわる姿は、添田くんとはまた違った魅力があり、時折国内で試合を見るのが毎回楽しみでした。
今使っているラケットは自分にとっての3代目なんですが、一番最初のラケットを使っていた2010年、早稲田フューチャーズの決勝戦を戦った二人に、試合後のサイン会でサインを描いてもらい、使わなくなった今も大事にとってあるんです!(2代目のラケットはショップに売ってしまったというのに・・・w)
ダブルスペア、同世代選手としての姿
そして、添田ファンにとってお馴染みなのは、ダブルスペアとしての姿だったのではないかと思います。
初めてペアを組んだのは2007年の慶應チャレンジャー。初めてだったにも関わらずいきなり優勝だったんですね! そしてペア2度目となったのは2008年の京都チャレンジャーで、今度は準優勝!
▼ふたりの初勝利後のインタビュー!
対照的な感じが逆にいいペアリングを生んだのかもしれませんね(^^
ジャパンオープンのシングルスでは本戦でまだ勝利を挙げられていない添田くんに、初めての本戦勝利をもたらしてくれたのはまさに近藤選手でした(2009年)。
数えてみたら、そこから最後のペアリングとなった2011年8月の北京チャレンジャーまで3年半の間、ATPの大会だけで18度もペアを組んでいました。
同じ大会に出ることが多い伊藤選手、一時期はデ杯対策として内山選手、最近では仲のいい佐藤選手・・・と色んな日本人選手とペアを組んできましたが、こなした試合数では近藤選手以上のペアはいないと思います。
添田くんがプロ転向をした2003年、近藤選手は22歳になる目前に右肩の故障により2年以上に渡って戦列から離れることを強いられました。そして、長い時間を経て復帰をした時には、2つ下の添田くんがランキングで上回っていました。
このことについて、試合後の引退セレモニーで近藤選手が語っていました。
例年のように日本から数人新たにプロテニス選手が誕生していきますが、近藤選手や添田くんぐらいの世代は、長年に渡って見事に空白の時代でもあります。
短い期間で集中的にペアを組んできたふたりですが、添田くんはトップ50を経験し、長年に渡って安定した成績を残し続けている一方、近藤選手はキャリア終盤ケガの繰り返しで満足いくテニスができない苦しさをブログに度々書いているのを目にしました。
近藤選手のスピーチで思わず聞くことになった添田くんの名前に、近藤選手は添田くんのことをどのように思い、そして添田くんは近藤くんのことをどう思ってきたんだろう・・・と、引退の悲しさと相まってなんとなく勝手にセンチメンタルな気分になっています。
ともかく、長い間お疲れさまでした!
これからは指導者の道を歩むとのこと、第2のテニス人生が充実したものになることを心から祈りたいと思います。
▼おまけ。その後、優勝して調子に乗りすぎなふたりwww
ふたりの若さを感じる、今となってはとても貴重なインタビューです。
来週のフアヒンチャレンジャーは大会キャンセル
明日から本戦が始まる予定だったタイのフアヒンチャレンジャーが、先だってのタイ国王逝去に伴い大会自体がキャンセルに。
ということで、次の大会は11/7からの兵庫チャレンジャーに変更となりました。
ポイントのことを考えるとバッドラックではありますが、事情が事情だけに仕方ない。ラストスパートに向けてしっかり準備ができるという意味では一概に悪いことばかりではないと思います。
スケジュール変更により、本人Instagramによると今日から練習再開をしたようです。
練習・トレーニングの日々!
2016年6月4日
ローランギャロスも2週目に入っていますが、今週からチャレンジャーで一足早く芝の大会がスタート。
添田くんは今週来週とどの大会にもエントリーしておらず、次の大会は6月13日週のイギリス・イルクリーチャレンジャーに出場するようです。
4週間近く試合から離れることになりますが、オフシーズン以外でこれだけ試合に出ないのは去年のウィンブルドン後以来、約1年振り。本当に久しぶりですね。
このところ満足いく結果でなかったこともあるでしょう、しばらく全く音沙汰のなかった本人からのSNS発信ですが、このところ堰を切ったように報告アップが続いています(^^
伊藤選手・佐藤文平選手らと湯河原で芝でのトレーニング合宿。
以下、施設の方のFacebookでも詳しいレポートが上がっています!
今日は日体大で身体計測とトレーニング!
