スター選手予備軍の通過儀礼!? “ATP University”




ブログによると、豊田チャレンジャー終了後、添田くんは慌しくロンドンに向かったようです。

その目的が今回のテーマである “ATP University” です。
ATPホームページをはじめ、これについて書かれていた記事などから分かったことを紹介したいと思います。


現在135位のマーティン・フィッシャー(ウィンブルドン1回戦の対戦相手)が地元オーストリアのテニスサイト「tennis net.com」に先日発表したコラムによると、このプログラムはシングルスで150位以上、ダブルスで100位以上の選手(ATPのサイトでは『「Division 1」の全ての選手に受講義務がある』と表現していました。初めて聞く名称ですが)が参加対象で、フライトや宿泊施設など必要経費の全てをATPが負担してくれるとのこと。3日間に渡って行われるもので、毎回20~30名程度の選手が参加し、彼も今回参加するようですね。
他にも、ツイッターによると、デバッカーやツルスノフらがこれに参加するとつぶやいています。

内容としては、ATPの歴史や組織構造・ルールといった基本的なことから、アンチドーピング・反買収・社会貢献といった啓蒙的なプログラム、対メディア対策、選手個人としての財務管理、メディカル面・・・といった、プロテニス選手として活動していく中で必要な様々な知識とスキルを専門家も招いての講義やワークショップなどによって身に付けようというもののようです。
つまり、入社数年目の若手社員が社会人としてのスキルアップを目的に参加するセミナー合宿みたいなものですね(笑)

競技全体の長期的なレベルアップを考えた時に若手選手の教育が不可欠と考え、ATP選手協議会が1990年から行っているプログラムで、今年3月の回までに756人が参加したそうです。

2007年11月に行われた際の動画を見つけたのですが、この回の参加者はモンフィス、ツォンガ、チリッチ、ベンジャミン・ベッカー、クエリー、シモン・・・と今となってはえらい豪華です(笑)


参加した選手のコメントも色々紹介されていましたが、多くのテーマについて改めて学び、意見交換する機会は選手にとって貴重な機会であることに加え、参加することの効用のひとつとして、この合宿のような雰囲気の中で多くの選手と交流ができるというのは即時的なメリットとして大きそうですね。
(実際、過去の回に参加した選手が「この機会を通じて多くの友達ができたので、これから練習相手や食事を一緒にする人を見つけるのが簡単になりそう」とコメントしていました)


開講のたびにATPホームページで取り上げている訳でもないようですが、今回のレポートと添田くんの報告を楽しみに待ちたいと思います。


-参考サイト-

Urlaub mit Wellness, ATP-University und Manchester United -tennis net.com 

Twenty Five Players Graduate From ATP University In -ATP
Class of 2009 Graduate ATP University -ATP
ATP University Celebrates 700th Graduate Since 1990 -ATP




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コメント(1)

  1. へぇ、こんな講義があったんですね。
    講義以外にもたくさんの知り合いができるのはいいこと。楽しんでたくさんのプレーヤーと知り合いになって、切磋琢磨できればいいですよね。
    ゴルフの全米ツアーに出るのに、こういうスクールがあるのは知ってましたが、テニスにもあるんですね。

    Reiko In FL

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