ダブルスは終電ギリの逆転勝利!

添田錦織組ダブルスの試合は23:40過ぎに終わり、4-6 6-3 10-3 と逆転勝利で2回戦に進出です!


あくまでも個人的な感想ですが、2人のプレイスタイルあるいは性格的な意味での属人性によるものなのか、前半はペアとしての未熟さを感じずにはいられませんでした。
でも、ふたりが余りかみ合っていなかった序盤から、少しずつコンビネーションが生まれ、シングルス巧者ふたりという組み合わせゆえの見事なショットが炸裂し・・・と試合の展開そのままに観戦側にもそのテンションが伝わり、観客を本当の意味で味方につけていったように思います。


去年のジャパンオープンでも終了がすごく遅い日があったんですが、それでも22時台には終わったような記憶があり、セット間だったか、松岡修造氏が何度も終電の時間をアナウンスしているのはちょっと笑えました。そしてすごく助かりました(笑)
試合終了とともに会場を飛び出したので、勝利インタビューを聞くことができなかったのが残念ですが、錦織くんはすごくハキハキと答えていたそうで、このふたりで掴んだ勝利をシングルスへの自信につなげて欲しいと思います。


添田くんはこの勝利で、去年のジャパンオープンに続いて、2年連続のダブルス2回戦進出です。

今日同じく試合があった鈴木貴男・松井俊英ペアは同じくスーパータイブレークの末破れ、日本勢男子の勝ち残りは単複含めて彼らペアだけとなりました。

明日また2回戦が入るようです。
シングルスからの連戦かつ終了時間が遅すぎてなかなかゆっくり休めないでしょうが、また明日頑張って欲しいと思います!



今年最高のパフォーマンス

ジャパンオープン1回戦、

vs ガエル・モンフィス 6-7(10) 4-6

負けてはしまいましたが、本当に素晴らしい試合でした!!

生で試合を見てしまうと、つい1ポイント1ポイントの展開を追うので精一杯で、細かなところまで覚えていられないのですが、Twitterでつぶやいたものなどを見ながら展開を振り返ってみます。


【第1セット】
第1ゲームのモンフィスサービスをブレイクし、2-0からスタート。サービスゲームの度にブレイクポイントを握られつつしっかりキープし、このセットは双方2ブレイクで6-6となりタイブレークへ。1度7-6とセットポイントを握りましたが、追いつかれ、結局10-12で落としました。

【第2セット】
第1ゲームのサービスを落としますが、すかさずブレイクバックに成功し、4-4までタイ。そこからのサービスゲームを落とし、4-5モンフィスのマッチポイントを凌ぎ、ブレイクポイントも握りますが、モンフィスがサーブで凌ぎ試合終了。


前回の記事で「モンフィスのプレースタイルがどういうものなのかよく分からない」と書いたのですが、試合が始まって分かったのは「超人的に守備力の高いストローカー」ということです。

試合は一貫して激しいストローク戦となりました。

早いボールを厳しいところに打ち、モンフィスを徹底的に左右に走らせ、疲れさせるという、この対戦に向けてしっかりプランを練ってきていることが分かるものでした。添田くん自身守備型のストローカーだし、モンフィスがテンポよくどんどん打ってくるので、相性としてもよかったのかもしれません。でもそれ以上に今日はつまらないミスなどもほとんどなく、その作戦を遂行できるだけのショットのクオリティがすばらしく高く、微妙なジャッジなども手伝って思うように先行できないモンフィスがイライラしているような局面も見られ、駆け引きの面でも素晴らしい内容だったように思います。
今日はサーブがとてもよく、後半は1stがなかなか入らなくなっていましたが、そんなもん関係ないとでも言わんばかりのプレイで、とにかく自分に出来る全てを出し切っていることが伝わる、本当に精魂込もった最高のプレイを見せてくれました。

第1セットをタイブレで落とした時点で気持ちが切れてしまってもおかしくない接戦の中、第2セットに入っても集中力・ショットの質・運動量いずれも全く落ちることなくひたすら攻め続け、後半以降、ポイントごとにモンフィスはゼーゼー言って、ぐったりしているような状況になっていました。彼は勝利後もベンチから立ち上がることができずに、数分座ったままだったぐらいです。
という中でもどんなに厳しいボールでも長いリーチと脚力を生かして返してしまうモンフィスはやはり超人的で、ショットの質も落ちず、4-4という肝心どころできっちりブレイクし、ブレイクポイントも凌ぐ辺りやはりさすがの一言です。

