昨日行われた上海チャレンジャー2回戦は3-6 2-6で敗退しました。
1回戦はことごとく決まっていたライン際のボールが余り入らず、一方で相手の粘りが驚異的でブレイクポイントもほとんどしのがれてしまい、徐々に集中力が切れてしまったようななかなか厳しい試合になってしまいました。
時々ある本当に酷い試合ほどの目に見えての悪さはなかったと思いますが、対抗シードが先に敗れていたのでちょっともったいない大会になってしまいましたね。。
この遠征は越智コーチも付いてくれているし、添田くんは遠征後半で調子が上がっていくタイプの選手だと思うので、ここから期待したいと思います!
そして、ご存じの方も多いと思いますが、先日デビスカップワールドグループプレイオフのメンバーが発表され、予想通り添田くんはメンバーから外れました。
錦織選手、ダニエル選手、西岡選手、内山選手というフレッシュな布陣になります。
メンバー入りしながら体調不良で全く出場ができなかった去年のワールドグループ2回戦のチェコ戦を除くと、メンバーにさえ入らなかったのはアジア・オセアニアグループI時代の2009年5月ウズベキスタン戦までさかのぼらなければなりません。この時期は心身不調に陥っていて、自らメンバー入りを辞退と伝えられています。
さらに言うと、本格的に日本チームメンバーとして戦い始めたのは2006年、21歳の時です。それ以来、そのウズベキスタン戦以外9年間ずーーーーーっとなんです。
その間、アジアゾーンのドサ回りだろうが現地入り直後の強行出場だろうが、そして時にはデ杯出場のために個人戦出場を見合わせて調整したり、何度も何度も心身を削がれる最終戦を託され、6年間、そうやって添田くんは日本チームに欠かせない選手としてずっと戦い続けてきました。
改めて書くと、それって本当にすごいことで、昨年のCommitment Award 受賞(詳しくはこちらを)はそりゃ当然でしょという感じです(笑)
今回のメンバー選考にはサーフェイスが大きく影響していると思われますが、実際ダニエル選手と西岡選手は急加速的に力を付けていることも事実で、来年以降、添田くんがメンバー入りするのかはなんとも分からないところがあります。
(ベテラン不要論が一部テニスファンの中にあることも知っています)
ただ、ここまで長きに渡ってシングルス選手としてチームの中心を担う選手がこの先日本チームに現れるかどうかは分かりません。
ファンとして、そのことは素直に誇りにしたいと思います。
デ杯メンバー入りは本人の希望だけでどうこうなるものではないですが、個人的には先が長いとは言えない残された現役生活をこれからは自分自身のための戦いに重きを置いてほしいところもある一方、チームに必要とされて本人がそれに応えたいのであればそれを応援しようと思います。
今回は、出ないなら出ないでしっかり個人戦で結果を出してもらおう!というところですが、まぁ今週はそうはいきませんでした。。
長い長いプロテニスシーズン。余り一喜一憂せずに応援したいと思います。
ベテラン不要論ですか・・・テニスを知らない馬鹿の戯言は無視で充分ですね。来年以降も添田選手は必要です!
ただ、個人の活動に専念してほしい気持ちもありますね・・・何れにせよ、添田選手は将来、JTAの要職やデ杯監督への就任もありえる人材です。これからも長く日本テニス界を支える大事な人材ですね!
優
2015年9月12日 9:49 PM