翌週の日本人選手のエントリー状況について掲載している毎週のレギュラー企画ですが、毎回この記事に載るレベルの選手の大半は、明日から本戦が始まる全日本に出場しています。
日頃から日本人選手に注目している方は当然この大会はチェックしているだろうから、今回は、あえてそれに出場しない選手たちに注目したいと思います。
上に該当しないのは、添田くんの他に、錦織圭、女子はクルム伊達公子、森田あゆみ、奈良くるみ、波形純理の6選手。
錦織選手は、アメリカのシャーロッツビルチャレンジャー($50,000)に第6シードで出場。
伊達選手は、バリで行なわれるその年のツアーで優勝した選手のうち8人しか出場できないというチャンピオンシップス大会にワイルドカードでの出場(公式サイト)。森田選手と波形選手は台北のITF大会($100,000+H)、奈良選手は来週再来週とアメリカ(今週はテキサス・グレイプバインのITF$50,000)に出場します。
伊達さんを除く選手たちは、来年の全豪本戦ストレートインや今季100位突破など、目前のテーマに挑むべくシーズン終盤ギリギリまで頑張っており、全日本に気を取られつつもしっかり注目していたいと思います。
という中、カザフスタンのアスタナチャレンジャーに第5シードでエントリーをしていた添田くんですが、Mens Tennis Forums とTennis Teen の両方で確認したところ、この大会を欠場するようです。
ひとことで言うと「心配だーーー」に尽きるのですが、連戦の疲れから調子が出ない中、ジャパンオープン後の上海マスターズ予選決勝、ソウルチャレンジャー1回戦とあまりよくないスコアで敗退し、ソウルから帰国後、静養していたとブログで書かれていました。その中での欠場なので、体調がなかなか回復しないのかもしれません。
が、先日自分が書いたことをそのまま引用すると、今シーズンは、休みも満足に取らずに相当数の試合をこなしつづけ、心身を本当の意味でリセットできる機会がなかったのではないでしょうか。
その苦労は一般人にはなかなか分からないところではあるけど、長い時間をかけて徐々に蓄積された疲労が数日休んだぐらいで取れるとも思えないし、時にはスケジュールやランキングのことなどを考えずに、ゆっくりオフを取ることがあってもいいのではないかと思います。トップ選手は皆そうしています。
この後、エースとしてフル回転が求められるアジア競技大会、エントリー情報は確認できていませんが国内だし通常なら出ると思われる豊田チャレンジャーと今年の日程は残っています。でも、長期的に考えると、来季万全の状態でケガなく元気にプレイすることの方がずっと大切です。
とにかく無理だけはしないで欲しいです・・・。
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