サンギネッティコーチ、添田豪を語る!




昨日からサイトの右上に動画を表示していますが(PCのみ)、なんとYouTubeのATPWorldTour アカウントが初めて添田くんについての動画をアップしてくれました!!!!!



厳密にはパートタイムコーチであるダビデ・サンギネッティ氏が添田くんについて語っているのですが、添田くんの英語は(日本人には実に聞き取りやすいものの)お世辞にも流暢とは言えない(笑)ので、その方が逆にいいんかしら・・・とか思ったり。

そのなんとなーくの訳をTwitterにつぶやいていたら、添田くん応援仲間のあたごやまさんが、余りにも実際とかけ離れていると思ったのか?全文を訳してくださいました。

選手を最も知る存在であるコーチが語る、ヒューストンの会場で撮影された貴重な最新インタビュー、以下がその全文です!

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Q.サンギネッティさん、どういう経緯で添田選手のコーチになったんでしょうか?

A.引退してから1年後くらいでしょうか、ピストレジがコーチをやってみない?と尋ねてきました。そして最初にコーチしたのが、ヴィンス・スペーディアでした。彼は35歳の選手でしたが、とてもいい成果が出たと思います。65位にまでなりましたし。その後、添田がやってきて一緒に練習できないか、コーチになってくれないか、と。「いいですよ」と二つ返事で引き受けて、そこから関係が始まったんです。
(sabumasa注:ピストレジとはサンギネッティの元コーチで、鈴木貴男選手の元?コーチでもあります。添田くんとサンギネッティ氏の橋渡しになったのはピストレジ氏と言われています)

Q.あなたがコーチになってから、ゲームにおいて添田選手が一番成長したのはどんな点でしょうか?

A.うーん、サーブとフォアでしょうね。サーブとフォアは一緒に相当トレーニングを積みました。いまだにサーブは色々と学ぶ必要があるものの、今はいい状態です。今年はとてもいいテニスができると思います。

Q.添田選手はクレーでもっとトレーニングや試合を行う必要があるんでしょうか?

A.実は、添田はクレーでの経験が余りありません。今大会が彼のキャリアで4大会か5大会目だと思います。なので、彼はクレーでどのようにプレーすればいいのか、まだ分かっていません。すべてが彼にとって新しいことで、まだ学んでいる途中なんです。
(sabumasa注:正確には10大会20試合・・・詳しくは後述)

Q.今シーズン添田選手のランキングがどこまで上がると考えてますか?

A.(困った顔で)うーん、彼にランキングの目標を与えたくないんです、過度なプレッシャーは与えたくないから。でもまぁ、今年の終わりには50位ぐらいになると考えてます。

Q.分かりました。それではあなたのテニス選手としてのキャリアの話に戻りたいのですが、何が一番のハイライトでしたか?ミラノでフェデラーを破ったことですか?

A.(若干嬉しそうに)まぁ、いろんないい試合がありました。世界ナンバーワンも倒したし、優勝もしました。残念だったことはもっといっぱい優勝したかったことですね。

Q.いまも現役時代が恋しい感じでしょうか?

A.はい、そりゃもう。闘争心は今でもありますから。でも、その闘争心を添田に与えていきたいと思っています。

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とまぁ、なんとも深いインタビューです。
あたごやまさん、ホントにありがとうございます!!!


以前から添田くんに注目している人はご存知かと思いますが、添田くんはこれまでほんっとクレーの大会に出ませんでした。

サンギネッティ氏は4~5大会と言ってますが、今調べたら正しくは10大会、20試合。
でもこれは、2005年までの大会が大部分で、2008年1大会出て以来、去年のローランギャロス本戦ダイレクトインが決まるまでクレーのトーナメントには一切出ておらず、プロ選手としてほとんどノーキャリアと言っても過言ではない(笑)

ローランギャロス出場時のインタビューでは、クレーに苦手意識があることを語っていましたが、得意であるハードと芝と比べて、球足が遅いことやスライディング技術など、異質な部分もあるし、ローランギャロスの予選にも1度も出ていないことから推測するに、やはり敬遠していた部分があったんでしょうね。


が、今年はすでに本戦ダイレクトインが確実であるローランギャロスの他に、今週のヒューストン、来週のサラソタチャレンジャー、そして来月のWTCへの出場が発表されています。

去年の今頃は一旦添田くんのコーチングから離れていたので、ふたりにとって今シーズンが初めてのクレーへの挑戦となる訳ですが、ベテランの域になってそれまで苦手だったサーフェイスにいちから取り組むのはとても勇気のいることだと思います。
それだけコーチに対して信頼を置いているということなんだろうし、サンギネッティ氏は現役時代クレーの名手と言われていたようなので、学ぶことも多いのではないでしょうか。

ヒューストンではシングルス・ダブルスともに1回戦で負けてしまいましたが、サンギネッティ氏とクレーに取り組み始めてまだ数日。ファンもそう結果を焦る必要はない。


私が勝手に予感しているだけなのですが、グランドスラム本戦での初勝利はローランギャロスになるような気がしています。そうなるかもしれないし、そうならないかもしれませんが、その時を楽しみに、焦らず新しい挑戦を見守りたいなぁと思います。




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コメント(2)

  1. 私の荒削りな訳をめちゃくちゃ読みやすくまとめて頂いてありがとうございます。なるほど、ピストレジってそんな人だったんですね。しかしサンギネッティの語り口で”今年の終わりには50位ぐらいになってると思います。”って落ち着いて言われると、あぁほんとにこりゃなるなって思えてきますね。年初の私の予想が当たるんではないかと。笑

    あたごやま

  2. 私も何となく、そのような予感がしています…

    探し物は、探すのを止めた時に見つかったりする事って確かにありますよね?そうなると面白いかな?と思う部分もありますけどね^^;

    ps.オリンピック、出られると良いですね!応援しています。

    K(ケイ)

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