バブリンカにも勝ってしまった!ランキング2ケタ復帰も確実!(250チェンナイ準々決勝)




ツアー250大会チェンナイ準々決勝、先ほど終わりました。

vs スタンスラス・バブリンカ(17位/スイス) 6-4 6-4


なんというか、これは夢ではないですよね・・・?(笑)

少し遅れて始まった杉田祐一選手の試合がフルセットの大接戦で、それにかじりついて熱狂しているうちに、添田くんの試合に関する記憶が薄れていってしまい(笑)、何を書いたらいいのか分からないのですが、今日も箇条書きで試合を振り返りたいと思います。

画像元:yahoo! sports


一昨日のドディグ戦と今回の試合は、展開として似た部分があったような気がします。
それはバブリンカのサーブがあまり安定しておらず、セカンドサーブになった時のポイント取得率の高さなのですが、それは添田くんのリターン力ゆえなんだろうけど、ラリーになってからが本当に強い!
以前との違いというのを考えてみると、自分からどんどん仕掛けて優位に立とうとする「攻め」の姿勢が鮮明に見られるということでしょうか。ラリー中の立ち位置も以前と比べて確実に前になっています。
あと、対相手という意味での読みというか、次来るボールへの入り方がすごく効率的になっている気がします。(試合ご覧になったテニスに詳しい方、この辺り解説をいただきたいです)
そして、例えミスをしても攻めの姿勢を止めないというのはものすごく勇気のいることだと思うし、相手へのプレッシャーにもなるのではないかと思います。

最初のサービスゲームで40-15からブレイクポイントを与えるも、ファーストサーブがよく入り、しっかりキープ。バブリンカは序盤サーブがいいところで決まっていたのですが、ダブルフォルトも入り、1-1からのリターンゲームで早速ブレイクに成功。早速訪れたピンチを切り抜け、次のチャンスを生かしたことで、一気に波に乗ることができました。


バブリンカは皆さんご存知の通り、フェデラーの弟分ともいえる選手ですが、一発のショットの精度がとんでもなく高い! 例えばコート外に追い出されてからの信じられないクロスのパッシングがコートの奥深くに見事に入ったり、ロブの精度の高さなど。試合などで自分のポイントだと思ったら相手の信じられないショットが決まり、「そりゃないだろ~」と苦笑するしかないような、そういうプレイです。
そういう部分では技のデパート(と言われてるかは知りませんが)であるフェデラーに通ずるものがあるなと思いました。

一方で、バブリンカは片手バックの選手ですが、もちろん突然ペースチェンジで強打してきたりもするのですが、しっかりそれに対応できていたし、クロスのラリーのペースがそれほど速くなく、バックの正確性が自慢の添田くんには相性がいいのではないかという気がしました。(ラリーという意味ではドディグ戦の方がすごかったというか)


第2セットはともにサーブの確率が下がり、男子の試合ではめずらしい壮絶なブレイク合戦になりました。
1-1から後はずっとブレイクし合いで、普通は先にサーブを打つ方が有利になりますが、そういう状況において先にリターン(をしてブレイクする)の方が有利となり、ひたすらブレイクし合った結果、気が付いたら添田くんのサービングフォーザマッチになっていました(笑)
そして、キープできたら勝ちというプレッシャーのかかるゲームをしっかり取り、勝利です!

添田くんのスタッツも決してよくありませんが、バブリンカはもっとひどかった。
彼もドディグ同様気性の荒い選手のようで、微妙なラインコールに文句をいつまでも言ったり、思わぬ劣勢となったことに冷静さを欠いた部分もあるかもしれないし、もちろん、これが17位の本来の実力だとは思っていません。

それを鑑みても、サーブが入らずにキープできない中でもしっかりブレイクしてカバーし、今週継続中の粘りと攻撃性を継続できている添田くんの勝ちの価値(だじゃれではない)は全く色あせません。


添田くんの目標はフェデラーを倒すことですが、彼を最強のラスボスとすると(すみません、変なたとえで)バブリンカはさしずめその前にいるダンジョンの超強いボス。
応援ブログの管理人としても腕試しのつもりで臨んだ試合ですが、勝つことができて、打倒フェデラーに大きく近づけたような気がします。


ということで、ツアー初の準決勝進出です!!!
明日の準決勝は第1シードのヤンコ・ティプサレビッチ(9位/セルビア)です!!!!!

スイス、セルビアととんでもない国の選手との戦いが続きますが、世界のツアーを賑わせる最高峰の選手たちと、ドロー運が悪くてとかじゃなくて、実力で対戦できているという状況を思うだけで、本当に興奮してきます!!!

予選から含めて明日で7試合目。体力的にもキツくなってくる頃だと思います。

でも、正直そんなこと言ってる場合じゃないです!
これだけの代えがたい最高の経験ができていることに喜びを感じながら、思い切って胸を借りて戦ってきて欲しいです!!!!!


