2012シーズンに向けての戦い(5) 全豪本戦インへの道




ヨーロッパ遠征の1週目・エッケンタールチャレンジャーは2回戦で敗れてしまいました。
1回戦に続いて2回戦も超速サーフェイスに合ったビッグサーバーで、それになかなか適応するのが難しかったのかもしれません。。

とはいえ、長い遠征はまだ始まったばかり。
さっと切り替えてまた頑張って欲しいと思います!


例年出場している豊田チャレンジャーはヨーロッパ3連戦のすぐ次の週となり、出場はどうするのだろう?と気にしていましたが、昨日エントリーリストが判明し、名前を確認することができました。
4週目でしかも時差の影響をもろに受けることになり、間違いなくタフな1週間になるでしょうが、翌週以降もうチャレンジャーの開催はなく、この豊田が今季最終戦になります。


このところ記事のタイトルに付けている「2012シーズンに向けての戦い」というのは、紛れもなくシーズン序盤の大きな山場・全豪オープンを見据えてのものです。

大好きな大会と評しながら土曜日から本戦が始まる全日本に出場しないのは、他でもなく全豪本戦ダイレクトインを目指しているからです。

全米後の大会で得たポイントというのは、翌年の全てのグランドスラムエントリーに適用されます。
例えばウィンブルドンは予選の会場が本戦とは違っていたりするし、本戦と予選は言ってみれば天国と地獄ほどの違い。まさに添田くんもそうですが、100位近辺にいる選手にとって今はものすごく大事な時期と言えます。


ということで、ちょっと前置きが長くなりましたが、今回はそれに向けての記事を書こうと思います。
こういう記事は思うところがあってブログには余り書かないようにしているのですが、ブログにアップしないだけで自分では結構やってたりするし(笑)、今回は期待を込めてあえて記事にしてみることにしました。


グランドスラム本戦インの安全圏は105位と言われていますが、最新の10月31日付けランキングで現在105位の選手のポイントは519。添田くんは現在480ポイントで、11月7日付けで今週分の6ポイントが加わるのでその差は33。あとひといきのところではありますが、今季残りのポイント失効29(昨年豊田チャレンジャーベスト4)が控えているので、単純計算で62ポイントを得なくてはなりません。

ちなみに豊田までの2大会で置き換え対象となる大会は、6ポイント(チェンナイ予選決勝)、7ポイント(タラハシーCH 2R) となり、豊田終了の翌日、29ポイントが失効となります。


来週以降3大会で得られるポイントは共通しており、
 2R 6、QF 15、SF 29、F 48、W 80  です。

ということで、これに基づいて試算をすると、

例1) 今後3大会全てベスト4
 ⇒ 486(来週月曜のポイント)+29-6+29-7+29-29=530
   現在のランクに当てはめると104位

例2) 今後3大会のうち1大会で優勝、2大会で1回戦負け
 ⇒ 486(来週月曜のポイント)+80-6-29=531
   現在のランクに当てはめると104位

例3) 今後3大会のうち1大会で準優勝、2大会でベスト8
 ⇒ 486(来週月曜のポイント)+48-6+15-7+15-29=522
   現在のランクに当てはめると105位

こんな感じになります。
分かりやすいように極論として3例挙げてみましたが、1大会で獲得できるポイントが多いと、他での成績がよくなくても置き換えのポイントもない分、効率的にランクを上げることができます。

ちなみに縁起のいい例として、もし今後3大会全て優勝なんかしちゃったりすると、
 ⇒ 486(来週月曜のポイント)+80-6+80-7+80-29=684  一気に74位になってしまいました(爆)

あるいは、3大会全て準優勝でも、
 ⇒ 486(来週月曜のポイント)+48-6+48-7+48-29=588  91位です。前後選手のポイントによってはキャリアハイ更新もありえます。


105位になれないケースは縁起が悪いので書きませんが、あまりポイントのことばかり考えるのは少なくとも選手にとってはプレイが硬くなる原因になってよくないことですが、選手自身にそれを目標にすると明言されると、ファンとしてはやはり気になってしまいますね。
例え頭では考えていても、言葉として余りポイントポイントと言いたくない部分があり、日ごろ余りこういうことを書かないようにしているのは、それが原因です。

自分へのプレッシャーとなる前に、来週再来週あたりでドカーンとした活躍を期待したいところです。
過去、ヨーロッパのチャレンジャーではまだ優勝の経験がなく(最高は去年のノッティンガムCH準優勝)、レベルの高いヨーロッパで結果を出せればそれは大きな自信にもなるだろうし(^^


ちなみに、記事のタイトルを「本戦イン」としたのは、もうひとつ書くべきことがあるからなんですが、それは少しリサーチをする必要があるので、また改めてということで。。




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