アスタナチャレンジャー欠場 ~日本人選手 来週のエントリー状況(11月1日週)

翌週の日本人選手のエントリー状況について掲載している毎週のレギュラー企画ですが、毎回この記事に載るレベルの選手の大半は、明日から本戦が始まる全日本に出場しています。
日頃から日本人選手に注目している方は当然この大会はチェックしているだろうから、今回は、あえてそれに出場しない選手たちに注目したいと思います。


上に該当しないのは、添田くんの他に、錦織圭、女子はクルム伊達公子、森田あゆみ、奈良くるみ、波形純理の6選手。

錦織選手は、アメリカのシャーロッツビルチャレンジャー($50,000)に第6シードで出場。
伊達選手は、バリで行なわれるその年のツアーで優勝した選手のうち8人しか出場できないというチャンピオンシップス大会にワイルドカードでの出場(公式サイト)。森田選手波形選手台北のITF大会($100,000+H)、奈良選手は来週再来週とアメリカ(今週はテキサス・グレイプバインのITF$50,000)に出場します。

伊達さんを除く選手たちは、来年の全豪本戦ストレートインや今季100位突破など、目前のテーマに挑むべくシーズン終盤ギリギリまで頑張っており、全日本に気を取られつつもしっかり注目していたいと思います。


という中、カザフスタンのアスタナチャレンジャーに第5シードでエントリーをしていた添田くんですが、Mens Tennis ForumsTennis Teen の両方で確認したところ、この大会を欠場するようです。

ひとことで言うと「心配だーーー」に尽きるのですが、連戦の疲れから調子が出ない中、ジャパンオープン後の上海マスターズ予選決勝、ソウルチャレンジャー1回戦とあまりよくないスコアで敗退し、ソウルから帰国後、静養していたとブログで書かれていました。その中での欠場なので、体調がなかなか回復しないのかもしれません。

が、先日自分が書いたことをそのまま引用すると、今シーズンは、休みも満足に取らずに相当数の試合をこなしつづけ、心身を本当の意味でリセットできる機会がなかったのではないでしょうか。
その苦労は一般人にはなかなか分からないところではあるけど、長い時間をかけて徐々に蓄積された疲労が数日休んだぐらいで取れるとも思えないし、時にはスケジュールやランキングのことなどを考えずに、ゆっくりオフを取ることがあってもいいのではないかと思います。トップ選手は皆そうしています。

この後、エースとしてフル回転が求められるアジア競技大会、エントリー情報は確認できていませんが国内だし通常なら出ると思われる豊田チャレンジャーと今年の日程は残っています。でも、長期的に考えると、来季万全の状態でケガなく元気にプレイすることの方がずっと大切です。

とにかく無理だけはしないで欲しいです・・・。


10月30日、NHKトップランナーに国枝慎吾登場!

NHK総合テレビの「トップランナー」10月30日放送分で車椅子テニスの世界ナンバーワン・国枝慎吾選手が登場します。
その観覧者を募集していたので、応募したところ当選しまして、先日収録に行ってきました!

トークの詳細については番組をご覧いただくとして、ここでは話を聞いて感じたことを紹介したいと思います。


何より思ったのは「びっくりするぐらい前向き」ということです。もちろん精神的にダウンすることもあるようですが、思考回路の原材料がポジティブなんじゃないのか!?というほどで、基本的にネガティブ人間である私にはもうびっくりするような発言の連続でした。
例えば、子どもの頃の病気が原因で車椅子生活を余儀なくされることになった時の感想は全く思いつきもしないもので、この前向きさというか陽気さがナンバーワンの考え方なのか・・・と関心してしまいました。

日々地道な練習や努力はプロのアスリートなら誰もが行っていることでしょう。
その中でトップになれるのはごく一部の人だけですが、ここまで凡人離れした考えを見せ付けられると、そのための必要な条件が才能や努力ではなく、精神的な要因によるところが大きいのでは、という気さえしてきます。
積み上げてきた努力や技術より高みに上げてくれるのは、他ならない「自信」「プラス思考」といった考え方なのかな、と。

