ノーチャンスの中、最後まで諦めずに善戦(ロンドン1回戦)




ツアー250大会のAEGON Championships(ロンドン)本戦1回戦

vs ラデク・ステパネク(チェコ/57位) 1-6 3-6

で1回戦敗退です。。


芝でのサービスゲームは、サーブのいい選手が圧倒的優位に立ちますが、今日は1stサーブの確率が第1セット38%、第2セット35%と、最近スコア観戦した中ではしばらく見なかった低さでした。
チャレンジャー大会であればそれでもラリーからポイントを取れますが、このレベルでは当然いつもの展開には持ち込ませてもらえないです。


ライブストリーミングがなかったので、現地で試合を観戦した方のつぶやきを少し取り上げると、第1セットはネットをしきりに取りに行くも上手くいかず、プレイがチグハグだった模様。
スコア上の確率こそ低かったものの、サーブの調子は悪くなかったようです。

かたや、相手のステパネクの1stサーブが80%と圧倒的で、第1セット、リターンゲームで取れたのはわずか3ポイント(うち2ポイントはダブルフォルト)で、ポイント間の時間がとにかく短い。
この大会の他試合のスタッツを見ても、1stサーブの確率が70%を超えている選手はざらで、そこからの取得率も80%台90%台が何人もいました。
そこまでの数字はハードコートではちょっと考えられないものです。

ですが、逆に言うと、ツアーレベルの選手はグラスシーズンではサーブに重きを置くのだろうし、クレーシーズンからの短い切り替え期間の中で、そういうことをきっちり仕上げて合わせてくる。
(他の試合のスタッツまで見る機会はほとんどないですが、なんというか勉強になるなぁ・・・)


で、話を今日の試合に戻すと、プレイを見ていないので推測になりますが、確率が低いからと入れに行ったのでは逆にポイントを与えてしまう可能性もあるし、芝の特性をふまえた上で、リスクを恐れず思い切って打っていたのかもしれません。

第2セットは1stサーブの確率はむしろ下がりながらも、そこからのポイントが89%と添田くんの試合ではこれまで見たことのないような高さで、2ndサーブからのポイントも少し上がりました。

第1セットでは手も足も出なかったリターンゲームも、第2セットはポイントも取れ始め、相手のサービングフォーザマッチでは、リターンゲームで初めてファーストポイントを取り、30-15と初めてポイントで先行し、40-15と初めてのブレイクポイントが到来!
惜しいことにそこからストレートでキープされてしまい、ここを取れていたら流れも変わったかもしれませんが、さすがの一言です。

その前のゲームでは、30-40とマッチポイントを握られながらも、ストレートで凌ぎ、この試合で初めてブレイクポイントを凌いでキープに成功!


スコアだけ見れば完敗だけど、一切のチャンスが訪れない中、終盤になっても試合をまだ諦めないという粘りも見られたし、それが最後の2ゲームで少しいい形になって現れたのかな、と前向きに捉えています(^^


ということで、来週はいよいよウィンブルドン予選!
(こないだローランギャロスが終わったばかりなのに、ホント早いな~ 笑)

このところ少し順位が下がってしまい、予選シードが付くかどうかとても微妙なところです。
でも、結果を出すべきなのはこの大会だし、しばらく高いレベルでの試合が続いている中で得たものと、今日得た課題をしっかりそこで生かせたらいいんじゃないかと思います。




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コメント(2)

  1. こんばんは
    私がクィーンズに行こうと決心したのはもちろんオキニのベルダスコがエントリーしたのはもちろんのこと、圭君豪君二人の日本人がエントリーしているというのも大きな要素となりました。圭はサンノゼで応援しましたが豪君海外応援は初めてでした。彼がプロになってから地道にがんばっているのは知っていましたので、グランプリを応援したいと思ったからです。
    月曜日の練習はナルバンディアンでした。ずっと見ていた訳ではないですが、芝に負けていなかった。きちんとストロークしてました。
    ナカオトレーナーによると調子はいいとのこと。
    ステパネクとの試合・・ダブルスも得意でどのコートもそつなくこなす選手です。最近ランキングは下がっていますが力のある選手です。
    自分からの展開がなかなか作れなかったのは仕方ないですが、打ち合いをしていて、深いボールがくると芝でバウンドも難しいとは思うのですが対処ができません。体勢が崩れるとまともなボールが打てずポイントをとられる。しのぐボール打てるようになるともう少し違ったとは思うのですが最後まで無理でした。スライスもうまく打てていなかったですね。胸を借りるつもりでもっとガンガン挑戦してほしかったというのが感想です。常にこのレベルで戦うんだという気持ちを出してほしかったです。ステパネクが調子がとてもよかった。豪君何か吸収はしてるはずです。
    その後も会場にきて練習されてました。レストランでも遭遇したり、WB予選会場でも会いました。「がんばってね」としか言えず・気の利いた言葉かけられなかったのが情けない・・・
    また私が行く大会に出場してほしいです。

    masakofer

  2. 子細にわたるコメントありがとうございます!
    そして、ダスコだけが目当てではなかったことを知り、驚きとともに喜びも・・・。

    試合について伺うと、なかなか厳しい内容だったんだなぁ・・・と思いつつ、まぁレベルは違いますが、例年芝ではそこそこ勝ててるし、不慣れというほど経験がない訳ではないと思うので、ステパネクのようなテニスが苦手なのか、それともその日フィットしないところがあったのか・・・。
    RGではホントに気持ちの入ったプレーをしていましたが、
    >常にこのレベルで戦うんだという気持ち
    というのは、調子のよしあしとは別にいつも持っていて欲しいですね(^^

    sabumasa

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