先ほどローランギャロス(全仏オープン)1回戦が終わり、
vs ファン・ソウザ(119位/ポルトガル) 1-6 3-6 2-6 で敗れました。
個人的な目標としていた1セットを取ることはできませんでしたが、今日は久しぶりに映像で試合を見られて、いい部分を沢山見つけることができました!
一番大きなものとしては、最初から最後まで攻めの姿勢を見られたこと。
直近のふたつの敗戦は、スコア以外に全く情報がなく、後半は気持ちが切れてしまったのか体調がまだ戻りきらないのか全く分からないようなとにかく不安だけが募るものでした。でも、今日の添田くんはかなり攻めモードで見ていてこちらもつい力が入ってしまうような、アグレッシブなプレイだったと思います。
このところ少し影を潜めているように見えたネットを取ってからのポイントも今日は多く見られました。
相手のソウザは守るべきところと攻めのショットの精度がいずれも高く、さすがクレーコーター。それを崩すことはできませんでしたが、気持ちが切れてしまってもおかしくない第3セット0-4からのリターンゲームで、この試合初めてブレイクに成功したのは上のことのひとつの形じゃないかと思います。
劣勢であっても先週のデュッセルドルフのようにうつむいてしまうような素振りも見せず、ずっといい表情でプレイを続けていました。
3セット最後まで失速せずに戦えたことで、体調への不安はもうないんだな、とはっきり感じることもできました。
そして、今季生もしくは映像で見てずっと気になっていたこととして、フォアの精度がずっと不安定だったことがありましたが、今日はフォアが素晴らしかったと思います。
去年多用していたショートのワイドクロスもしっかり厳しいところに決まっていて、オンラインに打つような厳しい逆クロスもしっかり決まっていました。このところの武器になっているフォアが久しぶりにちゃんと機能していることを見ることができて、これは今後の試合に向けて大きな収穫ではないかと思います。
テニスの試合はもちろん相手あってのことだし、それだけで勝つことはできません。
結果だけ見ると惨敗のようなスコアだったかもしれませんが、クレーでも変えずにいいところは変えずに、自分のテニスができていたと思います。
実際本人にとってどうだったかは分かりませんが、グランドスラムという舞台で今日のプレイができたことは、きっと今のスランプから浮上するきっかけになると思うし、そこからの脱出はそんなに先のことではないのではないか、という気がしました。
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次の試合は芝の大会です。
芝は添田くんの得意なサーフェイスでもあります。ランキングが下がったことで、ウィンブルドンは予選からの出場になりました。
でも、ここから環境も変わるだろうし、しっかり前を向いてできることをこつこつと頑張っていって欲しいと思います。
最後に、モンテカルロ予選からの緊急帰国後に受けたロングインタビューが先ほどスポーツナビにアップされていました。
添田豪「自分に負けて終わりたくない」 躍進の日本男子テニス 存在感増す28歳 -スポーツナビ
上のレベルでいられる限り、まだまだ現役を続けていくという考えは今も変わってはいないようですね。
35歳のハースに刺激を受けているというのも、現役志向の添田くんらしい(笑)
この後、我々ファンの気持ちを大きく沈めるまさかの3連敗に見舞われる訳で、心境として今も同じかのかは分かりません。
でも、今日の試合を見る限り、添田くんはしっかり前を向いて歩んでいるな、と感じることができました。
映像からとはいえ、この目で見て感じたことを信じてこれからも前向きに応援していきたいと思います!
すごく集中していていい表情でした!かっこいいなぁと何度呟いたことか…σ(^◇^;)
映像を観ないと分からない事は沢山あるんですね。彼の揺るぎない意志と力強さを感じ今の私はとても穏やかです。
さぁー私も明日から頑張ろう!
teto
2013年5月26日 9:17 PM
はじめまして
今までガットは横だけポリツアースピンを使用していたのが、今回の全仏は縦横ポリのように見えました。クレーだからでしょうか?
フラット系の添田選手には今ひとつフィットしていなかったように思えるのですが、、、。
へたれボレー
2013年5月28日 9:55 PM