先ほどウィニペグチャレンジャー決勝戦が終わりました。
def. ブラズ・カブチッチ(452位/スロベニア) 6-7(4) 6-4 6-2
逆転で勝利して、ウィニペグチャレンジャーの初代チャンピオンとなりました!!!!!
チャレンジャー優勝は去年5月のソウルCH以来となります。
決勝は今年の開幕戦バンコクCH、去年の慶應CHと連敗していたので、ようやく勝ててよかったです。
▼試合は第1ゲーム途中でスコールに見舞われ、1時間弱中断がありました。
この映像の58分ぐらいのところから再開されます。
(最初のアップ~第1ゲーム途中まではこちら)
試合ふりかえり
1ヶ月前までの絶不調期の間、内心、このまま勝てないままズルズルとランキングが下がっていくんじゃないか、もう優勝などできないんじゃないかなどと悲観的になったことも何度もありましたが、クレーコート、グラスコートを経て久しぶりのハードコートで結果が伴うようになってきました。
今日のプレイが特別素晴らしいものだったかというと、そんなことは決してないと思うんです。
第1セットはブレイクしては落としを3度も繰り返し、挙句セットを落としてしまい、明らかに集中を欠いていた第2セットも1-1からのサービスゲームで自分から簡単にどんどんミスをして、ラブゲームでブレイクを許してしまいました。
取れていたセットを落とし、第2セットもブレイクダウンという展開は、これまでの添田くんであれば完全に負けパターンだったと思います。ただ、このゲームを境に、なんかやけくそのようになっていた雑プレイから打って変わって丁寧になったように見えました。
カブチッチは本来のプレイにはまだ遠いように見えましたが、スライスを多用して粘りまくるもののラリーになれば基本的にこちらが優位に立てていたので、相手がミスをしてくれるまで粘り強くボールを返し続けるのに徹していました。
見ている方はなかなか心臓に悪いんですが(笑)、後半はミスらしいミスがかなり減り、持ち味の安定感を発揮できたんじゃないかと思います。
サーブは今日もファーストサーブが安定せず第1セット途中から本当に苦しんでいましたが、数字で見てみると、一番確率が悪かったのはファイナルセット。でも、結果的にこのセットは一度もブレイクポイントを与えていないんです。
そして、リターンゲームでは返せるボールに関しては自分からリターンでどんどん攻め、相手は何度も雄たけびをあげていました。
試合の中でよくないところをしっかり軌道修正できての準決勝、決勝ともに逆転勝利。
本当に素晴らしいと思います。
久しぶりの優勝ですが、今日は途中まで本当に厳しい戦いだったのであまり実感も湧かず・・・(笑)
これを復活と言えるのかは分かりませんが、先週から今週にかけての色んな形での勝利の積み重ねは、その道を確かに歩めているのだと感じさせてくれます。
ランキング120位台に復帰!
このところ勝てなかったことでズルズルと150位台まで下がっていたランキングですが、この優勝で一気に20位以上上げ、月曜付けのランキングは128位まで上がります。
来月は去年のアトランタベスト8、ワシントン2回戦と失効ポイントが続くため、全米オープン予選シード
入りするためにはもう少しまとまった勝利が必要になりますが、このタイミングで90ポイントを獲得できたのは本当に大きいです!
前回の記事でSEにより出場することになっていたビンガムトンチャレンジャーは、出場辞退することにしたようです。(どのタイミングでの判断かは分かりませんが、おそらく決勝当日の判断かと)
当初の状況そのままに、ここで一旦帰国となります。
待望の本人の勝利コメントはまだアップされていないので(すぐ移動しないとなのかもですが)、それ含め追って追記いたします!
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