先ほど試合が終わりました。
vs ライラー・デハート(306位/アメリカ) 6-4 2-6 7-6(2) で2回戦進出です!!!
デハートには今年2セットで2連勝しており、勝つべき相手ではありますが、スコアを見る感じ、今日の彼はちょっとひと味違っていたように思います。
【第1セット】
デハートの1stサーブからのポイントが2ndからのポイントよりも低いという余り見たことのないスタッツは気になりますが、2-2からのリターンゲームをブレイク。ここまでのデハートの1stの確率は92%、そこからのポイントは55%。2ndからのポイントが50%。対して、3回のサービスゲームが終わった4-2時点で添田くんは、1stが74%でそこからのポイント79%で2ndからのポイントは40%。ここまでエースとダブルフォルトが1本ずつ。序盤サーブがすごくよく、デハートのサーブがすごくいい中でも添田くんがラリーを支配していたことが伺える数字です。
ブレイクポイントを2ゲーム合計3度握られますが、それ以外はほとんどポイントを与えることなくしっかりキープし、第1セットを取っています。
【第2セット】
第1ゲームで添田くんはブレイクポイントを握りますが、これを生かせず0-1。デハートの1stの確率はそのままにそこからのポイント取得率がよくなり、セット中盤以降ほとんどポイントを取れなくなっていきます。1-2からのサービスゲームで1ポイント先行の後ストレートでブレイクされ、2-5からのサービスゲームでダブルフォルト2本が響き、再びブレイクされてしまいました。
【ファイナルセット】
序盤ブレイクポイントを握りますがそれを生かせず、それ以外のゲームでは、お互いがサービスゲームでほとんどポイントを与えないという中で推移していきます。第7ゲームでデハートがキープして3-4となった時点で、2ndサーブからのポイント取得率がなんとふたりとも100%。そんなん聞いたことない・・・というすごい状況。その次のサーブスゲームでブレイクポイントを握られますがなんとかしのいで4-4。ここでついに2nd100%の法則が破られてしまいます。先に破ったのは添田くんですが(笑)
それ以降も1stの確率、ポイントともにデハートは高水準をキープし続ける中、総ポイントはデハートが先行し、添田くんの1stが入らなくなり、ブレイクされたらもう終わり・・・というような状況の中キープを続け、6-6。
相手にしてみれば、第1セットをタイブレークで落とし、第2セット根負け・・・というのを同じ選手に2度続けており、3度同じことはできないというのもあっただろうし、先週フューチャーズとはいえ優勝した好調と、第2セットをいい形で取ったことで、波に乗り切った感があったのではないかと思います。
そして最後のタイブレーク。
○ × ○ ○○ ○ × ○ ○
デ 添 添 デ デ 添 添 デ デ
こうなりました。つまり、全てのリターンポイントを取っているのです!!
これはもう絶対に勝つという気迫の表れ以外の何者でもない!!!
セットとしてのスタッツは下がっていますが、デハートはファイナルタイブレーク前までの彼の1stからのポイントの確率は70%以上をキープし続け、ホントに付け入る隙がありませんでした。その中をタイブレークで、しかもこのスコアで勝ったのは本当に見事だと思います!
添田くんは今季タイブレーク15戦12勝という圧倒的な勝率を誇っていますが、ファイナルセットに限定すると2連敗しています(4戦2勝)。しかも、前の大会グランビーチャレンジャーではそれで負けています。同じ負け方はできないだろうし、全米に向けて少しでもいい勝ち方をしておきたいであろう、かつ優勝できれば100位突破という2重の意味で重要な意味を持つ今大会、最高のスタートを切ったと言えるのではないかと思います!
2回戦以降が本当に楽しみです!
テニス雑誌の比じゃないすばらしい記事です!!!
さぶ子さんの文才すごい。ほんとに目に浮かんできます。
圭くんにも勝ってほしいけど、豪君の100位突破にも期待しているし、
複雑な心境ですが、、、まさか、決勝が圭vs豪なんてことになったら、
それこそ、本当に鼻血が出るまで応援し続けますっ!!!
フレー!フレー!けいごうたつ!!!
きょん太
2010年8月11日 5:46 AM