観戦離脱… 〜アジア遠征は辛いよ①

先週日曜の夕方の便で成田を発ち、アジア周遊も2週目に突入しています。

韓国のソウル経由でベトナムのホーチミンに入りました。翌月曜まるまるホーチミン観光をして、翌火曜カンボジアのシェムリアップへ。翌水曜に念願のアンコールワットへ参礼し、翌木曜にバスで8時間近くかけて人生初の陸路での越境。夕方前にバンコクに到着したところで準備不周到から海外で危険極まりない野宿か!?という大ピンチに襲われ、それをどうにか回避して23時を回ってやっとこさ宿に到着。
で、翌金曜、バンコク郊外にあるデ杯会場にタイ対パキスタン戦を観に行ったのですが、この道中前日のトラブルとはある意味全く比にならないとんでもない試練に襲われまして、宿を出たのは8時半ぐらいだったのですが、会場に着いたのはなんと4時間後の12時半。。しかし、もはやテニス観戦どころではありませんでした。。
昨日今日とデ杯は続いた訳ですが、結局金曜以降会場に行くことはありませんでした。

木曜金曜の出来事を通じて感じたのは、日々国をまたいで遠征を続ける選手たちがいかに大変な思いをしているかということでした。
これこそが「体感」というもので、今回はデ杯観戦のことではなく、そのことについて書きたいと思います。

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デ杯の会場となったNationai Tennis Development Centreはバンコク首都府の北に接するノンタブリー県にあり、地図を元に机上の計算をすると、バンコク西部にある宿から北におよそ20キロ。チャオプラヤー・エクスプレス・ボート(バンコク西部の移動には欠かせない交通手段です)、国鉄、タクシーを乗り継いで、乗り継ぎなどがもたつくことを考慮しても宿から2時間もあれば充分着くと予想していました。

で、ちょっと遅刻程度の朝8時半に宿を出まして、ボートとタクシーをり継いで国鉄バンスー駅にやってきたのは9時35分。ここまでの所要時間は大体想定通りです。
しかし、切符を買う前に時刻表を見たら、なんと次の列車は13時まで来ないのです!!!前の電車は9:20に行ってしまったばかりでした。。

地図を片手に途方にくれていると案内のおじさんがラクシー駅(会場の最寄り駅/バンスー駅の2つ隣)までは24番のバスに乗るといいよと教えてくれましたが、待てども待てどもその番号のバスは来ず…。
日本みたいに案内板や時刻表があるわけではなく、停留所(と定められているところ)にバスがどんどん来るだけなんです。

時を同じくして、ここでなんと東南アジアの洗礼を受けることになるのです。
とんでもないお腹の痛み、そう、腹下し…。

東南アジアは今回が初めてで、その辺りはかなり警戒して、水は絶対ペットボトル、飲み物は氷なし、歯磨きに至っても口をゆすぐにも歯ブラシを洗うにもペットボトルの水、シャワーでも絶対水が口に入らないように…と万全の注意を払ったつもりでしたが、防ぐことができませんでした。

出国日か5日、ひたすら早起きして、猛暑の中をあくせくと勢力的に動き回り、ガイドもいない完全ひとりの旅ぶらりゆえ夜は翌日のリサーチに追われて連日寝たのは深夜。1日置きに国が変わるという精神的負荷に加えて体の疲労もピークに達してしまったことで免疫が下がってしまっていたのだと思います。。

しかし現実問題として、お手洗いに行ってもお腹の痛みは全く収まらず、とりあえず正露丸は飲みましたが、駅からとても動ける状態ではなくなってしまったのです。。

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まだまだ続くのですが、今回PCではなくiPadのため入力に殊の外時間がかかっていまして、ここで一旦切ることにします。
(デジカメで色々写真を撮っているのですが、それをiPadに繋ぐ手段の準備がないので、写真は帰国後に更新したいと思います!)


写真で振り返る京都遠征

先週の広州チャレンジャー、今週の京都チャレンジャーと、添田くんが上位進出したことや日本人対決が続いたことも関係してか、このところの中では一番の(なんと全豪マレー戦やデ杯カナダ戦前後以上!)アクセスが続いています。
どうもありがとうございます!

という中で、久しぶりの観戦旅行となったこの2日間を番外編ということで写真で振り返りたいと思います。
添田くんの試合中の写真は、室内ということでなかなか上手く撮れず、大会Facedookなどでよく写っているものは見られるので、今回は少し趣向を変えて、色んなものです。

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tonkatsu

添田くんのここぞの試合の前には決まってカツ系の食事を採るようにしています。
ということで、新幹線に乗り込む前に買ったトンカツ弁当www


実は金曜の朝、とんでもない腹痛で目覚ましよりも早く目が覚めました。すぐ京都に向けて出発で宿泊に備えて荷物も多かったので、歩くのがしんどく全く食欲もなかったのですが、薬も飲みたかったし、これも勝利のためと思い、あんまり美味しくない上に冷え切ったトンカツ弁当を渋々食べました。。
現地に着くと先に会場に入っていた添田くん応援仲間が京都限定の八つ橋キットカット(きっと勝つ)をくれたのでそれもセットごとに食べつつ薬を飲み・・・。

余りの激痛に添田くんの重要な試合でなかったら京都行きを止めていたと思うレベルで、万が一のことに備えて現地で病院に行くことになってもいいように保険証も携帯していました。
痛みは今日になってやっと収まってきて、今は体勢によっては全く痛みを感じないほどに回復。一体原因はなんだったんだ?という感じですが、まぁ大事には至らずよかったです。

kushikatsu
金曜日は京都ではなく大阪の観戦仲間さん宅に留めていただいたので、晩御飯は梅田で串カツ(勝つ)。
木曜日はお昼がメンチカツ弁当(2回戦に勝てるよう)で夜がメンチカツパン(守屋戦に早くも備えて)だったので、今週だけで4回もカツを食べてしまいましたwww

