スーパー添田豪の誕生か!?36位のドディグにストレート勝利(250チェンナイ)
2012年1月5日
ツアー250大会、チェンナイの2回戦が終わりました。
vs イヴァン・ドディグ(36位/クロアチア) 7-6(6) 6-3
大会第5シードを破り、去年のバンコクに続いてのツアーでの堂々ベスト8進出です!
今回もライブストリーミングを見ていましたが、なんというかもう凄かったです、勝ち方が!!!!!!
ポイントを付けながら観戦すればよかったと本当に後悔しています。
未だに興奮さめやらずで、加えてそろそろ寝るべき時間につき、推敲も特にせず思ったことをポンポン書いていきますので、全くまとまりがありませんが、あらかじめすみません。
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相手のドディグは、パワーがあって粘りもすごい選手です。昨日や一昨日ならノータッチで決まっていそうなクロスの厳しいショットも返してきて、長く激しいラリー戦になりました。
サーブもいいし、例えば添田くんが30-0と先行するような局面からいいサーブを連発してあっさりキープしてしまう。それでも添田くんは、ラリーに持ち込めれば全く打ち負けていないどころか、優位に立つことができました。相手のねばっこさを上回るラリーで相手が根負けして?ミスするまで返し続け、自分のペースとなれば相手を左右の厳しいところに振りました。相手に攻め込まれている時は、例え浅くなって相手に次にボレーで決められようが、とにかくボールを返しました。
触ることもできないようなエースは仕方ありませんが、そうでない時は、とにかくどんな形でもいいから相手コートに返していたのが素晴らしかった。
リターンエースも何本か決まっていました。
ミスしようがどんどんネットに出ていました。添田くんがボレーを打つ時、これまで相手のアドサイド側に打ちがちな印象がありましたが、それが相手の目の前であることも多く、パッシングで抜かれてしまうことが度々ありましたが、今日は相手の動きをよく見極めたうえで反対に反対にとクロスにとにかく厳しく打って、それが面白いように決まっていました。
サーブも安定し、エースの本数はそれほど多くはありませんが、肝心なところでいいサーブが入っていました。
もともとの傾向は分かりませんが、今日のドディグはサービスはいいのだけど、セカンドサーブになってからのポイント率がそれほど高くなく、添田くんから見てのポイント取得率が第1セット69%、第2セット53%といずれも半分以上で、第2セットは1stサーブの確率がかなり下がったので、かなりプレッシャーをかけることができたのではないかと思います。
予選決勝の時から何度も書いていることですが、今週の添田くんの何がすごいって、とにかく粘りと目の前のポイントへの集中力です。
それが見事に発揮されたのが、第2セット3-3からのサービスゲーム。
30-40とブレイクポイントを与えてから2度のピンチをしのいで見事にキープ!
相手のドディグにしてみれば格下選手から1セットを取られたとしても、ここでギアを上げてブレイクしてセットを取り返せばいいという考えだったと思いますが、それを阻止し、相手はリターンエース狙いの一発がアウトになったりしたこともあり、怒りの余りなんかわめきちらしてました(笑)
その大事なゲームをキープし、相手をイライラさせたところで迎えた4-3のリターンゲーム。2ブレイクポイントを1本で決め、一気にサービングフォーザマッチへ。最後はエースで締めて勝利です!!!
順序は逆になりましたが、もちろん全てが完璧だった訳でもありません。
話を第1セットに戻すと、双方ブレイクポイントもなく迎えた5-5からのリターンゲーム。この試合先にブレイクに成功したのは添田くんでした。
でも、その次のサービングフォーザセットをストレートでブレイクされ、タイブレイクに・・・。
ブレイクした次のゲームをストレートでブレイクバックされるというイヤな展開で思い出すのは、去年のローランギャロス1回戦のユーズニー戦。
セット序盤でブレイクされて迎えた4-5からのリターンゲームでブレイクバックに成功しましたが、次のサービスゲームをストレートで取り返され、そのセットは5-7で落としてしまいました。
その理由について、添田くんはブレイクしたことで次のサービスゲームで冷静さを失ってしまったと説明していました。
今日の試合での心理状況は分かりませんが、展開としては全く同じパターン。
過去の失敗を繰り返してしまっても、すぐに気持ちを切り替えて目の前のポイントに集中し、迎えたタイブレークでは先行されながらもすぐ追いつき、先行されても追いつきで、相手のセットポイントで迎えた4-6から4連続ポイントでセットを奪い取りました!
