これが団体戦 ~デ杯WG2回戦進出へ王手!

デビスカップワールドグループ1回戦 日本対カナダ 1勝1敗で迎えた2日目はダブルス1試合が行われました。

日本チームは当初の杉田内山から変更となり錦織内山、カナダチームも当初入っていたポスピシルから昨日添田くんと対戦したダンセビッチに変更になりました。

結果は、日本チームが 6-4 7-6(3) 4-6 6-4 で勝利!!!


多くの人がそうだったんじゃないかと思いますが、正直なところ、この結果は予想外でした。

内山選手は去年のデ杯インドネシア戦と韓国戦のダブルスでプレイを見ましたが、これは・・・と思ったのが率直なところ。でも、年末のHEAT JAPANで観た時は、ボレーの安定性・攻撃性が格段に上がっていました。
戦歴を見てみると、4月の韓国戦以降、18ものトーナメントで40試合以上ダブルスをこなしていますダブルスを得意とする選手と多く組んでいるようだし、全く知らないうちにスポンジのように多くのダブルススキルを身につけていたんですね。

その内山選手自身の成長とダブルスも技術の高い錦織選手がうまくかみ合い、先だっての全豪でミックスダブルスを制したネスター擁するカナダのダブルスを制しました。
急遽ダブルスに入ったダンセビッチがダブルスをさほど得意としていないことや、ネスターが明らかに精彩を欠いていたことなどもあるかもしれません。


でも、要因はともかく、この勝利は内山選手にとっても日本チームにとっても本当に意味のある1勝です!
勝負なのでまだ分かりませんが、日本が初のワールドグループベスト8に向けて大きく近づいたことは間違いありません。

>>デビスカップホームページ(JTA内)

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今日、チームベンチで応援する添田くんのテンションはそれはそれは低そうでした。。
このところのデ杯に賭ける想いというのは再三色んなところで目にしてきたし、その重要な試合の初日に完敗を喫してしまったのだから、無理もありません。。

でも、添田くんが負けてしまってもチームとして勝てればいいんです。誰かの敗戦を他の選手が補い、補われ、そうやって日本チームは再びワールドグループに戻ってきました。


今日の勝利後、添田くんは本当に嬉しそうにしていました。
自分が負けた悔しさがそれで消えるものではないかもしれません。でも、新たな気持ちでまた明日を迎えて欲しいと思います。
日本には大きなチャンスが訪れていますが、添田くんにまたしてもチームの運命が託される可能性だってあるのです。


新たな気持ちで!~デ杯カナダ戦1勝1敗

デビスカップワールドグループ1回戦 日本対カナダ、初日が終了しました。

皆さん結果は存知かと思いますが、今日のシングルス2試合は錦織選手1勝、添田くん1敗の1勝1敗で明日のダブルスを迎えることになります。

今日の負けはものすごく悔しいものでした。
何を書いたらいいのか・・

明日のダブルスはカナダが圧倒的優勢、最終日のシングルス1は日本が優勢・・・つまり、今回もまたしても最終戦で決着が付く可能性が極めて高いのではないかと思われます。
そうなった場合、カナダは初日使っていないポスピシルを出してくると予想しています。

とにかく、添田くんには新たな気持ちで明日、そして最終日に臨んで欲しいと思います。
我々ファンにできることは多くありませんが、明日も明後日も精一杯応援したいと思います!


【祝】日本ワールドグループ復帰!!!MVPはもちろん・・・

デ杯ワールドグループ入替戦 日本対コロンビアの最終日、日本がワールドグループに復帰するためには、錦織添田のふたりともが勝たねばならない・・・という非常にプレッシャーのかかった試合。。。

錦織圭 def. サンチアゴ・ヒラルド(87位) 6-1 6-2 6-4
添田豪 def. アレハンドロ・ファジャ(94位) 4-6 6-4 6-3 6-3

日本チームの3勝2敗となり、2年振りのワールドグループ復帰を果たしました!!!!!

P1050425


錦織選手はもう圧巻のプレイで、今回の出場選手の中で群を抜いた実力を見せ付けてくれました。
というところで最終戦、またしてもチームの運命を託されたのは添田くんです。

今日の添田戦の裏側を詳しくレポートしているTHE TENNIS DAILYの記事によると、コロンビアは錦織戦のふたつを捨て、添田くんから2勝、ダブルスで1勝という作戦を立てていたようです。


試合序盤、添田くんはボールに伸びがありテニス自体は悪くないものの、明らかに硬さが見られミスが多かった。一方、ファジャが早くから添田くんのファーストサーブと相性がよかったのと、とにかく自分からミスをしないテニスで、お互いサービスキープで迎えた4-5からのサービスゲームでブレイクを許し、先行を許してしまいました。
初日が5セットマッチとなったことで、コロンビアにプレイを研究されてしまったということもあるかもしれません。

