ローランギャロスの1回戦、先ほど終了しました。
あらかじめお詫びしますと、今日は相当のネガティブ記事になっています。。
フィリップ・コールシュライバー(23位/ドイツ)と対戦し、 1-6 0-6 2-6。3セットでわずか3ゲームしかキープすることができませんでした。
コールシュライバーのプレーが非常に素晴らしく、自信を持って戦えるサーフェイスで、ランキング下位の相手であっても手を抜かず、本当に素晴らしい攻撃的なテニスをしていました。
こちらの動きを見た上でのショットセレクトも絶妙で、1本甘いボールが来ようものならすぐ攻めに転じてきて攻守が一瞬にして変わってしまう場面も何度もありました。
方や、添田くんは慣れていないサーフェイスというのを考慮したとしても、相手と対等に打ち合えるようになるまで、自分から攻めていけるまでにあまりにも時間がかかってしまったと思います。第3セット終盤は見違えるようなアグレッシブさを発揮し、相手のサービングフォーザマッチではマッチポイントを何度も凌ぎ、試合通じて初めてブレイクポイントも握りましたが、ギアが上がってくるのが余りにも遅かったです。
全豪2回戦ベルダスコ戦でも感じたことですが、試合に臨む姿勢において、上位選手とのレベルの差が余りにも大きすぎる・・・。
添田くんは試合において比較的スロースターターな方だと思いますが、それで通用するのはチャレンジャーレベルの選手までです。チャレンジャーであるはずのこちらが様子を見たり、圧倒されて弱気になってどう戦っていくというのか・・・。
今日の調子が悪かったとは思いませんが、先週のソウルチャレンジャーのように、積極的な攻めの姿勢も劣勢にあってもひたむきに勝利を目指すような熱いものを感じることができませんでした。
なんだかだらだらと長くなってきましたが、私の中でモヤモヤとしていたもののひとつが試合後のレポートで見事に記事になって出てきました。
>>「一つでもクレーに出てから臨みたかった」と添田が1回戦で敗退 [全仏オープン] -TENNIS DAILY
以下、2か所引用します。
「ウインブルドンのカットラインのこともあり、(クレーの前哨戦に出られなかったこと)それが響いてしまったのが悔やまれる」
第3セットでは徐々に相手のプレーにも慣れ、勝利を前に焦りが見え始めたコールシュライバーに対してテンポを早めたプレーとネットプレーを混ぜてプレッシャーをかけ、展開が互角になりかけた。添田自身は「開き直った」と言っていたが、これがもし、第1セットの段階でできていればと聞くと、「もう少し早くやりたかった」と話していた。
ベルダスコ戦でも、第3セットは対等に戦いましたが、時すでに遅し。。 こんなことを書きたくないのですが、試合後に言っていたのは全く同じことでした。
百連練磨の上位選手達のレベルの高さと勝負強さに慣れ、試合を通して対等に戦っていくには、ツアーにどんどん出て彼らのレベルに慣れることが何よりも大切です。でも、彼らと戦うためにはランキングも維持しなければなりません・・・本当にジレンマです。。
先日のチャレンジャー連戦はウィンブルドン本戦ダイレクトインのかかった大事な試合でした。
その結果、土壇場のソウルで見事に優勝して権利をもぎ取った勝負強さは素晴らしいと思います。でも、芝シーズンの戦い次第では、全米エントリー締め切り前にまた同じくポイント稼ぎをしなければならないのです。
明らかに中途半端なのですが、ちょっと気分を変えたくなってきたので、今日はこのへんで。。
何か前向きな言葉を探しつつ、全米オープンに向けてのポイント推移については、後日また書きたいと思います。
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