でも、試合終盤のモンフィスの憔悴しきった表情はなんか気の毒な感じさえしてきて(笑)、もしも添田くんがこのセットを取ることができていたとしたら、この勝負は全く分からなかったと思います。


この試合はセンターコートでは行われていないし公式サイトにも詳細なレビューが載ることはないだろうというと思ったので、何か試合について核心に触れる言葉が欲しくて、それを一番持っている人、つまり対戦相手のモンフィスのコメントを聞きたいと思いました。(礼儀として対戦相手を称えるようなうわべのものではなく、ここまで自分をヘトヘトにさせた人に対する言葉の中には何かしら本音が込められるのでは、と思ったのです)

ということで、試合が終わったところで、試合を見ていたフランス語の話せる観戦仲間さんを掴まえて「フランス語でモンフィスに添田くんの印象を聞いてみて欲しい」とお願いし、退場のタイミングで聞いてくれました。
が、相当お疲れだったこともあるだろうし、警備員にガードされながらの退場だったので、言葉をもらうことは叶わなかったんですが・・・。

でも、何といっても15位の選手を相手に最後まで自滅することなく自分のテニスを貫き通せたことだけで充分だと思ったし、今年の成長をはっきりと感じることができた試合でした。
そして、勝手な買いかぶりですが、ナダルと錦織選手の裏で決して観客は多くなかったけれど、この試合を見ていた人の多く(私も含めて)は、添田くんがモンフィス相手にここまでできるとは思っていなかっただろうし、そういう人達にも感動とか興奮を与えることができたんじゃないかな、と思います。


まぁ、そんな感じ。

最後に、今大会も添田くんのサポートをしてくれている浜浦トレーナーの今日のブログです。

コーチのダビデ・サンギネッティ氏も、試合中に「今年最高のパフォーマンスだ!!」と絶賛するほど良い出来

だったそうです。
添田くん自身もブログで同じことを書いています。

今日の試合の余韻がなかなか冷めず、今後に向けての言葉なども思い浮かばないのですが、この試合は色んな面でレベルが上がっていることを自分自身実感できたものだったようです。
毎回毎回これだけのパフォーマンスを出すことは難しいでしょうが、今日のプレイに誇りをもって、これからもまた頑張って欲しいです!



明日は錦織くんと組んでのダブルス。
この試合だけ見るためにSS席を買ってしまいました(笑)
直前まで仕事して、滅多に見られないこのドリームペアを堪能してこようと思います。



【追伸】
この記事が本ブログ100回目の投稿になります。
そんな節目をこんなにいい内容に飾れて自分自身も本当に嬉しいし、これからまた頑張って色々書いていきます。
これからもどうぞよろしくお願いします!!


1回戦はモンフィスと!

土曜日にドロー抽選が行われ、1回戦の相手は大会第5シードのモンフィスに決まりました。

去年のベルディヒ同様、少し厳しい相手になりましたが、せっかくトップ選手が来日する年唯一の機会。どうせ見るなら彼のような上位選手との対戦を見てみたい気もするし、すごく楽しみです。

とはいえ、このモンフィス、「ベースライン深くにおり、ずば抜けた身体能力を生かしてもの凄い姿勢で打つ」というイメージが余りにも大きすぎて、実は私にはこれというプレイスタイルをイメージすることができないというか、どういう試合になるのか全く予想が付きません。
きっと打っても打っても拾われまくるんだろうなぁ・・・。

今日から本戦が始まりましたが、今日には予定が入っていないので、1回戦は明日になると思われます。
そのつもりで昨日、ようやく1回戦のチケットを買いました。


そして、今回錦織圭選手と組んでのダブルスでワイルドカードも出ました!
明日シングルスの試合が詰め詰めになっており、今回はロディック、モンフィス、ガスケなど単複両方出場の選手も多いので、この試合は明後日水曜日になると読んでます。
そして、テニスに興味のある同僚に水曜日休んで一緒に行こうと説得中・・・(笑) 


>>大会公式サイト


Loading

!!!!! オススメ動画 !!!!!

adidas Tennis | Go Soeda | Yasutaka Uchiyama
(動画上の文字部分をクリックするとフルサイズで見られます)

アーカイブ

カレンダー

2024年4月
« 10月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

記事カテゴリー

「もう一度。」 添田豪を絶賛応援するブログ is powered by WordPress | WP Theme by One in a Million