今年最高のパフォーマンス
2010年10月6日
ジャパンオープン1回戦、
vs ガエル・モンフィス 6-7(10) 4-6
負けてはしまいましたが、本当に素晴らしい試合でした!!
生で試合を見てしまうと、つい1ポイント1ポイントの展開を追うので精一杯で、細かなところまで覚えていられないのですが、Twitterでつぶやいたものなどを見ながら展開を振り返ってみます。
【第1セット】
第1ゲームのモンフィスサービスをブレイクし、2-0からスタート。サービスゲームの度にブレイクポイントを握られつつしっかりキープし、このセットは双方2ブレイクで6-6となりタイブレークへ。1度7-6とセットポイントを握りましたが、追いつかれ、結局10-12で落としました。
【第2セット】
第1ゲームのサービスを落としますが、すかさずブレイクバックに成功し、4-4までタイ。そこからのサービスゲームを落とし、4-5モンフィスのマッチポイントを凌ぎ、ブレイクポイントも握りますが、モンフィスがサーブで凌ぎ試合終了。
前回の記事で「モンフィスのプレースタイルがどういうものなのかよく分からない」と書いたのですが、試合が始まって分かったのは「超人的に守備力の高いストローカー」ということです。
試合は一貫して激しいストローク戦となりました。
早いボールを厳しいところに打ち、モンフィスを徹底的に左右に走らせ、疲れさせるという、この対戦に向けてしっかりプランを練ってきていることが分かるものでした。添田くん自身守備型のストローカーだし、モンフィスがテンポよくどんどん打ってくるので、相性としてもよかったのかもしれません。でもそれ以上に今日はつまらないミスなどもほとんどなく、その作戦を遂行できるだけのショットのクオリティがすばらしく高く、微妙なジャッジなども手伝って思うように先行できないモンフィスがイライラしているような局面も見られ、駆け引きの面でも素晴らしい内容だったように思います。
今日はサーブがとてもよく、後半は1stがなかなか入らなくなっていましたが、そんなもん関係ないとでも言わんばかりのプレイで、とにかく自分に出来る全てを出し切っていることが伝わる、本当に精魂込もった最高のプレイを見せてくれました。
第1セットをタイブレで落とした時点で気持ちが切れてしまってもおかしくない接戦の中、第2セットに入っても集中力・ショットの質・運動量いずれも全く落ちることなくひたすら攻め続け、後半以降、ポイントごとにモンフィスはゼーゼー言って、ぐったりしているような状況になっていました。彼は勝利後もベンチから立ち上がることができずに、数分座ったままだったぐらいです。
という中でもどんなに厳しいボールでも長いリーチと脚力を生かして返してしまうモンフィスはやはり超人的で、ショットの質も落ちず、4-4という肝心どころできっちりブレイクし、ブレイクポイントも凌ぐ辺りやはりさすがの一言です。
でも、試合終盤のモンフィスの憔悴しきった表情はなんか気の毒な感じさえしてきて(笑)、もしも添田くんがこのセットを取ることができていたとしたら、この勝負は全く分からなかったと思います。
この試合はセンターコートでは行われていないし公式サイトにも詳細なレビューが載ることはないだろうというと思ったので、何か試合について核心に触れる言葉が欲しくて、それを一番持っている人、つまり対戦相手のモンフィスのコメントを聞きたいと思いました。(礼儀として対戦相手を称えるようなうわべのものではなく、ここまで自分をヘトヘトにさせた人に対する言葉の中には何かしら本音が込められるのでは、と思ったのです)
ということで、試合が終わったところで、試合を見ていたフランス語の話せる観戦仲間さんを掴まえて「フランス語でモンフィスに添田くんの印象を聞いてみて欲しい」とお願いし、退場のタイミングで聞いてくれました。
が、相当お疲れだったこともあるだろうし、警備員にガードされながらの退場だったので、言葉をもらうことは叶わなかったんですが・・・。
でも、何といっても15位の選手を相手に最後まで自滅することなく自分のテニスを貫き通せたことだけで充分だと思ったし、今年の成長をはっきりと感じることができた試合でした。
そして、勝手な買いかぶりですが、ナダルと錦織選手の裏で決して観客は多くなかったけれど、この試合を見ていた人の多く(私も含めて)は、添田くんがモンフィス相手にここまでできるとは思っていなかっただろうし、そういう人達にも感動とか興奮を与えることができたんじゃないかな、と思います。
まぁ、そんな感じ。
最後に、今大会も添田くんのサポートをしてくれている浜浦トレーナーの今日のブログです。
コーチのダビデ・サンギネッティ氏も、試合中に「今年最高のパフォーマンスだ!!」と絶賛するほど良い出来
だったそうです。
添田くん自身もブログで同じことを書いています。
今日の試合の余韻がなかなか冷めず、今後に向けての言葉なども思い浮かばないのですが、この試合は色んな面でレベルが上がっていることを自分自身実感できたものだったようです。
毎回毎回これだけのパフォーマンスを出すことは難しいでしょうが、今日のプレイに誇りをもって、これからもまた頑張って欲しいです!
