NHK総合テレビの「トップランナー」10月30日放送分で車椅子テニスの世界ナンバーワン・国枝慎吾選手が登場します。
その観覧者を募集していたので、応募したところ当選しまして、先日収録に行ってきました!
トークの詳細については番組をご覧いただくとして、ここでは話を聞いて感じたことを紹介したいと思います。
何より思ったのは「びっくりするぐらい前向き」ということです。もちろん精神的にダウンすることもあるようですが、思考回路の原材料がポジティブなんじゃないのか!?というほどで、基本的にネガティブ人間である私にはもうびっくりするような発言の連続でした。
例えば、子どもの頃の病気が原因で車椅子生活を余儀なくされることになった時の感想は全く思いつきもしないもので、この前向きさというか陽気さがナンバーワンの考え方なのか・・・と関心してしまいました。
日々地道な練習や努力はプロのアスリートなら誰もが行っていることでしょう。
その中でトップになれるのはごく一部の人だけですが、ここまで凡人離れした考えを見せ付けられると、そのための必要な条件が才能や努力ではなく、精神的な要因によるところが大きいのでは、という気さえしてきます。
積み上げてきた努力や技術より高みに上げてくれるのは、他ならない「自信」「プラス思考」といった考え方なのかな、と。
テニスに限らず日々の生活にも生かせそうな発想法など、その言葉には、一般のスポーツマンだけでなくスポーツをしていない人にも参考になりそうなことが沢山ありました。
・・・で、番組のHPを見たら、トップランナーって30分番組なんですね。以前は45分ぐらいやっていたような記憶があるのだけど・・・。
トーク自体は1時間半近く収録されました。その全てが興味深く、本当に密度の濃いものだっただけに、わずか20分ぐらいにまとめられてしまうのは本当に残念です。BSとかでもいいから、完全版で放送して欲しいぐらい(笑)
そして、トークの収録に先駆け、テニスの実演披露もありました。
国枝さんの生のプレイは今まで見たことがなかったんですが、以前youtubeを見て感じたのは、「他の選手とチェアワーク(車椅子の動き)が全く違う」ということです。
これは北京オリンピックで金メダルを取ったときの決勝戦ですが、車椅子がまるで体の一部であるかのように、コートの内外を自在に動き、時にはボールに追いつくためにボールに完全に背を向けて車椅子を走らせ打点へ入っていきます。そして、椅子に座った状態で下半身でグッと力を入れることができないはずなのに、どうしてあんなに力強いボールを打てるのか・・・。
そういう凄さを実際目の当たりにして、かなり興奮したのと同時に、試合を一度見てみたいと思いました。
障害者スポーツというと、どうしても健常者と比べてスピードとかが劣ったりしているのかなと思いがちだけど、全然間違った先入観だったんだな、と反省しています。。
そして、その先入観を溶くにはやはり生で見ること。
ホームコートである柏市(千葉県)の吉田記念テニス研修センターで12月3日~5日に全日本選抜車いすテニス選手権(日本マスターズ)があり、そこに出場するそうです。
この大会は絶対観戦に行こうと思います!
番組は、10月30日(土)23:30よりNHK総合テレビで放送です。
この番組はホントに沢山の人に見て欲しいと思います。
実は私も応募したのですが落選でした・・・
国枝選手の生の声、聴きたかったなあ。
いつの日か、お会いする機会がありましたら是非お話しお聞かせ下さいね。
ムンママ
2010年10月29日 7:35 AM
あらら、それは何と言えばいいのか…
発せられる言葉はいずれも確かな自信に満ちていて、でもその表情はホントにニコニコしてて、すごく不思議な感じがしました。
おそらく話の大部分がカットされてしまうだろうから、すごく残念です…。
sabumasa
2010年10月29日 11:06 AM