テニスに限らず日々の生活にも生かせそうな発想法など、その言葉には、一般のスポーツマンだけでなくスポーツをしていない人にも参考になりそうなことが沢山ありました。


・・・で、番組のHPを見たら、トップランナーって30分番組なんですね。以前は45分ぐらいやっていたような記憶があるのだけど・・・。
トーク自体は1時間半近く収録されました。その全てが興味深く、本当に密度の濃いものだっただけに、わずか20分ぐらいにまとめられてしまうのは本当に残念です。BSとかでもいいから、完全版で放送して欲しいぐらい(笑)


そして、トークの収録に先駆け、テニスの実演披露もありました。

国枝さんの生のプレイは今まで見たことがなかったんですが、以前youtubeを見て感じたのは、「他の選手とチェアワーク(車椅子の動き)が全く違う」ということです。


これは北京オリンピックで金メダルを取ったときの決勝戦ですが、車椅子がまるで体の一部であるかのように、コートの内外を自在に動き、時にはボールに追いつくためにボールに完全に背を向けて車椅子を走らせ打点へ入っていきます。そして、椅子に座った状態で下半身でグッと力を入れることができないはずなのに、どうしてあんなに力強いボールを打てるのか・・・。

そういう凄さを実際目の当たりにして、かなり興奮したのと同時に、試合を一度見てみたいと思いました。

障害者スポーツというと、どうしても健常者と比べてスピードとかが劣ったりしているのかなと思いがちだけど、全然間違った先入観だったんだな、と反省しています。。

そして、その先入観を溶くにはやはり生で見ること。
ホームコートである柏市(千葉県)の吉田記念テニス研修センターで12月3日~5日に全日本選抜車いすテニス選手権(日本マスターズ)があり、そこに出場するそうです。
この大会は絶対観戦に行こうと思います!


番組は、10月30日(土)23:30よりNHK総合テレビで放送です。
この番組はホントに沢山の人に見て欲しいと思います。


>>国枝慎吾選手 公式ブログ

>>トップランナー ホームページ


アジア競技大会のテニス競技について調べてみた

来月13日から中国・広州で行なわれる第16回アジア競技大会。

添田くんも出場メンバー入りしているので、このブログでも何度か紹介しているのですが、最初の記事をアップした7月からこの大会の情報を検索してこのサイトを訪れる方がとても多いようです。
(トップページを除く個別記事ページへのアクセス数は、110超の全記事中なんと4位!!)

ではなぜこんなに多いんだろう?と考えると、裏を返せばこの大会について満足な情報を得られるサイトがないということに他ならない。
サッカー・バレー・自転車競技などなど、他の競技は各協会・連盟が自サイト内に大会情報ページを作り、対戦国や競技日程・会場など詳しく紹介しているのですが、残念ながら日本テニス協会のサイトにはそれがないのです。。

それについて愚痴っぽいことを言っても仕方がないので、開幕も近づいてきたことだし、この大会でのテニス競技の詳細について分かる範囲での情報を整理しておきたいと思います。


大会の日程は11月12日から27日まで。45の国と地域の選手が史上最多の42競技、473種目でメダルを賭けて争うもので、アジアオリンピック評議会(OCA)の管轄において行われます。この大会は4年ごとに開催され、前回は2006年にカタールのドーハで行われました。
前回出場した添田くんはシングルス準決勝まで進み、男子団体では日本チームは2位だったようです。

テニス競技は11月13日から23日に渡って、男女シングルス・男女ダブルス・男女団体戦・混合ダブルスの計7種目が行なわれます。
会場は五輪スポーツセンターで、サーフェイスはハードでプレキシペイブ(って初めて聞いたけど何でしょう?)。
(ITFのアジア担当エグゼクティブ/アジアテニス連盟の常務理事で、ジャパンオープンのトーナメントディレクターも務めている川廷尚弘氏が今年3月に会場を視察した際の日記を見つけたので、貼り付けておきます)