明日は錦織くんと組んでのダブルス。
この試合だけ見るためにSS席を買ってしまいました(笑)
直前まで仕事して、滅多に見られないこのドリームペアを堪能してこようと思います。
【追伸】
この記事が本ブログ100回目の投稿になります。
そんな節目をこんなにいい内容に飾れて自分自身も本当に嬉しいし、これからまた頑張って色々書いていきます。
これからもどうぞよろしくお願いします!!
ジャパンオープン練習観戦記(10月2日)
2010年10月3日
ジャパンオープンの予選が始まりました!
予選には日本人選手が多く出るだけでなく、本戦を控えたトップ選手たちの練習を間近で見られるので、本戦と同じぐらい楽しみにしているイベントです。
書きたいことはあれこれあるのだけど、全部書いているとエンドレスになりそう(笑)なので、今日は「練習&会場編」として項目立ててご紹介します。
・添田くんはスペインのDaniel Gimeno-Traverと練習
初めて名前を聞く選手なんですが、今年の全米で3回戦まで行った現在59位の選手です。ポイント形式での練習では残念ながら負けてしまいましたが、間近で見た添田くんのサーブはやはりスピードが増し、以前よりもプレイスメントがよくなっているな、と思いました。安定感という意味ではやっぱり抜群ですね!!
・初「生サンギネッティ」
写真で見るサンギコーチはイケメン。今回生で見るのを楽しみにしてました(笑) というのと同時に添田くんに大してどういうコーチングをするのかすごく興味があったのですが、基本的には静かに行方を見守り、ごくたまに一言二言声をかけている感じでした。
コーチのスタイル、選手の性格、試合前か否か・・・など色々あるんでしょう。
試合当日コーチは観客席から試合を見ているだけだから、サンギコーチの采配(というべきか)を目の当たりにしたい方、明日がチャンスですよ(笑)
・添田くん練習終了後に残されたボールを拝借
選手たちが去った後のコートからギャラリーが出てきたのでふと見ると、ボールを持っていました。・・・と、よく見るとまだ残っている。で、私もササっと拝借してみたのですが、後で観戦仲間さんがスタッフから聞いた話だと、試合球は返さないといけないけど、練習ボールは持ち帰ってもいいんだそうです。
・添田くん&守屋宏紀選手が浜浦トレーナーとトレーニングしている5メートルぐらい横で壁打ち!
有明テニスの森に壁打ちコートがあることを今日まで知らなかったのだけど、上のトレーニングがちょうど壁のすぐ横のコートで行われていて、テニス帰りでラケットを持っていた観戦仲間さんが打ちたいというのでボールを貸した代わりにラケットを借り、5分ぐらい打ちました。
もちろんそんな準備もなく、スカートに裸足だったのだけど(笑)、実に至福のひととき・・・
・伊藤竜馬、タイブレ練習でデルポトロに勝利!
デルポトロはもちろんところどころですごい1本があったり、それを受ける竜馬が「うぉ!」とか言ってしまうような局面もあったのだけど、全体的に見るとテニスとしての復調にはまだかかりそうな印象。半年以上実戦から離れていたのだし、無理もないことです。
でも復帰2戦目にこの大会を選んでくれたことは開催国のファンとして本当に嬉しいし、ジャパンオープンが復調へのきっかけになってくれればと思います。
・デルポトロが行く先にはギャラリーが付いていく
これにはちょっと笑えました(笑)
ナダルやロディックといったトップ中のトップ選手がまだ到着していない今、やはり去年のグランドスラム覇者というのはファンへのインパクト大なんですね。
・錦織圭選手への応援メッセージ@Wilsonブース
その時一緒に会場を回っていたのが錦織圭選手ファンだったこともあり、Wilsonブースに行ってみると「チェキを撮って応援メッセージを贈ろう」というイベントをやっていたので、これに参加してきました。
細かくはうろ覚えなんですが、錦織くん1回戦の日(確か)に先着5000名に写真入りの応援うちわも配るそうです。錦織くん2年振りの出場ということで、Wilsonは今回かなり頑張ってますね。
adidas や Yonex にも頑張って欲しいなぁ・・・!
練習コートではこういう風景を本当に目の前で見られるし、試合当日になると選手もピリピリしていたりして写真やサインをくれないことも多いけど、練習の時であれば、大抵の選手が応じてくれます。勇気さえ出せばちょこっと話もできたりするし。(と言ってもナダルとかがどうかは分かりません)
練習は本戦期間中にも外のコートで行われているので、試合観戦中の休憩なども兼ねてこういうコートを散策してみると本当に面白いですよ(^^




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