Soeda TENNIS WEEK 2週目は兵庫へ!

ということで、明日から兵庫チャレンジャーが始まります。

1回戦の相手はこれが初対戦となるMatt Reid(359位/オーストラリア)です。
今週オーストラリアで行われていたチャレンジャーでベスト4に入ったことで、今大会の予選を免除されています。


Reidのシングルスキャリアハイは去年2月の183位で、その頃よりランクはかなり下がっていますが、特に故障などではなさそうで、そのあたりに獲得した大型ポイントの防衛ができず、徐々に下がってしまったようです。
とはいえ、今週シード選手(100位台後半選手、200位台半ば選手)を続けて倒しており、先月のチャレンジャーでもノーシードから上位選手を続けて破りベスト4。このところ調子を上げているようなので、気を抜けない初戦になりそうです。
ダブルスにも力を入れている選手のようで、そのランキングはシングルスよりも上の173位。


尤もですが、添田くんは自分が掲げたテーマを自ら手放したような負けで全日本を終えたばかり。
1大会に出たぐらいで色んなものが劇的に変わるとも思わないし、精神的にがっくり来ていたとしてもおかしくはありません。一方で、8月にドルゴポロフとマナリノを破ってアトランタでベスト8に進出したのは、内山選手に敗れた翌週なんですよね。
つまり、どっちに転ぶかは全く予想がつきません。
続けて記事を書いているので、まだ全日本モードが抜けないのですが(笑)こういう試合にどう臨み、どう戦っていくのかというのがある意味今の課題でもあるような気がします。

ただ、今週の好天から一気に寒くなりました。連戦による負担も出てくるだろうし、体調管理には本当に気をつけて関西の観客にいいテニスを見せてほしいと思います!


他の日本勢はダニエル選手、伊藤選手、西岡選手、守屋選手、内山選手。本戦ワイルドカードは仁木選手、片山選手、吉備選手、大西選手に出ています。
予選は2回戦まで終わっており、志賀選手、越智選手、福田選手、竹内選手、井藤選手が予選決勝に進出しています。

添田くんはダブルスにはエントリーがありませんでした。
月曜のオーダーオブプレイがまだ出てきていませんが、さすがに明日試合ということはないはず・・・。


>>大会公式サイト


【追記しました】悔しさは力になる!(はず)

本日行われた全日本決勝、ご覧になった方も多いと思いますが、6-7(6) 4-6 で内山選手が勝利し、初優勝を果たしました。

この試合をひとことで言うと、先輩の選手を倒して全日本のタイトルを獲りたい内山選手と、それを退けて勝とうとした添田くんとの戦いだったように思います。
負け惜しみかもしれませんが、そのモチベーションの差が結果として現れたような気がします。


この試合のカギは添田くんのファーストサーブになるだろうと思っていましたが、今週そうだったように今日も確率は余りよくなく、サービスゲームでは激しいラリー戦となりました。第1セットは添田くんの方が明らかに押している感じでした。第1セットは双方ピンチもありましたが、ブレイクなしのタイブレーク。ここで添田くんが絶えず先行し、一時リターンながら6-2と大きく引き離しましたが、ここからの内山選手は本当に素晴らしかった。
内山選手はディフェンスが本当に素晴らしく、添田くんのいいショットに対しても本当に諦めずに返球。そのボールが尻上がりによくなってきて、あれが入るかー!というボールがどんどん決まり、頭上も含めてコートを広く使って本当に全身全霊といったプレイをしていました。
対して、添田くんはテニス自体は悪くないものの、よくも悪くもいつも通りというか・・・このセットポイントで少し守りに入ってしまったのかもしれません。

不思議なもので、試合というのはいいプレイをしている選手に運も見方するんですよね。。
ネットをかすめてイレギュラーしたボールは内山選手は入っても添田くんは入らない。。

第2セット1-1のサービスゲームで先にブレイクを許してしまい、サーブが好調の内山選手相手にこれは逆転は難しいかと思っていましたが、3-4からのリターンゲームで見事にブレイクバック!次のゲームをキープできれば試合はまだまだ分からないと思っていましたが、これを落としてしまいました。
内山選手は本当に素晴らしく優勝にふさわしいテニスを見せてくれました。


表彰式でのインタビューで、添田くんはまず悔しいと言っていました。
それは本当にそうだろうな・・・と思います。第1セットはほとんど取れていたセットだったので、そうなっていたら試合展開は全く違っていたと思います。

今回出場したのは、全日本のタイトルを獲るためではなく、強い気持ちを取り戻すため。
今週、とても楽しんで試合に臨めていると語っていました。もちろん全ての試合で発揮することはできないでしょうが、その悔しさを一過性のものではなく、日常の戦いにどうか持ち続けてほしいと思います。
それが今回出場した意味なんでしょうから。
(もし勝っていたら、この「悔しさ」が「その前向きな気持ち」とかに差し代わるだけですw)

【追記】
これから試合後のインタビューもどんどん出てくると思いますが、試合後、「出るか出ないか迷った。出るからには、この決断は正しいものにしようと考えていた。出て、正解だった。」と語ったようです。
出て正解だったと心から思えるのであれば、これからの添田くんには本当に期待できると思う!(tennis365 全日本 準V添田「悔しいです」より)


ということで、全日本モードはこれで終了!

明日から始まる兵庫チャレンジャーに向けて今日移動するのでしょうか?
今週は心身かなり上げての戦いになっただろうから、とにかく無理せずに次に臨んでほしいと思います。


明日は内山選手と頂上決戦!試合は11時から

全日本、明日は第2シードの内山選手と頂上決戦です!


[男子シングルス準決勝]添田豪 6-4,6-2 片山翔添田豪「第1シードとして負けられない気持ちは強く持っている。それをプラスにとらえてやりたい。プレッシャーのかからない全日本はない」

Posted by 日本テニス協会 広報 on 2015年11月7日


これまたテニスデイリーの記事なんですが、添田くんが全日本で戦うことの意味について書かれていました。

TENNIS DAILY -2015.11.06 強烈なプレッシャーを自分にかけて戦う添田豪 [全日本テニス選手権]

これまでシングルス4試合を戦ってきましたが、今日対戦した片山選手は今日の試合を前に「今年やってきたことの全てをぶつける」と語ったようです。

すでに2度優勝をしており、今更全日本で優勝したくて出場を決めた訳でもないでしょう。
大事なのは試合に向けての取り組み、気持ちの整え方・作り方、プレッシャーとの向き合い方などで、そういったものをこの後のATPで活かすためのはずです。

来週からは国内でチャレンジャー3連戦もあり、そのことを考えるとフィジカル的にもリスクは少なくないと思います。
これまでの試合では、上のことをしっかりクリアできていたんだと思います。それならば、最も大事な決勝でそれができてこそ全日本に出場した意味が出てくるのです。


明日はNHK Eテレで15時から放送がありますが、これは録画放送。
決勝戦は11時からで、その影響でJTAテニスオンラインによるライブストリーミングもありません。

東京近郊にお住まいの方で、体が空いている方はぜひ会場に駆け付けましょう!

今日、明後日から始まる兵庫チャレンジャーの本戦ドローが出ていますが、今は全日本モードで!!!


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!!!!! オススメ動画 !!!!!

adidas Tennis | Go Soeda | Yasutaka Uchiyama
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