テニスマガジンといえば添田くんが連載をしている雑誌ですが、21日に発売された最新号はデ杯インド戦、初のツアーベスト8を果たしたバンコク、ジャパンオープン・・・と、日本人選手がクローズアップされた記事がいまだかつてなく掲載されて、何かと必読要素がてんこ盛りです。
この約1ヶ月の添田くんやチームジャパンをめぐる様々なことが色々な言葉で書かれていますが、一番心に留まったのはデ杯インド戦について書かれている85ページ。
最終決戦になると予想されていた5戦目にはじめから起用が決まっていた添田くんが初日に起用されなかったことについてのくだりです。
初日にも出たかったのではという質問には、「そのためには実力をつけて信頼を勝ち取らないといけない」と強い口調で語った。大事な最終シングルスを任せられる信頼感。しかし、本当に信頼されているのならば、初日の試合にも声がかかるはずだ。実際に「どうしても(出たい)と言うのであれば」という打診はあったという。しかし、添田はそこを譲った。・・・略・・・そこで出たいと言えるほどの実力も自信もない。自分自身が歯がゆかっただろう。
添田くんは現在チームの中で錦織圭選手に次ぐナンバー2の位置にいますが、ランキングで拮抗している伊藤竜馬選手、上位選手と好試合を演じられる力を付けて来た杉田祐一選手と比較してもはや大きく抜きん出ているとは言えない状況にあると思います。
という中で、連載コラム「豪ing My Way」の終盤、「どんな状況、どんなコンディションであっても、圭の次は添田でなければおかしい。誰もがそう思うだけの実力をつけたい」という言葉。
まさにそうなんですよ・・・デ杯でインドのエースデバーマンとの対戦が見られると信じて疑わなかったので、そうならなかった時の衝撃といったらかなりのものでしたが、ファンとしての「添田くんなら勝てるのに!!!」という思いに強がりの部分があったのも否めない事実・・・。
今季戦いのレベルがチャレンジャーからツアー本戦やグランドスラム本戦に変わったことで得られた自信や手ごたえ、トップ選手との差、瞬間ではなく大会・シーズン通してのパフォーマンス力、迫りくる若手選手・・・と色んなものがこの言葉やあちこちの記事に濃く渦巻いていて、おそらくそれが今のテニス選手としての添田くんの現状なのでしょう。
そんな訳で、このブログの読者さんはもちろん毎号チェックされてると思いますが、今号はいつも以上に必見!
立ち読みとかではなく、じっくりと読み返せる購入をおすすめいたします。
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