ウィンブルドン1回戦(2010ウィンブルドン)




アップが遅くなってしまいましたが、昨晩添田くんの1回戦が行われ、4-6 3-6 1-6 で敗れました。

第1セットは4-5までキープが続き、リターンゲームでもポイントで競ることができていたし、本人もブログで「立ち上がりは上々」と振り返っていますが、この試合でまずブレイクのチャンスが来たのは添田くんの方でした。もちろん相手も必死だから自分がギアを上げたからと言って取れるものではありませんが、たらればになるけど、ここでもしブレイクができていたとしたら、試合はおそらく全く違った展開になったと思います。

WOWOWではセレナの試合を放送していたので、途中合間合間見られたのは第2セット3-4からのサービスゲームと、第3セット1-2からのリターンゲームの最後、1-3からのサービスゲームだけ。わずか10分ほとで総合的には分からないのですが、このサービスゲームはいずれも落としています。一番感じたのは「自信を持ってプレイできていない」ということでした。
それがネットに詰める時の一歩目だったりにミスを恐れずにどんどん打っていけない、という風に影響したのではないかという印象でした。

対してフィッシャーには迷いを感じない。

予選決勝のウィッテンは、日頃出ているチャレンジャーではそれほど結果を出していませんが、グランドスラムやツアー予選ではしっかり勝ちあがっていて、重要な試合でこそプレーのレベルを一段上げることができている。フィッシャーも同様。

添田くんは今回の遠征でコンスタントに勝てていて、想像以上にランキングを上げることができています。
その一方で、得意としないタイプの選手やそうした「一段上げてきた選手」に当たった時に、ちょっと辛口の言い方をすると自分らしいプレーをできずにやられてしまう印象もある。

今回のウィンブルドンは、2007年全豪以来、3年半のグランドスラムです。かつ今回はウィンブルドンです。憧れの地についに立つことができたという感慨は本当に大きかったと思います。でも、その大舞台への経験不足やそれに慣れない緊張がプレーに影響を与えるというのは、もう今回でおしまいにしなくてはなりません。
次また2ヵ月後には全米が迫っています。来週はアメリカに移動してまた試合が続きますが、ここでの結果によっては全米では本戦ダイレクトインの可能性も出てくるし、もしそれができなくても予選トップシードを得ることはできるでしょう。
ここで今度こそ予選を勝ち上がり、グランドスラムを「目標の場所」ではなく「自分の居場所」に変えていって欲しいし、そうすることで、平常心で自分のプレーができるようになれば、また一歩前に進むことができるんだと思います。

予選決勝と昨日の試合と、自分の中でものすごく悔しい敗戦だったので、ちょっと言葉がキツ目になってしまったのだけど、個人的にも添田ファンになって初めてのグランドスラム本戦、本当に感極まるものがありました。

その理由のひとつとして、忘れてはならないことをアップしておこうと思います。

昨日の記事でWOWOW解説者の坂本正秀さんについて触れたのだけど、昨日の試合中、Twitterでこんなことをつぶやかれました。

たくさんの皆様からリクエストのあった添田豪の試合放送ですがどこまでWOWOWが流せるかは約束はできませんが、私が担当するセレナの試合中、もしくは試合後に、良いことあるかもです!私も豪の試合を解説するのが相当楽しみ、神様、お願いします!豪ちゃん、頑張れ!
http://twitter.com/hide_sakamoto/status/16764833036

昨日書いた通り、第1試合の放送カードにかなり納得のいかないものがあり、我ながらイヤなヤツだな~と思いながら、ヒデさんにツイッターでプレッシャーをかけるようなことをコメントしたりしました。そして、同じことをした人が沢山いたのでしょう(笑)
結果、わずか10分弱ではあったけど、実際にプレーを見ることができました。

本当に嬉しかったし、ヒデさんがご尽力くださったことややこうやってファンにきちんと報告をしてくれたことに本当に感謝しています!!
自分のデジカメにおさめた試合中の動画は、サイン入りラケットと同じぐらい、私の中では大切な宝物です。
そして今回、初めて観戦仲間さんのお宅に仲間で集まって観戦をしました。こういう「お祭り」的なこともグランドスラムならではで、いつも家のTVやPCでひとりで見るのとは全く違った楽しさがありました!

