ロンドンオリンピックへの道(2)
2012年3月10日
予めお詫びすると、今日は辛口というか少し本音を書こうと思います。
敗戦当日は仕事で久々にタクシー帰宅になってしまい、ブログを書く体力もとてもなかったのですが、翌日になっても何も書く気になれず・・・。
でもまぁいつまでも敗戦をひきずっていても仕方がないし、そろそろ次の大会の応援に向けて切り替えをしなければなりません。
水曜日の1回戦の試合を観戦した添田くん応援仲間の人に印象を聞いたところ、デ杯のドディグ戦には到底及ばない調子だったという返事が返ってきました。
今だから書きますが、京都チャレンジャーで上位進出するのは難しいだろうと思っていました。今回の遠征もこれで4大会目。これまで数年に渡って活動を追いかけてきて、心身的に一番キツくテニスのレベルが下がるのがこの辺りだろうという気がしたし、先週のシンガポールで決勝まで行ったことも、結果的に今週にかける負担を大きくすることになったかもしれません。
加えて、今年に入って現在10週目ですが、数えてみたら今週含めて8大会に出場しています。
これはいくらなんでも多すぎる。
コンディションが整っている時であれば、ツアーでも充分通用する力を持っていることは今年の結果が証明していると思います。
でも、それと、連戦が続く中で安定して高いパフォーマンスを発揮できるかは別の話です。
アジアのチャレンジャーを回ることで、予選とは言えトップシードで臨めるアメリカのマスターズ1000への挑戦を不可能にしてしまったことについて、思うところのある人は多いと思います。
でも、100位を突破して以降、高いレベルで戦い、そこで勝てるようになりたいと言い続けて来た添田くんが、手を伸ばせば届くかもしれないオリンピックに出るためにあえてその選択をしたのであれば、それを応援しようと思います。
ということであれば、来週なんとしても結果を出さねばなりません。
敗戦後にアップされた越智コーチのブログの文面から、体調不良などではなく何か反省点があったせいで本来のプレイができなかったことが伺えて、少しホッとしました。
今週2回戦で敗れたことで、来週に向けて少し時間ができました。
それを幸いと捉えたいと思います。
来週が泣いても笑っても今遠征の最終週、もう1度気持ちを入れなおして頑張って欲しいと思います。
------------------------------
少し前、5月末までのチャレンジャーカレンダーが発表されていました。
オリンピックエントリー締め切り(6月11日)までの大方の日程をこれで予想することができます。
・3月12日週 平果CH/中国(エントリー済み)
・3月26日週 ル・ゴジエCH/グアドループ(エントリー済み)
・4月2日週 タラハシーCH/アメリカ(エントリー締め切り 3月12日)
・4月9日週 レオンCH/メキシコ(エントリー締め切り 3月19日)
・4月23日週 高雄CH/台湾(エントリー締め切り 4月2日)
・5月7日週 釜山CH/韓国 もしくは アテネCH/ギリシャCH(エントリー締め切り 4月16日)
・5月14日週 ボルドーCH/フランス(エントリー締め切り 4月23日)
・5月21日週 出場できる大会なし
・5月28日~ ローランギャロス
・6月4日週 ノッティンガムCH/イギリス(エントリー締め切り 5月14日)
・6月11日 オリンピックエントリー締め切り
4月8日マスターズ1000のマイアミが終われば、ツアーの大会はクレーシーズンが始まりますが、すでにエントリーリストが発表になっているクレーシーズンの第1戦は、本戦から出られるランキングにも関わらずエントリーしていませんでした。
クレーの大会を避けようとすると徹底的にハードのチャレンジャーを回るしかなく、おそらくこういった感じになるのではないかと思います。
5月14日週のボルドーCHはクレーです。今の時点でローランギャロスのダイレクトインは確実なので、ギリギリのところで1大会は調整も兼ねてクレーに出るのではないかと思われます。チャレンジ最後の大会となるノッティンガムCHは芝の大会です。
オリンピックのエントリー締め切りまでに出られる大会は来週の平果も含めて9大会程度。
失効ポイントも考慮すると、この間で240ポイント程度稼がねばなりません。出場する全てのチャレンジャーでベスト4になれば240~50ポイントにはなりますが、ポイント獲得大会が増えるということは、置き換え分として引かれるポイントも多くなり、効率的ではないのです。それ以前に全部ベスト4なんて余りにも現実的ではない。
多少ムラがありながらでも、時々優勝もしくは準優勝、と1大会ごとの獲得ポイントを多くしたほうがいいのです。
ロンドンオリンピックへの道(1)
2012年2月26日
来週からシンガポール、京都、平果(中国)とアジアのチャレンジャーに3週続けて出場します。
