デビスカップ クロアチア戦を振り返って(1) ドディグ戦

デ杯クロアチア戦を3日間がっつり生観戦し、先ほど帰宅しました。

この間沢山の方がこの記事を見に来てくださったようですが、全く更新せずにどうもすみません。
自分自身が観戦と応援に全力投球し、体力的にもなかなか余裕がありませんでした・・・。

書きたいことはそれは沢山あるのですが、全部書いていてはアップできるのがいつになるか分からないので、要点を絞って書きたいと思います。


【スーパー添田豪が日本のテニスファンを魅了】

スーパー添田豪とは、今年のチェンナイで全貌が明らかになったこれまでとは一味も二味も違う超攻撃的で強い添田くんのことで、私が勝手にそう呼んでいるのですが、今回も見事にそれが炸裂し、観戦に来た多くの日本のテニスファンを魅了しました。
超攻撃的の秘密、それはなんといっても「メンタルの強さ」ではないかと思っています。

それが発揮されたのが初日のドディグ戦です。

ホークアイの不調という予期せぬ事態でイヤな流れになり第2セットを落としてしまい、後のなくなった第3セット、正直言うと、ここからの逆転勝利は難しいと思っていました。
都度理由は違えど、そういう風にガックリと肩を落として後にひきずり兼ねないような展開になった時、気持ちが切れてズルズルと負けていく試合を何度も見てきたからです。

でも、対戦相手と比べて明らかにテニスが劣っていた訳でもなく、まだ行けると思える要素があったのは各メディアに出ていたコメントの通りですが、後のなくなった第3セット、そこからしっかりと気持ちを切り替えて攻撃の姿勢をやめないどころかさらに強めていったのは本当に素晴らしく、2セットダウンでありながら観客も期待に満ちていたのはこのままでは負けないという添田くんの気迫を感じたからではないでしょうか。

私も第4セット後半、このセットを取れたら勝てると思っていました。

添田くんの売りはとにもかくにもストロークの正確性ですが、相手が強くなればなるほど、その精度を上げないと勝つことはできないでしょう。
でも、それを劣勢やピンチの中で貫くのは本当に難しいことです。でも、勇気を持ってそれを実行していました。
2セットダウンからの逆転勝利という劇的な展開も手伝って、ファイナルセットで会場から大きな「添田コール」が沸き起こったのは、その姿が観客を魅了したからだと思います。自分もそこに加わりながら、なんとも言えない感慨やら興奮やら色んなものが入り混ざっていました。


【スタミナ、フィジカルの向上】

今回、ドディグとはフルセットのロングマッチになりましたが、5セットマッチでの勝利はこれが2回目。2セットダウンからの逆転勝利は初めてです。
これまで4セット以上のロングマッチを14回経験していますが、これまで4セットを3勝7敗、5セットでは1勝3敗。ちなみに、5セットゲームは約4年振りで、4セットゲームも去年のウィンブルドン決勝以来7ヶ月以上ありません。
正直、圧倒的に経験が乏しく勝率も低いと言わざるを得ません。

テニス自体では負けていなくても勝つのは難しいだろうと思ったのは、上のこともあり、これだけの激しいラリー、運動量が5セット持つとは思えなかったからですが、今回は相手が上位選手でありながらそれが目に見えて衰えることがなく、むしろ後半はドディグの方が足に来ていました。

その結果、4セット以上となった試合で、ランキングが1位でも上の選手に対する初めての勝利という大きな大きな結果を得ることができました。
ドディグには先月に続いての勝利となりますが、それが5セットの試合であったこと、そしてそれが2セットダウンという絶体絶命からの逆転だったことは、これからグランドスラムでの勝利、勝ち上がりを目指す上でこの上ない自信になるのではないかと思います。


最終日のカルロビッチ戦は、後日別の記事で掲載したいと思います。


デ杯インド戦添田豪編/絶賛添田豪な訳

という訳で、前回の記事で予告した通り、デ杯の添田くん編です。

昨日、錦織圭選手の試合が始まろうとしていた時、添田くんが関口周一選手と練習に向かったという情報を仕入れ、その練習を見てきました。

ほんの30分ぐらいでしたが、サーブと対戦相手ボパンナを意識してと思われるリターンを中心にしっかり練習をしていました。


サーブ練習の動画です。

リターン練習の動画もあります。


ボパンナとの最終試合は、サーブが相変わらずよく、確認できた中での最速は212km。ブレイクポイントを握られてもエースであっさり並んだりとサービスゲームは安心して見られた一方、相手の豪速サーブになかなか手を焼いているようでした。それをどう攻略していくのかを見たかったのだけど、まだまだ様子見の段階で相手リタイアにより試合が終わってしまい、なんだか拍子抜けしてしまいました。。
それでも元気にプレイする姿を久しぶりに見られてよかったし、これから始まる秋のアジアシーズンがとても楽しみになってきました。