各種目への出場選手は、テニスマガジン12月号によると以下の通り。

【男子団体】 添田豪、伊藤竜馬、鈴木貴男、松井俊英
【女子団体】 クルム伊達公子、森田あゆみ、土居美咲、不田涼子
【男子シングルス】 添田豪、伊藤竜馬
【女子シングルス】 クルム伊達公子、森田あゆみ
【男子ダブルス】 近藤大生/添田豪、鈴木貴男/松井俊英
【女子ダブルス】 森田あゆみ/クルム伊達公子、土居美咲/不田涼子
【混合ダブルス】 近藤大生/瀬間友里加、鈴木貴男/土居美咲


大会の公式サイトを見ると、団体競技(野球やバスケなど)では予選リーグの国の割り振りがすでに発表されていますが、テニスにはそういった類の発表がないことから、テニスにおける団体戦がどういうルールによって行なわれるのか、残念ながら分かりませんでした。
(男子のシングルス&ダブルスと団体戦の名前が一致していないので、単複の結果を総合したものが「団体」という訳ではないようです)


オリンピック出場に向けて地区予選がある競技だったり、アジアにライバルの国がいる競技はまたモチベーションが違ったりするんでしょうが(それでも代表選手の招集など、各競技ごとに問題もありそうだけど・・・)、テニスに関して言うと、オリンピックのシングルス出場枠は国や地域ごとに枠がある訳ではなく世界ランキングによるので、デ杯・フェド杯選手をそのまま出すのではなく、競技以外にも色んな経験を積ませるという意味で若手中心の布陣にしてもよかったのではと思います。
この大会自体、オリンピックに次ぐ規模の大きな大会だし、協会として予算の獲得とか何とか色々事情もあるのかもしれないですが・・・。


そして、この時期ということで抜きにして考えられないのが、日中領土問題(そのものよりも、その波及のもろもろというか)の影響です。

先だっての上海マスターズ予選、特に1回戦で中国人選手と対戦した添田くんの身を違った意味で案じていたのですが、特に心配していたような事態はなかったようです。ただこれは、本戦と比べて注目度も低い予選だからということもあったかもしれません。加えて、サッカーや野球など団体競技となると「国対国」という意味合いが強くなるし、観客もより熱狂的になりがちなのです。(現に、中国では日本代表が標的になった事件も起きているようです)

ところで、大会開催地の広州市では、11月12日の開幕式当日と26日の閉幕式当日がなんと公休日になるらしい・・・(@@
太っ腹すぎる・・・というのはいいとして、きっとこれでより多くの市民が会場に駆けつけることになるのでしょう。大会中は、中国の警察も1000人規模で警備に当たるようですが、試合はもちろんのこと、長期に渡って滞在することになる選手たちへの影響がとても心配です。


あれこれと書きましたが、出場する選手たちには出る以上は全力で頑張って欲しいし、同時に、外交・政治問題とは何の関係もない彼らが間違ってもそういうことの被害者にならないように、現地警察や同行するスタッフ・役員などには適切なサポートをお願いしたいところです。



>>JOCサイト内 第16回アジア競技大会(2010/広州)
>>大会公式サイト(英語)


◆参考サイト◆
サッカーU19日本代表に抗議=中国人がペットボトル投げ付け-山東省 -時事ドットコム
【図解・スポーツ】アジア大会2010・広州アジア大会の主な競技会場 -時事ドットコム
中国警察、広州アジア大会に向け特別警戒態勢入り=広東、福建など6地区で -Wheneverオンライン
降って湧いた幸運?!3日間の公休日追加=広州アジア競技大会 -Wheneverオンライン


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