添田くんは、錦織くんや奈良くるみちゃんのような揺るぎない自信の中で迷うことなくガンガン攻めたり、突如大爆発するタイプの選手ではありません。
けど、そういう胸がスカっとするような凄さではなく、上手く表現できないのだけど、そのプレイには何か心を打つものがあって、今まで自身が課題としていることを地道に一歩一歩クリアしてここまでやってきました。

今回の予選決勝敗退からのラッキールーザー本戦入りもその歩みのひとつです。
その一歩一歩の積み重ねをこれからも見守っていきたいと思います。


最後になりましたが、今後の試合。
ブログにもあるように、近くアメリカに移動して、来週また試合です。

6/28~ ウィネトカチャレンジャー(アメリカ・イリノイ州)
Outdoor Hard $50K
http://www.northshoreprotennis.com/

Phau, Bjorn GER 100
Russell, Michael USA 102
Devvarman, Somdev IND 104
Dabul, Brian ARG 110
Roger-Vasselin, Edouard FRA 115
Levine, Jesse USA 116
Soeda, Go JPN 125
Ball, Carsten AUS 136
Kim, Kevin USA 142
Witten, Jesse USA 168
Kuznetsov, Alex USA 170
Yani, Michael USA 171
Begemann, Andre GER 176
Smyczek, Tim USA 180
Polansky, Peter CAN 192
Peya, Alexander AUT 194
Lindahl, Nick AUS 206
Cook, Lester USA 211
Guccione, Chris AUS 220
DeHeart, Ryler USA 225
Brugues-Davi, Arnau ESP 231
De Voest, Rik RSA 259
Ito, Tatsuma JPN 261
Reynolds, Bobby USA 264

エントリー状況は今後変わってくると思いますが、現状第7シード。
でも、ウィンブルドン本戦に上がっている選手も入っているし、そういった選手は上に書いたような「重要な試合でこそプレーのレベルを一段上げることができる」人たちです。

でも、日頃の試合でそういう選手に勝つことができれば大舞台ででも自信を持って対することができるはず。
まぁ「千里の道も一歩から」ということです。


---

初めてこのブログを読まれる方、よかったらこちらもご覧ください。

サイト立ち上げにあたって
http://www.go-soeda.info/archives/12




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コメント(6)

  1. 彼の心情を全てわかった上で書いておられるような感じですが、これは豪くん本人に許可を得て記載された内容でしょうか?もしそうでないのであれば、彼の心情が内容と全く違ったものである場合、どのように対処されるおつもりですか?私は本人と面識があり、少なくともあなたよりは彼の本当の思いを理解しています。そして、あなたの記載する内容が全て彼の思いを反映しているものではないこともわかっています。応援ブログであるのであれば、解析よりも、応援メッセージを記載する方が良いのではないでしょうか?某テレビ局への中傷ともとれる内容も見受けられ、たとえば本人がこのサイトをみてしまった場合にショックを受けるのではないかと心配です。
    長い長い遠征で心身共に疲れきっている中で頑張っている彼を支えているのは一ファンの中途半端な解析ではなく、素直な応援です。解析をしたいのであれば直接インタビューをし、彼の本当の気持ちを知った上で本当の事を記載してください。

    tomomi yamamoto

  2. おはようございます。鼻血ブログにおじゃましているみけです。
    こちらで添田選手の日本語インタビュー動画を見つけましたが、ご存知ですか。12分くらいの長さで、試合の感想だけでなくいろいろなことを話してくれています。
    livestream.com/Wimbledon Interview Room 6月22日分のところです。

    みけ

  3. みけさん

    おお!全然知りませんでした!!
    どうもありがとうございます!これほど踏み込んだインタビューはすごく貴重ですね!
    というか、こういうインタビューが載るのって、一部のトップ選手だけなのかと
    思っていました。

    sabumasa

  4. >tomomi yamamotoさん

    メールでお送りしようと思ったんですが、エラーで戻ってきてしまったので、
    こちらで返答させていただきます。

    ご指摘いただいた「心情に関する記述」について、日常的に試合をTVで
    観られる機会もないというのと、技術的な解説ができるほどテニスも上手くない
    ので、ついそういう部分に寄ってしまったかもしれません。

    ですが、私は添田選手を真剣に応援しており、そのプレイに魅せられて自分でも
    テニスを始め、その魅力や活動について少しでも多くの人に知って欲しいと
    自分なりに考えてこのサイトを作りました。中途半端な考えでサイトまで
    作る人などいないと思いますし、その点はご理解いただきたいと思います。