年初からの好調によるランキングの上昇により、ヨーロッパのツアー500大会や春のアメリカマスターズなど、予選からとはいえ好位置で出場ができるまでに上がりました。
ですが、それがあるタイミングにアジアのチャレンジャーに出場します。
特に本人と近しい訳でもなさそうな濱浦貴光コーチのブログでなぜかそれがテーマになっていますが、コメント欄を読むと思うところのある人は多いようですね。
今日はそれについてです。
これは添田くんのひとつの言葉尻をほじくり出して繰り広げる推論なのですが、ロンドンオリンピックが念頭にあることは間違いないと思います。
私は現地で観戦をしており見ていないのですが、WOWOWで放送されたデ杯クロアチア戦後のインタビューで、(私の知る限り)初めてそれについて言及したようです。
私もつい3ヶ月ぐらい前までは、添田くんには全く縁のないどこかの大会のような認識でいたのですが、今季始めから続く好調でシーズン初頭からわずか1ヶ月半で40位もランクを上昇させました。この調子でいけば・・・みたいに無責任なことは言えませんが、少なくとも目指して届く範囲の中にはあるのではないかと思うし、さすがに4年後というのは余り現実的ではなく、添田くんにとっては今回1回きりのチャンスです。
ITFのオリンピックページによると、シングルスで出場できるのは64人。1ヶ国最大4人までと決まっており、内訳は、ランキング枠56人(ダイレクトイン48人、ITF推薦8人)、ITF推薦枠が6人、ワイルドカードが2人だそうです。
つまり、ランキングの時点で確実に出場を決めるには48位以内に入っていなければなりませんが、強豪国は上位に選手が集中しており、5番手以降は推薦枠にも入れないため、その分が繰り下がってチャンスが廻ってくる訳ですね。
全ての選手を洗い出すのは難しいので、思い付く強豪国で、5選手以上を要する国がどれだけあるのかざっとチェックしてみました。
あくまでも現状ではという参考の話ですが、ドロー数と同じ64位までの間で調べてみると、スペイン6人(23位マルセル、25位ベルダスコ、47位フェレーロなど)、アメリカ1人(61位ブレーク)、フランス2人(28位ベネトー、50位ロドラ)と、少なくとも9人は抜けることが分かりました。
それを単純に当てはめていいものかは分かりませんが、57位ぐらいに入ることができればダイレクトインが期待できることが分かります。
また、JOCのロンドンオリンピックページによると日本人男子は2枠あるようです。
とはいえ、前回の北京では男子は錦織圭選手しか出場しておらず(確か推薦枠だったと記憶しています)、各国が申請する推薦枠の中から篩いにかけられるということだと思われるので、限りなくダイレクトインに近いライン、60位ぐらいには入っておきたい。このボーダーラインは70位ぐらいではないかというものも見かけましたが、「推薦枠」の基準が全く分からない以上、ひとつでも上のランクの方が有利であることは間違いありません。
気になるエントリー締め切りですが、ローランギャロス終了翌日の6月11日です。
この締め切りまでに60位辺りにいるためには、今後のポイント失効を鑑みると、あと3ヶ月半で約280ポイントを得なければなりません。
3月に続けて行われるアメリカハードのマスターズ1000大会が終わるとツアー大会はクレーシーズンに移行します。去年までと同じようにクレーを避けてスケジュールを組むとなると、大会の選択肢は一気に狭まり、効率的な遠征もできなくなってきます。
今ポイントをしっかり積み上げておくことで、現時点で本戦ダイレクトインは安全圏といえるローランギャロスだけでなく、その先のウィンブルドンでの本戦出場も現実のものになるし、夏のハードコートシーズンでも本戦から出場できる大会は増えてくると思います。
280ポイントというとちょっと気の遠くなるような数字ではありますが、例えばこの3大会で優勝・準優勝・ベスト4だとすると、約160ポイント加算できます。
(簡単に言うようですが、私は添田くんならそれができると思っているので・・・)
添田くんも今年で28歳、テニス選手の中ではベテランの域に入ってきました。
遅咲きで大成した選手はいくらでもいるし、添田くんがこれからそういう選手たちの仲間入りをしてくれればと切に思います。
だからこそ、試合選びはこれまで以上に慎重であるべきなのかもしれないし、上(ここではツアー優勝を指します)を目指すのであれば大会を通じてのパフォーマンス力が重要で、やたら予選にトライするというのは、少なくともこれからの添田くんにはそぐわないのかもしれません。
最後に、なぜオリンピックにこだわるのか・・・まぁそれは言わずもがなですよね(笑)
シンガポールCHのドローが発表されましたが、1回戦は月曜日に入らず、火曜日になると思われます。
今日の記事が思ったよりも長くなってしまったので、シンガポールについては明日書くことにします。
最近のコメント