善戦と言っていいと思う




本日行われた深圳チャレンジャーの1回戦。
ジレ・ミュラー(195位/ルクセンブルグ)と対戦し、3-6 5-7 で敗れました。

ライブスコア以外に試合の状況が分からない中で、感想も分かれると思いますが、私自身は1ヶ月振りの実戦復帰戦としては善戦と言っていいと思っています。

昨日も書いたのですが、相手は添田くんのベストトーナメントのひとつである2012年のアトランタ準決勝で敗れた選手。心技体が最も揃い前のラウンドで錦織選手を打ち負かした次の試合、そんな時でさえ左利きから放たれるビッグサーブに全く歯が立たなかった選手です。

スタッツを見てみましょう。

【第1セット】

1stset


【第2セット】

2ndset



スコアを見始めたのは第1セットで0-3とリードされていたところからですが、最初のサービスゲームでブレイクを許したものの、セット中盤以降スタッツもかなりよくなってきて、調子も上がってきたことが想像できます。

しかし、リターンゲームは全体で19%しかポイントが取れず、この試合唯一のブレイクチャンスもエースをからめつついとも簡単にしのがれてしまいました。
第2セットは反撃の糸口どころかチャンスのきっかえさえ全くなく、最初のリターンゲームで2ポイントを取った以降、1ポイントも取ることができませんでした。

そういう相手と対峙すると、自身のサービスゲームへのプレッシャーはいつも以上に大きくなるはず。なぜならブレイクされたら終わりな訳ですから。。
という中で、第2セットは添田くんも安定してポイントを重ね、4-4からのサービスゲームではデュースに持ち込まれるピンチを迎えるもうまくしのぎ、5-5まで持ち込みましたが、その次のゲームを落としてしまいました。

スコアを見ていて、ミュラーのポイントの重ね方が早いこと早いこと。
添田くんは緻密なストロークを軸に自分のテニスを組み立てるスタイルだと思うので、リターンゲームの度にそれが分断されてしまうビッグサーバーは全般的に得意ではいのではないかと思います。

その中では両セットともスタッツは悪くなく、自分のやるべきことはできていたのではないかと想像します。


なんというか、ここまでリターンゲームで何もできないともうどうしようもないです・・・。
一言で言ってしまえばドロー運が悪かったとしか言いようがありません。
ノーシードでもレベルがはるか下の地元ワイルドカード選手と当たればポイントのチャンスは大きくなるし、シードでもミュラーのような迷惑極まりないノーシード選手に当たってしまえば負けてしまうこともある。もちろんそれは前者の方がいいに決まっていますが、たとえ勝てなかったとしても、長期的に考えれば後者の方が得られるものは大きいと思います。
チャレンジャー出場が続く現在はどうしても実力的に下位の選手との試合が続いてしまうだろうし。。


今回の遠征に期するものは多いと思います。でも、終わった試合のことを嘆いても仕方がないし、次のトーナメントに向けてできることをやっていくしかない。
今週は内山選手と組んでダブルスも出場するので、そちらで1試合でも多く勝ちあがれるよう、シングルスの悔しさをこちらにぶつけてほしいと思います!

ダブルスは明日火曜日には入らなかったので、水曜日になると思われます。



今日発売になったテニスマガジンの連載によると、今回の遠征に続いてローランギャロスの予選に出場することになるようです。
これまで幾度となく出場チャンスを避けてきたこの予選についに挑戦です!(笑)




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コメント(1)

  1. ふむふむ、なるほど、
    スタッツから読み取るとはこういう事なのか、、、
    sabuさん、すごいな。
    添田くんの喘息が、どうか小康状態を保てますように。

    teto

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