チェンジ!の日々
試合から少し離れてしっかり休み、体を作ること・・・とても大事なことではないかと思っています。
このところ映像で見た感じのプレイはどこか淡々としすぎていて、テニスを余り楽しめていないのかな・・・と思わずにはいられませんでした。
去年から3大会遠征⇒休み2~3週というペースを繰り返してきましたが、たかだか2週では帰国後に少し休むだけですぐ次の遠征に向けて練習に入らねばならず、大きな意味での気分転換はほとんどできていなかったのではないかと思います。
添田くんもあと3ヶ月で32歳です。
現実を言うと、悠長にスランプをやり過ごせるだけの時間はないかもしれません。ただ、これまで大きなケガもせず長期離脱などすることもなく、10年以上オフシーズン以外はずっと試合に出続けてきたといっても過言ではありません。
ケガや色んな理由で戦線から離れざるを得ない選手からしてみたら、それはとてもありがたいことなんだろうと思います。ただ、逆の立場からしてみると、そういった“遊び”の時間もなく、遠征・試合と練習・トレーニングをただひたすら繰り返す・・・これほどのマンネリはないのではないかという気もする。。
それは私がそう思っているだけですが、とにかく変化は自分で作らねば、モチベーションは自分で努力して上げていかねば・・・そんな模索の表れなのかもしれません。
そして、このところのSNS復帰?は、もしかすると何か吹っ切れたものがあったのではないか・・・まぁこれは完全なる願望なんですが(笑)
少し前のものですが、日本テニス協会のFacebookに上がったローランギャロス予選の写真を見ると、ラケットが黒塗りになっています。
前週のハイルブロンチャレンジャー公式サイトに上がっていた写真も同じく黒塗りでした。(その前の大会は鮮明な写真で確認できず不明)
添田くんが現在(もという表現が正しいのか分かりませんが)使っているラケットはご存じYONEXのVCORE Duel G 97。
このラケットは今年の新製品で昨年末のオフシーズンから徐々に使用をしていたようですが、ラケットの変更もしくは長さとかの仕様を変えようとしているのでしょうか。
映像で見るプレイからだけではなかなか前向きな要素を見つけられなかったけれど、そのことは本人が模索を続けているということに他なりません。
結果が出ないことは何より苦しいことだと思いますが、そこから抜け出そうと本人は努力を続けているんだというのは、大きな希望でもあります。
とにかく、あと1週間弱でいよいよ得意の芝に乗り込みます。
その時まであと少し、心身をしっかり作り直すいい時間を過ごしてくれればと思います!
・・・ということで、次回更新は重大発表です!
Go!前へ!上海マスターズ予選スタート
2015年10月10日
わー!内容の予告とか書いたまま結局追記をしていませんでした・・・(゚A゚;)(゚A゚;)(゚A゚;)
ジャパンオープン予選決勝が少し時間が経ち、色んな選手の試合や練習を見たり、会場に残って練習に打ち込む添田くんの姿を見て、ようやくひとつの考えとしてまとまってきたような気がします。
添田くんが試合後、Facebookを更新しました。
楽天オープン2015予選決勝Matthew Ebden(AUS)と対戦し、3-6 6-4 3-6で敗退しました。ファイナル3-0リードからの…悔しい以外の言葉は出ませんが予選にもかかわらず、多くの方々に応援していただいた…
Posted by 添田 豪 on 2015年10月4日
この投稿、私は本人が書いたものではないと思ってるのですが(笑)、このところこまめに投稿をしてくれるスタッフさんは本人と非常に近い人で本人に代わってやってくれているものだろうと思います。
その人が言うことは、ある程度本人の考えを代弁しているものと思っていいのだろうし、実際、予選2試合で観客の多さ、予選決勝での声援の多さ(私も大声を張り上げていましたがw)は、添田くんへの期待(復活を願うことも含めて)、選手を後押ししたいというパワーを感じることができました。
それは少なからず本人にも伝わったんじゃないかと思ってるんです。
本戦が始まった月曜日以降、聞いた情報をまとめると、月曜日はグロスと、火曜日は佐藤選手と、水曜日は西岡選手と練習していたそうです。そして、私が観戦に行っていた木曜日は球出しからのバックハンドクロス、内山選手とのバックのラリー、バックとフォアを取り入れたりと、実戦さながらのハードさでかなり打ち込んでいました。
見ることができたのは練習の一部なんですが、とにかくバックをかなり打っていたのと、内山選手と代わる代わるやっていた球出しからの練習では、順番を待っている間、何度も繰り返しバックの素振りをしていました。
これまで有明で練習している姿を何度も見てきましたが、今まで素振りをしているところなど一度も見たことがありません。
エブデンには、本当にイヤな負け方が続いています。予選決勝でのこの負け方はきっとかなり堪えただろうと思います。
ただ、それが逆に気持ちに火を点けるきっかけになったのではないかという気がしているんです。そうであってほしいと思います。
ということで、しっかり練習を積んだ上で、明日からは上海マスターズの予選に出場します。
添田くんの対戦相手は「Alt Three」と書かれているのですが、Alternates(補欠)選手との対戦ということです。他にも2つそういう枠がありました。
ドロー発表時点で決まっていないということは、予選サインの時点で3人足りなかったということだと思われ、明日当日のサインで追加で入ってくる選手がいなければ予選1回戦はByeになる可能性もあります。
初めて見ましたが、こういうこともあるんですねぇ。
対戦相手が現れれば試合は明日現地時間正午(日本時間13時)スタートの第2試合に組まれています。
今シーズンももう終盤、フィジカルのギリギリのところだと思いますが、今年もあと少し!
この大会がおそらく今シーズン最後のツアー大会への出場になると思うので、ここでひとつの集大成としてほしいところです!
他の日本勢は西岡選手と関口選手が予選にエントリーしています。
(伊藤選手は予選からアウトしていました)
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