ただ、添田くんも相手のサーブに全く歯が立たないという感じではなかったし、次は取り返してくれるはずというどこか確信のようなものがありました。
しばしば長いラリーにもなりましたが、添田くんは声を出しながら相手の強打に対抗し、本当に頑張っていました。この試合通じて感じたのは、どんな局面でもボールが深く、むしろ甘くならないように一本一本精魂こめて打ってるようにも見えました。


第2セットからは硬さも取れてきて、バックハンドのダウンザラインの精度が上がっていったような気がします。それにつられるかのようにフォアも自信を持って打て、それがストレートの厳しいところにしっかり決まるようになりました。
そして、ピンチやポイントを先行された時のサーブのいいこと・・・! サーブが頼りになる時の添田くんは調子がいい時です。

この映像は、第2セット5-4からのサービングフォーザセット、15-15からです。
会場のテンションの高さ、添田くんの気迫のこもった様子が伝わるかと思います。

圧巻だったのは、先にブレイクを許した第3セット1-3からなんと7ゲーム連取したことです!

第3セット途中ぐらいからでしょうか、いいポイントを取るたびに小さくガッツポーズをしていました。さらには、中盤以降、ポイント間で何か同じ単語のようなものをひたすら繰り返して発し、自分をひたすら鼓舞し続けていました。


これまでデ杯の試合を何度も見てきましたが、これだけ強い気持ちを感じさせる姿はもちろん見たことがありません。
試合通じて、初日の5セットの影響は全く感じさせませんでした。むしろ今日の方が格段によかったようにも思います。
それから、これまで見てきたデ杯でここまで応援が大きかったのは初めてでした。

デ杯のサイトによると、今日は6675人もの観客が会場を埋め尽くしたそうです。テニスという競技で本来は余りよくないことでしょうが、相手のミスやダブルフォルトで大きな拍手と歓声が置き、チャンスでもピンチでも絶えず声援が飛び、選手をバックアップする態勢もバッチリあったと思います。それから、上に書いたような添田くんのそういう姿も我々観客を熱くさせてくれたと思います。

だからホームの試合で選手は応援を力に変えて頑張れるのかもしれないし、観客も一体感を感じることができます。デ杯はそれでいいんだと思います。

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ドラマチックな逆転勝利の後、添田くんは少し泣いていました。

2007年のルーマニア戦と去年のイスラエル戦はワールドグループの座をかけての戦い、そして去年のクロアチア戦はワールドグループ1回戦の勝利をかけての戦い、添田くんはこれまで幾度となくチームの勝敗をかけた最終試合を負かされてきました。
そして、その全てで勝つことができませんでした。


添田くんはチームの最年長で、誰よりもそういった辛い経験をデ杯でしてきました。
今でも鮮明に残っているのは、去年のワールドグループ入替戦 対イスラエル。懸命の粘りも敵わず、最終戦で敗れてコートを去る添田くんの本当にしょんぼりしたような背中を今でも忘れることはできません。

デ杯ではずっと最前線で戦ってきました。
逆に28年振りにワールドグループ復帰を決めた一昨年のインド戦では、2勝2敗となることを見越して最終戦に温存されましたが、嬉しい誤算で出番が回ってくる前に日本チームの勝利が決まってしまったこともありました。
そんな色んな色んな経験があるからこそ、誰よりもデ杯への想いが強いのかもしれないし、チームから参加を強制されない/ダビデコーチにもどっちでもいいと言われるアジア・オセアニアゾーンにも出場し続けているのかもしれません。

P1050450

分かりにくいかもしれませんが、選手ごとの勝利インタビューを聞いている間、ずっと日の丸を大事そうに体に巻いていました。「日本を背負って戦う」ことではなく、その場で勝つことが添田くんにとってのデ杯なんだろうか・・・と思った瞬間でした。


今日は試合だけではなく、これまでの自分に打ち克つことができたんだと思います。

はーーーーー、私自身、これだけ気分のいい思いができた日はこのところありません。
来年2月は再びワールドグループの一員として、チームはより厳しい戦いの中に身を投じることになります。
ダブルスも含め課題は山積みです。でも、今日は皆で喜びに浸って欲しいと思います。

チームジャパンの皆さん、そして添田くん、本当に本当におめでとうございます!!!!!



最後に・・・
3日間撮った写真と動画をとぅぎゃったーにまとめました

プレイ中は応援に熱中する余り余り写真を撮らない派なので、余計なものも多いですが、他選手やコロンビア陣営などなど、会場に行かれなかった方はWOWOWでは味わえない臨場感が伝わるのではないかと(^^


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