試合は現地時間17:00(日本時間20:30)スタートの第2試合目
このレベルの試合が1時間でさっくりなんてこともない気がするので、22:00前にスタンバイで大丈夫かと思います。

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・・・と、まるで締めのような言い回しですが、まだまだ続きます。
ランキングの話です。


今日の勝利で最低でも90ポイントと予選突破の12ポイントを獲得し、置き換え分を考慮して96ポイント。10万ドルの大会で優勝経験のない添田くんにとっては過去最高の獲得ポイントになりました。

これを加算して現在のランキングに当てはめると99位!!!!!

今週初めて知ったサイトですが、全選手の勝ちあがり状況によりランキングの変動を算出するサイトがあるんですね。
>>Live ATP Rankings
週も後半になると大抵の選手が敗退してポイントが確定しており、下から抜かされる可能性はないようです。
どうも2ケタ復帰は確実のようです。

後は、ここからどこまで上がれるか!です!!!


最後に今日のポイント推移とスタッツです。

【第1セット】

バ ×××○○× 0-1
添 ×○○○×××○○×○○ 1-1 (GPからADに持ち込まれるもしのいだ後はAD与えず)
バ 40-15 ○ 2-1 (BP1本目で決めて勝負強さを発揮)
添 ○○××○○ 3-1
バ ×××○× 3-2
添 ○○○○ 4-2
バ ×○××○○××○×× 4-3 (デュースに追いつくもBPは握れず)
添 ○○○○ 5-3
バ ○××○○××○×× 5-4
添 ×○×○○×○○ 6-4


【第2セット】

バ ××○○×× 0-1
添 ××○×○○○○ 1-1 
バ ○○○×○ 2-1 (ここから壮絶なブレイク合戦の始まり・・・)
添 ○×○×○×○×○×× 2-2
バ ×○×○○○ 3-2
添 ○○○××××○×× 3-3
バ ××○○○○ 4-3
添 ○×××× 4-4
バ ○○○○ 5-4
そ 興奮のあまり記録せず(爆)6-4




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コメント(5)

  1. おめでとうございます! 素晴らしい快挙です!
    興奮しすぎて僕も初コメです。
    とにかく勝ったメンバーがすご過ぎます。
    今後、いつもこんなにうまくいくわけではないでしょうが、
    トップ30位以内の選手と互角に戦える実力があるのが証明できました。
    今日は錦織選手の天敵、ティブさんですが、力いっぱい戦ってほしいですね。
    それにしても・・・杉田選手、惜しかった!

    T.K

  2. 初コメです。楽しいblog発見出来て嬉しいです。
    GOさん、素晴らしい活躍ですね!次はティプさん。しぶといは癖はあるはで大変な選手ですが、頑張って頂きたい!
    杉田選手も惜しかった〜竜馬選手も頑張ってるから、圭君に追い付け追い越せで行って貰いましょう!
    GOさんのバックハンドはホントにお手本になります。って全然出来ないんだけど。
    デ杯もめちゃくちゃ楽しみですね。
    こんなに活躍しちゃうと体力が心配ですが、これからがホントの勝負!フタ桁キープで上に行って貰いましょう!GO!GO!、GO!NIPPON!

    のるのる

  3. ツアー初のSF進出、おめでとうございます。ティプ相手はさすがに厳しかったようですが、去年あたりから日本人選手の活躍の度合いに加速度がついて来てます。そういう意味ではやはりデ杯って大きな意味を持つんでしょうね(添田くんは出なかったけどw)。DAできるとやはり楽なので、2桁を何とかキープして欲しいです。

    あもく

  4. 皆様

    レス遅くなりました・・・。
    チェンナイのふたりは本当に素晴らしかったですね!
    すでにふたりとも全豪の会場入りをしているようで、ストリンガーの細谷さんによると、その表情はこれまでになく明るいみたいです(^^

    今度は日本人4人がグランドスラム本戦!全員が2回戦進出!!!
    ・・・という風になることを期待しております!

    sabumasa

  5. よかったですねえ、ツアーレベルでの上位進出。
    というより、ちゃんと自分から取りにいくポイントが以前よりずっと多いのがよかったですね。まあ、バブリンカ戦はバブがミスってくれるだけにつなぐポイントも増えちゃいましたけど。
    あきらかに体の重かったバブだから、サーブはきっと伸びもなく、添田はリターンできっちり攻めようって決めてたんでしょうね。
    リターンがいい感じでしたね~
    たぶん、いままでもやろうとしててできなかった、次のボールをどうするかのイメージを明確に持って展開を主導しようということが、格上に対してもできるようになってきてるんでしょうね。
    全豪の予選は、むしろ厳しい相手、同様の地位に甘んじていて上に行きたい相手ばかりなのだから、そこはやっぱり、あのストリンガー細谷さんの言うとおり、勝ちたい気持ちをしっかり表現できる奴が上がるんだと思います。
    たぶん、俺はさぶさんとはその辺の考え方は違うと思いますが、しっかりコートで気合いを表現できて、で、よりよい結果を見ることができるといいなあと思ってます。

    rymon

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