    とはいえ、なにぶん立ち上げたのは先週ですし、ファンサイト管理人としての
    心得など分からないことも多いので、もしよかったらどこが「彼の思いを
    反映しているものではない」のか教えていただけたらと思います。
    今回の試合の敗因がメンタルや経験不足であったことはご本人もブログに
    書いていますし、それに沿った内容にしたつもりなんですが・・・。

    ちなみにWOWOWに対する意見について、ちょっとキツい書き方だったかも
    しれませんが、これは多くのテニスファンの本音だと思います。

    sabumasa

  5. はじめまして。辛口テニスブログをやってます、K(ケイ)です。

    ウィンブルドンは期待していただけに残念でした。放送も少なかったので一概には言えませんが…正直、(残念ながら)期待外れでした。

    ウィッテン選手やフィッシャー選手にあって、彼にないものが確かに存在していることは否めません。一つの要素としてはGP経験の少なさです。
    100位台のランクがあれば2:8~4:6でGPへのチャレンジが必要です。予選負けでもいいのです。運がよければダイレクトで入れる大会もあります。が、しかしエントリー(サインナップ)しなければNo chanceです。虎穴に入らんずば虎児を得ず…です。
    100位に肉薄するランクがある今こそ、捨て身のチャレンジが必須でしょう。それだけに次戦がCHということが残念です。
    前回のチャンス(結果活かせず急降下)の時の教訓を活かさないと彼に明るい未来は期待できないかもしれません。彼自身がそのような危機感を持ってくれていると信じて止みませんが…

    今はザンゲネッティ氏というタフな元ツアー選手をコーチにしていると聞くので大丈夫と信じたいですが、(色んな経済的事情はあるせよ)何故4年前に雇えなかったのか…残念です。彼のツアー生活が後どれだけ残されているかは誰も知りません。ノンビリと見ている余裕は果たしてあるのでしょうか?

    実力があることは3・4年前から実証されていることは疑いないと思います。それだけに未だにCHにいることが歯がゆくてなりません。

    敢えて言いますが…彼に足りないのは「自信」です。実績が伴わなく不安になるのは理解できますが、越えていく為にはオンコートの練習ではなくて、如何にして相手を倒すかをとことんまで追求する姿勢が必要ではないかと思います。伊達さんが満身創痍で元世界一を倒した全仏の試合を見て、彼は何を感じた(見たかな?)でしょうか?

    今の実力で「勝てる」という前提で「如何にして倒すか」を徹底的に分析して実行する意思が必要です。ザンゲネッティ氏がそのサポートを出来ると期待しますが、本来は自分自身で気付いて取り組んでいないといけない問題です。あれだけの技術があるのですから、きっと出来るはずです!

    K(ケイ)

  6. >K(ケイ)さん

    コメントどうもありがとうございます。
    ウィンブルドン1回戦は残念でしたね・・・。

    ポイントを絞ってコメントをすると、現在ウィンブルドン開催中なので来週
    ツアー大会自体がないんですよ・・・。個人的には夏の全米オープンシリーズに
    向けて一旦帰国して少し休んでもいいのにとさえ思います。
    (ちなみに再来週はツアーに予選から出ます)

    一昨年100位目前にまでランキングを上げたことについて添田くんは
    「もうちょっと違うツアーの回り方もあったのかな」と振り返っています
    (出典:テニスマガジン2010年2月号)が、一気にランキングを上げたと
    言っても、レベルの低いアジアのチャレンジャーなどで勝ちまくってポイントを
    稼いだだけで、そもそもランキングに相当する実力を身につけていなかった
    というのが実際ではないかと思います。

    サンギネッティ氏は一昨年まで現役だった鮮度のあるコーチですし、春に
    フューチャーズに出場したのは彼の提案だったようです。試合をこなしながら
    トレーニングを並行して行っていたというのを知った時は、明確な戦略を
    感じたし、すごく信頼できるコーチだと思いました。
    (結果論ですが、そこで稼いだポイントがあったから今回LLに結びついたのだし)

    プロ選手としてのピークがどれぐらい続くかなんて誰にも分かりませんが、
    ベテランにはベテランなりの戦い方があるし、サンギ氏はそれを知っていたから
    30歳過ぎてキャリアハイを更新できたのでしょう。

    今回は残念な結果に終わりましたが、現在もその戦略の過程の中にある
    んだろうし、個人的には夏以降にものすごく期待をしています。
    添田くんにはランキングだけでは表せない「本当の強さ」を身につけて欲しいと
    思います。

    sabumasa

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