更新遅くなりましたが、昆明チャレンジャーの単複1回戦が昨日行われました。
シングルス1回戦 vs サミュエル・グロス(208位/オーストラリア) 6-7(4) 6-7(1)
ダブルス1回戦(W/内山選手) vs DE VOEST, Rik / GUCCIONE, Chris 7-6(5) 7-6(6)
シングルスは2セットともタイブレークで敗れてしまいました。
今日はライブスコアもほとんど見られなかったので、書けることも余りないのですが、今スタッツを見ながら気付いた点を書いていくと、予想通りというか、試合をエース通じて17本も叩き込まれてしまいました。単純計算すると1ゲームに1回以上という計算ことになります。
相手にファーストサーブを入れられてしまうと、ほとんど手が付けられない状態だったことが予想できますが、その確率は第1セット60%/第2セット51%とそれほど高くなく、第2セットでセカンドサーブになった時は55%のポイントを取ることができています。
ただ、この試合に関していうと、こちらのセカンドサーブからのポイント率はもっと悪かったようです。
第2セットは2度ブレイクに成功していますが、いずれも先にブレイクを許した後すぐのブレイクバックでした。厳しい状況の中で勝ちを諦めずに食らいついていったのはさすがだなと思いつつ、ブレイクできたからこそブレイクされてしまったことが本当に悔やまれます。
いつも以上に自分のサービスゲームに対するプレッシャーがかかっていたであろう状況で、キープができない/ポイントが競ってしまうことは致命的です。タイブレークのポイントにその差が出てしまいました。
でも、添田くん本人にとって反省すべき点/課題点もきっと多かったのではないでしょうか。
少し時間を置いて行われたダブルスのスコアからそれが見てとれます。
今週と来週帯同している越智コーチがSanwa Tennis Academy Singaporeのブログに言葉は多くありませんが、試合のことにほんの少し言及しています。
これで、ウィンブルドンへの本戦ダイレクトインはまず不可能となりました。
勝てなかったことは仕方がないので、勝ち残っているダブルスでひとつでも勝てるように、そして来週の釜山チャレンジャーに向けて前向きに頑張って欲しいと思います。
負けが続くという状態はどんな心理になるのでしょうか。勝つ事だけがスポーツの大義では虚しい。でも結果ありきのスポーツの世界。どこに自分の価値観や信念の方向をおくか。上を目指すスポーツ選手にとってその位置付けはきっととても重要なはず。沢木耕太郎さんがおっしゃってましたが、トップにいける選手といけない選手の違いはいかに自分の哲学をもっているかだと。勝ち負けのレベルではないもっと次元の高いもの。勝敗の先にある何か…。今日「図書館戦争」を観ました。あんな可憐なカミツレの花の花言葉が「苦難の中の力」だと知って驚きました。いい言葉です。何故か豪君の顔が浮かびました(^_^;
teto
2013年5月9日 6:49 PM