たった今、南昌チャレンジャーの決勝が終了しました。
def. ブラス・カブチッチ(98位/スロベニア) 6-3 2-6 7-6(3)
釜山チャレンジャーに続く今シーズン2度目の優勝です!
昨日書いていた通り、この勝利には色んな意味合いがあるんです。
・もしかしたら1年2ヶ月振りのランキング2ケタ復帰が叶うかもしれません
・カブチッチとの4度目の対戦にして初勝利
・9ヶ月振りにランキング2ケタ選手からの勝利
・ATPポイント555を達成!Go Go 豪的にこのポイントを自力で掴み取るなんてすごすぎる
本当におめでとうございます!!!!!
試合についてはこれから加筆するので、ひとまず速報ということでアップしておきます!
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という訳で加筆。
スコアだけの観戦につき、多くのことは分かりませんが、数字で分かる範囲のことを書き残したいと思います。
【第1セット】
サーブから始まったこのセットはキープ、ブレイクの2-0という素晴らしいスタートを切りましたが、次のゲームをブレイクバックされ、結局タイに。しかし、次のゲームで2ブレイクポイントから相手に2度のアドバンテージを握られるものの、しのいでデュースにしたところでカブチッチが2本続けてダブルフォルトを犯し、再び1ブレイクアップ。
このセットはこのままキープを守り、6-3で先取します。
カブチッチはファーストサーブの確率は非常によかったものの、正直そこ頼みといった感じでポイント獲得率がかなり低く、添田くんはブレイクされたゲームを除くとサービスゲームでほとんどポイントを与えておらず、極めて高い集中力で試合に臨めていたことが予想できます。
【第2セット】
しかし、セットをまたいで形勢が逆転。添田くんのスタッツは全般的に急落し、逆にカブチッチの数字が一気に上がってきました。一時は0-4とベーグルの危機を迎えますが、ひとつブレイクバックして1-4。次のリターンゲームでも2ブレイクポイントがあったのですが、連戦の疲れもあったのでしょうか。あと1本を取りきれないゲームが多く、このセットは逆に1度しかキープができず2-6で落としました。
第1セットを取った後の大失速と言えば、先月のローランギャロス予選1回戦が思い浮かびましたが、このセットも0-4から簡単にセットを捨てない姿勢がスコアから伺えて、体調的な問題ではないとどこか自信を持って見ることができました。
【ファイナルセット】
しょっぱなのリターンゲーム、3ブレイクポイントを1本目で決めたものの、次のゲームをホールドできず1-1に。その後もデュースにまで持ち込んだゲームはありましたが、次第に双方が簡単にキープを続け、タイブレークに向けて双方が体力を温存していることを伺わせるようでした。
タイでゲームが進んでいくと、後攻の選手は3-4のサービスゲームから落としたら負け、という非常にプレッシャーのかかるゲームを続けることになります。という中でも、危なげなくキープを続け、4-5からのサービスゲームではこの試合初めてのエースも出て、どうか余力が残っていますように・・・と祈るような気持ちでタイブレークに突入。
タイブレークポイント推移(サーブはカブチッチから/下線が添田くんサーブ)
○○○×○×○×○○
このところ、添田くんがタイブレークを落とす時、決まって序盤でポイントを与えて相手に余裕を与えてしまう傾向があるような気がします。という中でミニブレイクから入った自分の2ポイントを取った時、これはいけるかもしれない!と思いました。
その後も、リターンで一度も連続ポイントを与えなかったのが本当に素晴らしいと思います。
という訳でアップダウンの激しい試合を見事に勝ちきりました!
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上にこの勝利のすごいところを色々挙げてみたのですが、少し時間が経って改めて考えると、一番価値があるのはやはりランキング2ケタの選手に勝てたことだと思うんです。
今期トップ100選手との対戦は、全豪本戦1回戦でのマレーただひとり(というか最高峰すぎてトップ100という表現は失礼すぎるw)だった訳ですが、一度届きかけたトップ100が再び遠のき、そういう選手と戦うチャンスもなくなってしまい、体調面で思うようなテニスができないことも多かったシーズン前半。得意の芝シーズンで全く結果が残せなかったことも含めて、苛立ちとか不甲斐なさとか色々あったと思うんです。
という中で、チャレンジャー2連勝中と絶好調の選手を大接戦の末倒せたことは本当に大きい!
添田くんは例年、シーズン後半の方が好成績を残している印象があります。
それは持病の喘息のこともあるのかもしれないし、自分の生まれた季節が近いということもあるのかもしれません。添田くんは夏が好きと公言してますしね。
ともかく、この優勝でトップ100復帰にグッと近づきましたが、明日はランキング発表がなく、次の発表(7月7日)で何位になるかはもう神のみぞ知るといったところ。
そして、全米オープンのエントリー締切日である7月14日には、去年の北京チャレンジャー準優勝のポイント(55ポイント)失効があるため、当初の予定通り、しばらくオフを取るということであれば全米も予選からになるでしょう。
でも、この2週間をどう過ごすかは添田くん自身が決めることです。
とにかく、夏を迎える前にシーズン最高とも言える大きな結果を出すことができたのは、シーズン後半に向けて大きな自信になってくれるはず。
添田くんも帰国後、落ち着いたところでブログのアップがあると思うし、もう少し勝利の余韻に浸っていたいと思います。
仕事が繁忙期につきコメントはしてませんでしたが、添田選手の動向は追っていました。よく立て直したと思います。伊藤、杉田の両選手と共に年末二桁ランクで終わってほしいですね。
添田選手!おめでとうございます!!!!!!!!!!
優
2014年6月29日 4:41 PM
555!!!優勝ですね(>_<)
良かった。
豪君love
2014年6月29日 5:42 PM
もう胸熱で、何も言えねぇ、、とはこの事。
茨の道はまだまだ続きますが、嬉しすぎて友達に意味不明なメールを多数送ってしまいました。
teto
2014年6月29日 8:00 PM
全米のストレートインが現実味を帯びてきましたね。ツアー、そしてGSで勝つ添田が見たいです。
けん
2014年6月30日 1:56 AM
優勝おめでとうございます!
そしてATP公式トップページに添田選手の写真と記事が!(ページの一番下ですが…。)
記事によると本人のモチベーションは高いようですね!
みかん
2014年7月3日 10:10 PM