先ほど全米予選1回戦が終わり、
vs Tim Smyczek USA/240位 6-1 6-3 で2回戦進出です!!!
グランドスラム予選恒例というべきなのか(笑)、第1試合のライブスコアはなかなか順調に作動してくれないので、初めてスコアが立ち上がった時は第1セット2-0で、次に更新された時には5-1になっていました・・・
ということで、第1セットはほとんど何も分からないのですが、スコアが立ち上がった時点、2-0でのスタッツを見ると、1stサーブの確率が11本中5本となっていました。
1ゲームで11本というのは、デュースになってから最速でゲームになっても8ポイントで、ブレイクポイントも1回握られたようなので、かなり苦労してキープしたことが伺えます。
しかし、そこをしっかりキープして波に乗り、第1セットあわやベーグルか!?というワンサイドスコアで第1セットを先取。
順序が逆になりますが、5-1からのサービングフォーザセットでは、2セットポイントを握りながら追いつかれ、逆にゲームポイントを2度握られ、ここを取られたら流れが変わりかねないという大事な局面をしっかり逃げ切りました。
これが第1セットのスタッツです。
そして、見事だったのが第2セット。
これは2セット分合計のスタッツなので、差し引きで第2セットの分だけの数字を出してみたら・・・
1stサーブ 19本中15本(79%)
1stからのポイント 15本中12ポイント(80%)
2ndからのポイント 4本中4ポイント(もちろん100%)
第2セットはリターンから始まったので4度サービスゲームがありましたが、つまり、このセットのサービスゲームでは3ポイントしか与えてないのです。
正直添田くんの試合でこんなの見たことないよ!というぐらいの完璧ぶり・・・(笑)
第2セットもブレイクからのスタートでしたが、以降はお互いキープが続くものの、それは拮抗しているというよりも、リターンゲームでは力をセーブして相手に合わせて進めていったのではないか、という余裕さえ感じるスコアです。
その証拠に、5-3からのリターンゲーム。ここをブレイクできれば勝利というゲームで、0-30から30-30に追いつくと、30-40→40-40→AD-40→ゲーム・・・という理想的な展開で勝利を収めました。
セット終盤、リードする選手のリターンゲームでブレイクをして相手を追い込むという展開は、両者の力の差が歴然としている時によく見られるもので、スコアの上ではキープが続くので競っているようにも見えますが、そういう肝心どころで必ずといっていいほど試合が動くので、見ていて「さすがだな~」と感嘆したりするものです。
試合前に思っていたことを率直に書くと、添田くんにとってはこの夏北米での最初の試合だし、実は初めて全米予選に出場し、予選決勝まで行った2007年以降、一度も勝ち星を挙げられていません。
そういう苦手意識もあるかもしれないし、正直今日の試合はかなり競るのではないかと覚悟していました・・・。
が、本当に見事な勝利でした!
記事のタイトルで「一蹴」という言葉を使いましたが、そこまで言っても言い過ぎではないと私は思っているし、応援する側もそれぐらい強固な自信を持って応援するぞ!という気持ちの表れでもあります。
さて、予選2回戦の相手は、Sebastian Rieschick (217位/ドイツ)に決まりました。
今年の京都チャレンジャーで対戦しており、添田くんが6-2 6-4 で勝利しています。
次も期待したいと思います!
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