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食べ物の話ばかりなのもあれなので、続いてテニスらしい画像も。

遠方に観戦に出る時は決まって現地新聞を買うことにしています。一般紙では取り上げられないチャレンジャーなどでも現地メディアはしっかり取材してくれているので。

paperということで、土曜日の京都新聞には伊藤選手が大々的にクローズアップされていました。

個人的には日本人対決だった添田守屋戦の方がバリューがあるのでは?とも思うのですが、添田くんの勝利後のコメントが「要所でうまくポイントが取れた。準決勝はシビアな戦いになると思うが、気を引き締めて臨みたい」といった感じで載っていました。

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soeda続いて、隠し撮りですみません。
土曜日の試合直前、前に行われていた女子の試合の様子を見に来ていた添田くんに気付き、激写させていただきましたwww


添田くんを評して「自分の世界を作りたいタイプ」といった周囲の人のコメントを読んだことがあります。
ひとりになって集中したい時や周りの人たちとリラックスして過ごしたい時など、自分のペースによって時々なんでしょうが、イヤホンをつけて横の関係者とおぼしき人と少し言葉を交わしながら、10分ぐらいで場内を後にしました。

結果は残念でしたが、守屋戦と比べて試合にはいい感じに入り込めていたように見えたので、それはよかったと思います!

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今年から京都チャレンジャーは会場が島津アリーナ京都(京都府立体育館)に変更になりました。
アクセスは去年までの方が便利だった感も否めませんが、会場そのものという意味では以前と比べてすごく綺麗だし、売店もあったり暖房がしっかり効いていて観客目線で言うといい変更ではないかと思います。

kevinというのとは全く関係ありませんが、場内にいくつか出ていたブースの中にとても珍しいパネルがありました。

スリクソンを使っている海外選手を全く思い浮かべられませんが、アンダーソンがそうだったんですね。
これからは目下急成長中の奈良くるみ選手が大きくクローズアップされることになるんでしょうね^^

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そして、これは会場外なのでさすがに写真は控えようと思いますが、京都から東京に戻る新幹線駅で、とある選手に遭遇しました。
私が添田くん以外で熱く応援している数多くない日本人選手のひとりです。

その選手は数日前に単複負けてしまっているので、ここまで滞在していたことを少し不思議にも思いましたが、会場の地下に練習コートがあるそうで、翌週試合出場もないようなので、練習のために会場に留まっていたのかもしれません。

そこで、その選手は列車の到着をスタッフも従えずひとりで待っていました。
添田くんにもその選手にも思うことですが、来年は同タイミングで開催されるインディアンウェルズに出場できるまでランキングを上げて、もう京都になど来なくてもよくなりますように・・・とその背中を見て心から思いました。


今回はデ杯クロアチア戦以来の観戦遠征となりましたが、本当にほぼ試合観戦だけで全く観光などせず帰京し、春間近の京都を一切満喫することもありませんでした。
(体調のこともあったし、悔しい負けで相当ふてくされてしまい・・・)

今度はどこかの地方になるのか、または海外になるのかは分かりませんが、食べ物も含めてもう少し旅行を楽しみたいと思います。


2日間生観戦して

今日行われた京都チャレンジャー準決勝、伊藤選手と対戦して、 6-7(4) 6-7(2)で破れ、決勝進出はなりませんでした。


伊藤選手はとてもサーブがいい選手ですが、日頃からよく練習もやっている相手だし、試合序盤からリターンは合っていたと思います。私が気になったのは、添田くんがバックハンドをほぼクロスのつなぎでしか使っていなかったことです。伊藤選手のボールが重くサーフェイスが早いからということもあるのかもしれませんが、その代わりに、今まで見たことないぐらいの頻度(試合で20回ぐらい?)でスライスを使っていました。
昨日の守屋戦では全く気にならなかったので、バックのダウンザラインも割と打っていたのではないかと思いますが、今日の練習で全くダメだったのでしょうか?

第1セットは中盤でブレイク先行できたのですが、何かしらの理由で武器のひとつが機能しない状態ではラリーもパワーに勝る相手に押されてしまったような印象でした。。


でも今週は、第1シードとは思えないとんでもないドローだった中で、Wu DIと相性のよくない守屋選手にしっかり勝つことができたし、昨日はなんだか妙に覇気がなく感じてかなりナーバスな中で試合をしていたのがものすごく気になったのですが、今日はそういう感じも特にありませんでした。もちろん悔しいのは間違えないでしょうが、昨日よりも一段も二段の高いレベルで今できることはやりきっていたように見えたので、それをこの目で見ることができたのはよかったと思います!


これで4週の遠征は終了。本人的には体調が整わない中で不本意な部分もあるでしょうが、最後の2週で続けてベスト4。年初からの不調から抜け出す兆しは少し見えてきたのではないかと思います!ポイントも69獲得して一定の成果を得ることができました。


次の遠征は17日から行われるマスターズ1000マイアミの予選からと、翌週24日からのグアダラハラ(メキシコ)チャレンジャーです。
このところのデ杯シフトとでも言うべき遠征の組み方から勝手に次はデ杯のチェコ戦まで休むと思い込んでいたので、この2週のチャレンジはものすごく嬉しく思います!

アメリカ出発まで余り時間もありませんが、少しでもゆっくり休んで次に向けて英気を養って、さらにその後に控えているデ杯に繋げていって欲しいと思います!


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