ツアー250大会バンコクの本戦1回戦、カロル・ベック(73位/スロバキア)は水曜日の現地時間正午(日本時間14:00)からになりました。
予選決勝から1日空けて、どこまで体調を戻せているのか心配ですが、できる範囲でのベストを尽くしてほしいです。
今日の本題は、予選決勝の動画の紹介です。
観戦に行っていたAPF ACADEMIESの酒井亮太コーチが撮影した動画をいくつか掲載したいと思います。
そのブログによると、予選決勝時、39度の熱がある中で試合をしていたそうです。
39度なんて普通起きていられないぐらいなのに、それだけこの試合に勝ちたいという気持ちが強かったのでしょうが、それで実際に勝ってしまうなんてすごいとしか言いようがない・・・。
酒井さんがアップしたポイントごとの動画を色々見てみて、何も知らないで見るととても体調が悪いようには見えないですが、その一方、試合の終盤になるにつれ、ポイントの取り方がいつもと全く違っていることに気付きました。
最悪のコンディションの中で、どうやってポイントを取ればいいのか・・・
いつものようにプレイができないからこそよりシンプルに、より頭脳的になっていったのであろう、ポイントまでの形を見事に体現している3つを紹介したいと思います。
ひとつ目はファイナルセット5-5からのリターンゲーム、30-30からのポイント。
ファイナルセット6-5からのサービングフォーザマッチ、15-0からのポイント。
マッチポイント。
とかいいつつ、テニスは絶賛初級につき技術的な細かなことは分かりませんが、これらの動画を見ていて思ったのは、いつもと比べてポイントまでがとにかく早いこと。
いつもだと、ラリーの中から相手を追い詰めたりチャンスボールをネットで仕留めたり・・・とラリーからゲームを組み立てることが多いのに、これらではそれを全くしておらず、サーブでもリターンでも添田くんの2打目に当たるショットで決めにいってますね。
これら以外にも酒井さんは10ポイントぐらいの動画をアップしていますが、ファイナルセット序盤(2-2まで全てブレイクゲームでした)はラリーをしてるんです。
体調が最悪の中でいつもと同じテニスができるはずもなく、ラリーで負けてしまう中、どうすればポイントが取れるのかを考えた結果、相手にミスをさせるためのショットをより早く打つように変えていったのでしょうか。
これらの動画を見て思ったのは「頭脳的だわ・・・」ということ。
(もちろん日ごろがそうではないということではありませんよ!)
そして、ポイントごとにダビデと坂本正秀氏だと思われる歓声が入っているのですが、そのポイントの取り方が「今すべきテニス」をまさにやっているんだなということがよく分かります。
うーん・・・こういう技術的なことはやはりうまく表現できるボキャブラリーがないなぁ・・・(汗)
動画部分の上に出ている Sanwa Tennis Academy & APF Academies という文字をクリックすると、酒井さんがアップした動画や画像が色々みられるので、ぜひチェックしてみてください。
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