タイブレークのポイント推移:ドディグから(赤字が添田くんサーブ) ×○×○○×○×××○○○○
これまで第1セットを取った後での大事なサービスゲームを落とすこともたびたびありましたが、エースから入ってしっかりキープ。繰り返しになりますが、マッチポイントをエースで締めるなんてあたりもなんという肝の強さか・・・(笑)
まぁそんな感じで、とにかく素晴らしい試合でした。
スタッツです。
強調しますと、相手は36位です。
添田くんがこれまで勝った選手の最高ランクは73位(対戦当時)のカロル・ベックですが、チャレンジャーとツアーを行き来しながらランキングをキープしている選手で、それほど添田くんと力の差があるとは言えないのではないかと思います。
ドディグは現在ほぼキャリアハイの状態で、去年はナダル、ソダーリング、バグダディスなどなどトップ選手に勝っており、去年だけでもツアー優勝・準優勝をしています。
そういう選手が相手であっても、自分にできるテニスを貫き、あくまでも冷静に、攻撃的に、粘っこく粘っこく・・・。
こんなこと書いては失礼かもですが、そういう選手を相手にしっかり自分のテニスができて、その結果まさか勝てるとは思ってもみませんでした。
見られる試合はできる限り見ていて、進化の過程をすこし垣間見てきて、「いつかきっと結果がでる!」と信じて応援してきた私でさえそう思うのだから、この結果を見た人のほとんどが同じようなことを感じているんだろうと思います。
去年は特にそうでしたが、このところ、ビッグトーナメントでの添田くんのドロー運はそれはもう悲惨でした(笑)
ナダルとかツォンガとかユーズニーとか・・・。
いくらベストなプレイを出したところでこういう選手に勝つのはそう簡単ではなく、そういうバッドドローの繰り返し中で結果として見えなかっただけで、そういう選手たちに揉まれて様々な経験を積みながら、勝つための力を着実に養っていたのかもしれません。
これが覚醒、スーパー添田豪の誕生であるならばそれは嬉しいことだけど、今週が完璧すぎるのかもしれません。
でも今日は、プロ生活8年間の地道に積み重ねてきた努力がついに勝利という結果として結実したと断言できる、本当に本当に素晴らしい勝利です!
準々決勝の対戦相手は大会第3シードのスタンスラス・バブリンカ(17位/スイス)です。
ランキング関連データ(2012年5月28日現在)
2012年1月4日
先週のデュッセルドルフでロディックに勝利し、ローランギャロスへの大きな自信に加えて、ロンドンオリンピック出場をより確実のものにする貴重な35ポイントを獲得。
いよいよ念願のグランドスラム本戦初勝利の瞬間が近づいている気がします。
ランキング関連データ 2012年5月28日現在
5月27日現在のポイント 785(うち本年分 546)
現在ランキング58位(±0) 本年年初 120位 本年最高位 58位
本年の対戦成績 33勝12敗(含む 予選6勝2敗 チャレンジャー22勝4敗)
現在50位の選手とそのポイント Santiago Giraldo(COL) 868
現在45位の選手とそのポイント Fabio Fognini(ITA) 965
6月11日付けランキングについて
ローランギャロス期間中のため、来週月曜日のランキング発表はありません。
この日付をもってロンドンオリンピックのエントリーが締め切りとなります。
添田くんは来週のノッティンガムチャレンジャーへのエントリーがありますが、グランドスラムでは初となるダブルスへのエントリーもあり、オリンピックへの出場は現時点で確定域にあるので、この大会に出場するかはなんとも読めないところです。
【参照元】
Go Soeda ATP Rankings Breakdown(ATP公式サイト内添田くんのポイント一覧ページ)
Live ATP Rankings
この記事は、当面の間はブログの左上にあるエントリー情報へのリンクの上部分に置いておくことにします。
内容によっては記事に盛り込むこともあるかもしれませんが、ぜひこまめにチェックしてみてください!
ポータルサイトBIGLOBEのTOPに画像が掲載された!
2012年1月4日
すでに掲載は終了してしまいましたが、先ほどポータルサイトのBIGLOBEトップページのニュースヘッドラインに昨日の勝利を伝えるニュースがなんと画像付きで掲載されていました!!!!!
昨日は実家から東京に戻る移動日だったのですが、移動の新幹線で、各車両の出入り口の上にあるニュースヘッドラインのところに、ブリスベンでの錦織圭選手と伊藤竜馬選手の1回戦勝利を伝える文字が流れ、かなり驚きました。
こういうところに流れるのは、昨日なら箱根駅伝の結果とか、天気とか、国内の主だったニュースだけです。グランドスラムならともかく、250レベルのしかも1回戦で、さらに、錦織選手だけならともかくなぜ伊藤選手まで!?と。
その理由を錦織選手が出ている大会だからだろうと納得してみたのですが、それでも去年までとは明らかにテニスの扱いが違うというか・・・。
その一方で、言い換えると添田くんと杉田祐一選手は錦織選手とは出ている大会が違うので、どれだけ勝ち進んでもこういう風に取り上げられることはないだろうな、とも思いました。
ところがどっこい、チェンナイの2人の勝利もしっかり取り上げられたのはもちろん素晴らしいことで、錦織選手が一般の注目を集めるようになってきたところに他の選手もしっかり結果を出せば、こういう風に一般メディアもちゃんと扱ってくれるということなんですね。
たかが見出しひとつの話ですが、これはかなりテンション上がりました!
ちなみに、今ならso-netでも文字だけですが、杉田祐一選手と合わせて同じく見出しが載っています。(1月4日13:00現在)




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