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会場にいた添田くん応援仲間たちに上の情報をメールすると、案の定練習を見にやってきましたが、普通ならいるような「他の選手の試合をほっぽって練習を見る」ことをしていたのは我々以外誰もいませんでした。
まぁ皆錦織選手の試合を見たいでしょうが、あれだけ沢山のテニスファンが来ていて他に誰もいないの?という切なさを感じたのも事実。。

ダブルスが行われた2日目は、朝早くにかなり激しいシングルスの練習をしていたそうです。


チーム勝敗に関わった試合に出ていないので当然のことではありますが、今回のワールドグループ復帰について、添田くんのことを書くブログやメディアなどどこを探してもおそらくないでしょう。
錦織選手の試合や、今回の活躍で日本人選手にさほど興味のなかった人にも一気に名前が知れたであろう杉田選手に気を取られて気づかれることはなかったかもしれないけど、それでも、添田くんはその陰で、最終戦で勝って日本を勝利に導くという与えられた自分の役割に向けてしっかり準備を進めていました。

この3日間に色んな人と色々な話をして、色々なことを聞きました。
日頃の活動に一切注目してないくせに評論家きどりやがってと思うような話もあれば、誰か公に記事にすればいいのにと思う情報もありました。

プロの世界なので当然かもしれませんが、結果以外で添田くんについて記事が書かれることはほとんどないし、情報らしい情報といえば週1回の本人ブログと、月1回発売になるいくつかのテニス雑誌とテニスマガジン連載だけ。

けど、情報として表に出る機会はなくても、もちろん選手はいつものように遠征に出て、いつものように練習やトレーニングに取り組んでいます。


そういうことを少しでも多くの人に知って欲しいと思うから、自分に分かる範囲でブログを書き、Twitterで情報やスコア実況をしています。
単純に好きだというのは大きな割合としてもちろんあるけど、はっきり言ってしまえば、ただキャーキャー言ってたいだけなら、実況なんてしなくてもいいし、ブログなんてやらなくてもいいのです。


うーん・・・またどうでもいい自分の話を書いてしまった。。

まぁそんな訳で、時間的・体力的になかなか許さない部分もあるのですが、もう少しこのブログをちゃんとやっていきたいな、と思っているところです。

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ということで、最後は生観戦時恒例?の写真集。

試合前のアップ。


リターン・・・って見れば分かりますかね(笑)


写真提供:hanazo8730

錦織選手が第4戦で勝利し、チームで喜びあっているところ。この笑顔いいな~(^^


写真提供:hanazo8730

日の丸を選手4人で持ってコートの周りを一周しているところ。
いいカットがなかったのでアップしませんが、添田くんが3人に「コートをぐるっと回ろう」的な指差しをしてて、選手のまとめ役なのかな、と思わせる場面でした(^^


日本、4勝1敗でデ杯ワールドグループ復帰!!!

やりました!!!!!

最終日、錦織圭選手が肩の故障により欠場したデバーマンに代わって出たビシュヌ・バルドゥハン を7-5 6-3 6-3で破り、日本のワールドグループ復帰が決定しました!

続いて消化試合としてようやく出場した添田くんも、双方のキープが続いた4-5からのサーブのところで、相手のボパンナがリタイアしたため勝利。

最終結果は日本の4勝1敗となりました。


今回は、第5戦が消化試合になってしまい、添田ファンとしての本音を言うと、勝敗に関わるところでの全力のプレイを見たかったので、正直拍子抜けというか、添田くんがチームに貢献しての勝利と比べたとして、少し感慨が少ないことは否めません。

また、2007年のポーランドとの入れ替え戦・チームの運命を任された最終戦で負け、大泣きしたという添田くんにそのリベンジを果たさせてあげたかったという想いもあります。

でも、それは杉田選手の大金星により結果的にそうなっただけで、デ杯サイトと添田くんのブログによると、添田くんの最終戦起用は始めから決まっていたそうです。

チームの中でそういう運命のかかった試合を任せらせると信頼を得られていることを嬉しく思うし、伊藤選手と杉田選手と若手がどんどん強くなってきている中、これからもチームの中でしっかり役割を果たしていけるよう、個人戦で磨きをかけて欲しいと思います。

そして、日本人選手を日常的に応援している身として、たとえ添田くんがそこに直接関わることができなかったとしても、そういう瞬間に立ち会えたことを本当に嬉しく思うし、日本勝利決定後の杉田選手のスピーチには思わず涙が出てしまいました。
(その杉田選手の半泣き写真を撮ったはずなんですが、なぜかデジカメに残っていませんでした・・・)

錦織選手が勝利を決め、選手たちの喜びの場面を動画に撮りました。
(変な音声が入っているのはご容赦くださいませ。。)


とはいえ、今回は、やはり色んな意味で消化不良です・・・。

久しぶりの試合を楽しみにしていた添田ファンにとってはなかなか拍子抜けだった部分もあると思います。
本人はどうだったんでしょうかね・・・。

・・・とか書いているうちに、この3日間に見聞きしたことも思い出してみて、なんだか思うところがふつふつと沸いてきました。

次の記事で、別に「デ杯インド戦 添田豪編」を書くことにします。

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そんな訳で、来年はワールドグループ16ヶ国の一員として戦うことになります。

セルビア (ジョコビッチ、トロイツキ、ティプサレビッチ)
スウェーデン (ソダーリング)
カザフスタン (ククシュキン)
アルゼンチン (デルポトロ、チェラ、モナコ、ナルバンディアン)
アメリカ (フィッシュ、ロディック、イズナー、ブライアン兄弟)
スペイン (ナダル、フェレール、アルマグロ、ベルダスコ)
ドイツ (メイヤー、コールシュライバー、ペッチュナー)
フランス (モンフィス、ツォンガ、シモン、ガスケ)

チェコ (ベルディヒ、ステパネク)
ロシア (ユーズニー、ダビデンコ、ツルスノフ)
カナダ (ラオニッチ)
クロアチア (チリッチ、リュビチッチ)
イタリア (フォニーニ、セッピ)
日本 
オーストリア (メルツァー)
スイス(フェデラー、バブリンカ) または オーストラリア(トミッチ、ヒューイット)の勝者

来年のワールドグループは、まだ決着がついていないスイスまたはオーストラリアのどちらか以外は決定しており、この16ヶ国になります。

構成する国は、今年ベスト8以上のシード8ヶ国と、1回戦で負けた国と地域ゾーンを勝ち上がった国によるプレイオフ(日本が今回戦ったもの)による勝者8ヶ国のノーシードで、ドローは1回戦でシード国とノーシード国が対戦する仕組みになっており、日本が対戦するのはシード国です。

上の8つがそれですが、例えば

こんなチームと戦う可能性がある訳ですよ・・・正直もう笑うしかない・・・。
そして、彼らの最強でないサブメンバーで臨まれたとしてもコテンパンにやられることは目に見えています。。
(ちなみにスペインとははるか昔に日本で対戦したことがあるそうで、もし次回当たることになったらスペインのアウェーに放り込まれ、確実にクレーでしょう・・・)


現実として、今回日本はプレイオフで最もいいドローを引いたと思います。しかも開催地がホームである日本で、最強ダブルスペアのひとりであるパエスが欠場、エースのデバーマンが肩の故障により本調子ではなく、最終日は欠場・・・とこれ以上ないほどのラッキーに恵まれ、そういった好条件がなかったとして勝ち上がれたかどうかは分かりません。

この舞台になんとか上がるのが精一杯というのが現実でしょう。

でも、今はそうだとしても、ワールドグループ1回戦が行われる来年2月までに選手個々人がもう少し力を付ければ、あるいはもし1回戦で負けてしまったとしても、またプレイオフで勝って残留できれば、もし残留できなかったとしてもまたアジア予選から頑張ればいいのです。

これから時間をかけてでもそこに本当にふさわしい力を付けていけばいいんだし、日本チームにとっても、選手たちにとっても、ここがスタートなのです。
今は、多くのテニスファンが初めて経験しているであろう、この喜びやドローについて夢を馳せたりできる、この瞬間をかみしめたいと思います。


ドローは早くも明後日21日に発表になります!


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